2024年06月30(日)
『山野歩』
<赤目四十八滝>
<赤目滝入口~布引滝~荷担滝~岩窟滝・往復>
[コースタイム]
[赤目滝バス停] 10:17 → [日本サンショウウオセンター] 10:40 → 10:44 [不動滝] → 11:38 [千手滝] → 11:47 [布引滝] → 12:36 [百畳岩] 13:00 → [荷担滝] → 13:39 [琵琶滝] → 14:00 [岩窟滝] 14:05 → 16:08 [日本サンショウウオセンター] → [赤目滝バス停]
◆所要時間:5時間28分
<“キツネノサカズキ”をカメラに収める>
昼頃には雨が上がるという予報であった。
3週間振りにやって来た赤目四十八滝渓谷は、何処となく薄暗く、激しい川音が鳴り響いていた。
水量が多いからだろうか、布引滝は今までとは違った様相を見せていた。
川の流れの中に落っこちたなら、見てる間に、水流にのみ込まれてしまうのだろうなと思うほどの流れであった。
川の恐ろしさを体験した、もう何十年もの前の、沢登りで起こした山岳事故が脳裏に蘇った。
午前中は予報通り降雨が続いたが小雨だった。
そして予報通り午後に入ると雨は止んでくれ、持って来た傘は杖替わりになった。帰路、陽射しが届き始めるがそれは瞬時のこと。
今日、我が眼に留まった花は、赤目滝バス停より、サンショウウオセンターに至るまでの左手にあったハンゲショウと、
百畳岩の手前で繁茂していたドクダミのみで、その他の開花する花の収穫はゼロであった。
花にカメラを向ける時間が少なかったからだろう、最終到達地点の岩窟滝に14時に辿り着く。
岩窟滝の休憩所にぶら下がっている気温計は22度を示していた。
半袖シャツ1枚で、至極ゆっくりと歩いたからだろうか、それとも気温のお陰だろうか、汗をかくことはなかった。
帰りのバスの時刻が気になって、その休憩所にほとんど留まることなく、
往路で見落としている花がないだろうかと、周囲をキョロキョロと見ながら歩き続けたが、残念ながら、最後まで花が目に留まることはなかった。
ところで、往路のこと。日本サンショウウオセンターより少し歩いたところで、腰を下ろし、苔が蒸したところに向かって、スマホを懸命に触っている女性と、男性がおられた。
何を撮っておられるのかと問うとキノコとのこと。
そして、女性はお母さんで、男性は息子さんで、お母さんの住いは和歌山。
息子さんがこの度名張に住むことになり、引っ越しの手伝いで、お母さんが名張まで出て来られたとのことであった。
この親子の勢いに促されて僕も、その場で3種類の茸をカメラに収めたのだが、その中の1種を“キツネノサカズキ”だと明確におっしゃった。
それは、5㍉くらいのほんとうに小さな茸であった。
お母さんは、熊野古道にかかわる二か所の案内もしてくださったのだが、残念ながら覚えられなかった。
今日の赤目四十八滝は辛い歩きとなった。
それは、寝違いで数日前より首の右側というか、肩との付け根部分がかなり痛かったのだが、
なかでも帰路に入ってからが、更に痛みが増し、ザックを担いでいるのが辛くなり、
ザックの右側の肩掛け部分を、肩より外して歩かざるを得なかった。
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