山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

妙見山・初谷渓谷~日蓮宗霊場~上杉尾根

2023年12月16日 | 山野歩
2023年11月12日(日) 
『山野歩』
<妙見山>
<初谷渓谷~日蓮宗霊場~上杉尾根>
[コースタイム]
◆[妙見口駅]9:00 → (初谷渓谷) → 9:49 [タマゴ&キバ] 10:15 → (初谷渓谷) → 12:02 [分岐(車道に合流)] → (暫くで、左へと山道に入る) → [妙見大菩薩・鳥居] → 12:35 [妙見山・霊場裏口) → 12:47 [妙見山・三角点(660.1m)] → [星嶺の横・休憩所(お昼)] → [妙見山・山上駐車場] 13:43 → (稜線展望コース・上杉尾根) → 15:49 [妙見口駅]
◆所要時間:6時間49分
<目的はシロミノヤブムラサキの果実>
今日の妙見山山行の目的は、“シロミノヤブムラサキ”の果実をカメラに収めることであった。
6月18日にやって来たときには白い花が咲いていたゆえ、間違いなく生っているだろうと思い、“タマゴ&キバ”の処にやって来た。
三か月前の8月20日に、“イワタバコ”にかかわる掲示板がかけてあるところより、初谷川を渡渉し、
対岸の岩場辺りを探したが見つからなかった“イワタバコ”と違って、
今日の“シロミノヤブムラサキ”の白い果実は、期待通りに僕の眼前に現れた。
白い果実を嬉々として撮影した後、妙見山へと、脚腰に負担がかからないようにゆっくりとした歩みで前進する。
度々現れる初谷川の渡渉場所では、トレッキングポールに身体を預けバランスをとり、靴を殆ど濡らすことなく流れを渡る。
それは今の季節、降雨が少ないゆえ水量も少ないお陰だろうか。
今朝、NHKラジオ深夜便で放送された今日の誕生の花が“ヤクシソウ” だったので、
“ヤクシソウ”が咲いていないだろうかと探しながら歩き続けたが、残念ながら見当たらなかった。
初谷川沿いの道で見掛けたのは、峠が過ぎた“マツカゼソウ”のみで、晩秋ゆえ、仕方がないよなと思いつつ歩いた。
そんな中、10人位の老若男女に追い越される。
今日は寒かった。上半身はヤッケも含めて4枚着ていたが、最後まで1枚たりとも脱ぐことはなかったし、手袋もはめた儘であった。
また、脚にこむら返りが生じなかったこともあり、ポカリスエットは一滴も飲まず仕舞いであった。
日蓮宗霊場境内に入り直ぐに目に留まったのは“ナンテン”の赤い果実。ところがその横に、黄色っぽい実もあったのでカメラに収める。
帰宅して植物図鑑を開くと、“シロミナンテン”としての記載があった。
日蓮宗霊場境内を通り、三角点を踏みに行くときに、パラパラと雨が降り始めたが直ぐに止んでくれ、以降降ることはなかった。
その後、星嶺前を通り、その横にある椅子が設置されている、いつものちょっとした広場で、“イチョウ”の落ち葉が拡がった処で、のんびりとお昼にするが、
釣瓶落としの秋の日ゆえ、16時には下山したいよなと思い早目にそこを離れる。
階段を下り、能勢妙見山の鳥居を潜り、広い駐車場中を通り、その端より“稜線展望コース・上杉尾根”に入る。
初谷渓谷は、杉や檜を主体とした常緑樹が多いので、紅や黄の色彩はあまり見かけなかったのだが、上杉尾根もけっして多くはないのだが、紅や黄の色彩が時折現れる。
一ヶ所景色が拡がった処では、カメラを向けることとなった。
上杉尾根を半分以上下った頃、中高校生くらいの男子3人が、カナヅチに似た道具を持って歩いていたので、
「何をしているんですか?」と問うと、「クワガタムシを100匹あまり飼っている」
「その籠中にこれを入れるんです」と言って見せてくれたのは、掌くらいの木切れであった。
クワガタムシはひっくり返ると起きられない、そこにその木切れがあるとそれを利用して起き上がるのだと言う。
彼らは、倒木して間がない樹木より、幹の中にある綺麗な木切れを取り出しているのであった。「オオクワガタが欲しいんです!」という言葉もあった。
もう暫くすると町中という山中を下るとき、柿の木が目に留まった。町中にも柿の木があったのだが、
山中の柿は渋柿で、後者のそれは富有柿のように思えたのだが、定かではない。
それより10分くらい下ったときに“アケボノソウ”が現れた。もしかすると、“アケボノソウ”を目の当たりにするのは2度目かも知れない。
一度目は3年前に行った霊仙山だったのを明確に覚えている。
町中に下りてきて最初に眼に留まった花は小さなアサガオ。帰宅して植物図鑑参照の結果、“マルバアサガオ”だろうとの結論に至った。
解説に「熱帯アメリカ原産で各地に帰化する」などと書かれていた。
次は、金網で囲われたちょっとした広場に群生していた“フジバカマ”だ。
この“”フジバカマは、春にやって来たときに吉川自治会の数人方が、この広場で何か作業をしておられる。
そこで、何をしておられるのだろうかと、金網越しに眺めていると、代表と思われる方が、「この広場で“フジバカマ”を育てる」
「花が咲く頃になると、何十頭もの“アサキマダラ”が“フジバカマ”に寄って来て乱舞する」とおっしゃったのだ。
それで、そこに咲いている花が、僕であっても“フジバカマ”だと解っていた。さて、今年は“アサキマダラ”がやって来たのだろうか。その様子を見たかったものだよなと思った。
僕は“フジバカマ”をカメラに収めたことがないので嬉々として撮影する。
コメント
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