山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

7年連続の交野山(お袋のリュックサック)

2013年01月12日 | 山野歩

Sii386

◆撮影:2010年1月1日、交野山頂にて

201311日(火) 

7年連続の交野山』

[コースタイム]

[交野駅]520 [機物神社]→[白旗池]→645[交野山]715→[白旗池]→ [機物神社]825[交野駅]

<お袋のリュックサック>

元旦に初日を拝みに交野山へ行くのは今年で7年連続である。そして、2011年の元旦より僕はお袋のリュックサックを担いで初日の出を拝みに行くようになった。そのリュックサックはお袋が生きているときにお袋の承諾を得てお袋からもらったもので、僕がそれを担いだのは、2012年の元旦とそして今日の僅か三回だけだ。その薄茶の平凡なリュックサックをお袋は何度背負って近所の方と低山に行ったのかは知るすべもないのだが、もしかすれば両手の指を折って数えられるくらいの回数であったのかもしれない。併しいずれにしても、お袋が逝った今、そのリュックサックを背負うとき僕は、お袋が僕の傍らに居るような気がしてならないのだ。今朝そのリュックサックを背負うとき、「初日を一緒に拝みに交野山へ行こうな」とお袋に語り掛け自宅を後にした。ところで、そのリュックサックは僕にとって余りにも小さくて、また真に使い勝手がよくないものだから、山野走や山野歩には不向きで普段利用することはまったくないのが現実である。

交野駅から住宅街を抜けて東方へ歩くのは僕一人だけだ。例年なら “源氏の滝”が近づく辺りにやって来ると、暗い中、多くの人々が何処からとなく集まってくるのだが、今朝は殆ど人の気配が無かった。併しだ、交野カントリークラブ入口には例年の如く守衛さんが立ち、初日を拝みに交野山へ向かう人々の為に門扉を開放して下さっていた。

それより急勾配のS字カーブのアスファルト道を上るのだが、いつものことだが僕は後から来る人々に次から次へと抜かれることになる。やっとの態で“白旗池”に到着すると、其処には大勢の人が集っていた。それからひと頑張りで交野山頂なのだが、上り階段の途中に大阪平野が望める処、展望が利く処があり小さなベンチがある。そのベンチに腰掛け小休止し、街の明かりが灯る眼下の景観と頭上の月をカメラに収める。

狭い交野山頂は軽く二百人を超す大勢の人々で溢れていた。当然のことながら、見晴らしが利く大岩上も超満員であった。けっして十分とは言えなかったが、隙間を縫って大岩上に立ち上がり日の出を待った。東方峰上に僅かに雲が棚引くのみで、頭上には一点の雲も無かったのだが、その僅かに棚引く雲が太陽の昇るのを最後まで邪魔することとなった。

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