2023年10月22日(日)
『山野歩』
<金剛山>
<カトラ谷~山頂~伏見峠>
[コースタイム]
◆[金剛登山口] 8:57 → 9:15 [車止め] → (黒栂谷道) → 9:54 [カトラ谷・出合] → (カトラ谷) → 12:34 [山頂広場(お昼)] 13:20 → 13:22[転法輪寺] → 13:29[葛城神社] 13:35 → 13:41 [一ノ鳥居] → 14:09 [伏見峠] → (念仏坂) → 14:58 [ロープウエイ前バス停]
◆所要時間:6時間01分
<カトラ谷をなんとか完登する>
今年の8月20日に、イワタバコを探して妙見山の初谷渓谷を歩いた。しかし見当たらなかった。がっかりして、“タマゴ&キバ”の処に設置してある椅子に腰掛けていると、
「川の水嵩があって渡れない」と言って戻って来られた年配の男性2人と女性2人組から、金剛山のカトラ谷に行けば、イワタバコは見られますよと教えて頂く。
また以前に、同じ初谷渓谷の道で、ヤマシャクヤクは、カトラ谷で見られると聴いたことがあったので、来年の4月と8月に、カトラ谷に行ってみようと考えた。
昭文社の解説文によるとカトラ谷は、「短い沢登りになるのでグレードは中級、とくに第三の滝の巻き道はハシゴ、源頭部はロープ頼りとなる」との記載があり、
今の僕に歩けるのだろうかと思い、来年の春に来る前に下見をしておく必要があるのではないかと、先月の24日にやって来た。
しかし24日の、カトラ谷に至るまでの黒栂谷道は花盛りで、花と戯れている間に時間が経過してしまい、カトラ谷に入ったのが11時55分であった。
上さんに渡してきた、その時の計画表と比して既に1時間40分も遅くなっていた。
順調に歩いても、金剛山山頂広場到着が15時になってしまうので、バスの最終時刻に到底間に合わないと思い、
カトラ谷出合より少し前進した処で、立った儘の姿勢でお昼にして20分間休憩する。
13時なれば引き返すことにして、偵察も兼ねてホンの少し前進すると小さな滝が現れ、
左手にロープが設置されていた。ロープ頼りでそこを上ったのだが、身体力に自信がないゆえ、そこで引き返した。
そして今日は、何が何でも完登したいと思い、24日よりも1時間早くやって来た。
前回と比して、黒栂谷道に咲く花は極めて少なく、シラネセンキュウ始め、アキチョウジなど数種類のみで、計画よりも早くカトラ谷に到着する。
併しだ、一つ目の滝をロープ便りで上って以降道が狭くなったり、踏み跡が判然としない処もあったりするようになる。
怖かったのは、沢の流れまで30㍍くらの高さの道幅が狭い所を歩かねばならない時であった。
張ってあるロープをしっかりと握り前進する。ロープが其処彼処に設置されているので、安全ではあるのだが、慎重に慎重にと呟きながら足を運ぶことが度々であった。
カトラ谷を下るのは難しいゆえ、登り切る必要があるとの思いで懸命に前進した。途中、6人に抜かされる。
傾斜が緩くなると、ちょっとした面積の平坦地に飛び出した。そこで一人の男性がお昼にしておられ、
「上は人でいっぱいだから、此処まで下りて来た」「春には此処に、ニリンソウがいっぱい咲くんです」などとおっしゃった。
最後の急坂を上り切ると、大勢の人が集う広場に飛び出す。
しかしそこは、山頂広場という様子ではないので、お昼にしておられた方に教えてもらい、山頂広場に到着すると、やはり老若男女で溢れていた。
山頂広場に設置されている気温計は「7度」で、陽射しがないこともあり寒気を感じるので、坐る処もないということもあり終始歩きながらお昼にする。
その後、転法輪寺、葛城神社へと進み、一ノ鳥居を潜り、伏見峠より計画通り念仏坂を下る。
15時過ぎのバスに乗りたいと思い、しっかりとした下り道を懸命に歩くが、幸いこむら返りに陥ることはなかった。
しかしバスに乗ってからこむら返りが生じ、慌てて芍薬甘草湯を一服呑むと、治まってくれた。
『山野歩』
<金剛山>
<カトラ谷~山頂~伏見峠>
[コースタイム]
◆[金剛登山口] 8:57 → 9:15 [車止め] → (黒栂谷道) → 9:54 [カトラ谷・出合] → (カトラ谷) → 12:34 [山頂広場(お昼)] 13:20 → 13:22[転法輪寺] → 13:29[葛城神社] 13:35 → 13:41 [一ノ鳥居] → 14:09 [伏見峠] → (念仏坂) → 14:58 [ロープウエイ前バス停]
◆所要時間:6時間01分
<カトラ谷をなんとか完登する>
今年の8月20日に、イワタバコを探して妙見山の初谷渓谷を歩いた。しかし見当たらなかった。がっかりして、“タマゴ&キバ”の処に設置してある椅子に腰掛けていると、
「川の水嵩があって渡れない」と言って戻って来られた年配の男性2人と女性2人組から、金剛山のカトラ谷に行けば、イワタバコは見られますよと教えて頂く。
また以前に、同じ初谷渓谷の道で、ヤマシャクヤクは、カトラ谷で見られると聴いたことがあったので、来年の4月と8月に、カトラ谷に行ってみようと考えた。
昭文社の解説文によるとカトラ谷は、「短い沢登りになるのでグレードは中級、とくに第三の滝の巻き道はハシゴ、源頭部はロープ頼りとなる」との記載があり、
今の僕に歩けるのだろうかと思い、来年の春に来る前に下見をしておく必要があるのではないかと、先月の24日にやって来た。
しかし24日の、カトラ谷に至るまでの黒栂谷道は花盛りで、花と戯れている間に時間が経過してしまい、カトラ谷に入ったのが11時55分であった。
上さんに渡してきた、その時の計画表と比して既に1時間40分も遅くなっていた。
順調に歩いても、金剛山山頂広場到着が15時になってしまうので、バスの最終時刻に到底間に合わないと思い、
カトラ谷出合より少し前進した処で、立った儘の姿勢でお昼にして20分間休憩する。
13時なれば引き返すことにして、偵察も兼ねてホンの少し前進すると小さな滝が現れ、
左手にロープが設置されていた。ロープ頼りでそこを上ったのだが、身体力に自信がないゆえ、そこで引き返した。
そして今日は、何が何でも完登したいと思い、24日よりも1時間早くやって来た。
前回と比して、黒栂谷道に咲く花は極めて少なく、シラネセンキュウ始め、アキチョウジなど数種類のみで、計画よりも早くカトラ谷に到着する。
併しだ、一つ目の滝をロープ便りで上って以降道が狭くなったり、踏み跡が判然としない処もあったりするようになる。
怖かったのは、沢の流れまで30㍍くらの高さの道幅が狭い所を歩かねばならない時であった。
張ってあるロープをしっかりと握り前進する。ロープが其処彼処に設置されているので、安全ではあるのだが、慎重に慎重にと呟きながら足を運ぶことが度々であった。
カトラ谷を下るのは難しいゆえ、登り切る必要があるとの思いで懸命に前進した。途中、6人に抜かされる。
傾斜が緩くなると、ちょっとした面積の平坦地に飛び出した。そこで一人の男性がお昼にしておられ、
「上は人でいっぱいだから、此処まで下りて来た」「春には此処に、ニリンソウがいっぱい咲くんです」などとおっしゃった。
最後の急坂を上り切ると、大勢の人が集う広場に飛び出す。
しかしそこは、山頂広場という様子ではないので、お昼にしておられた方に教えてもらい、山頂広場に到着すると、やはり老若男女で溢れていた。
山頂広場に設置されている気温計は「7度」で、陽射しがないこともあり寒気を感じるので、坐る処もないということもあり終始歩きながらお昼にする。
その後、転法輪寺、葛城神社へと進み、一ノ鳥居を潜り、伏見峠より計画通り念仏坂を下る。
15時過ぎのバスに乗りたいと思い、しっかりとした下り道を懸命に歩くが、幸いこむら返りに陥ることはなかった。
しかしバスに乗ってからこむら返りが生じ、慌てて芍薬甘草湯を一服呑むと、治まってくれた。