2024年08月28日(水)
『ヤマハハコ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花と花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ヤマハハコ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「純情」でありました。また、次のような解説もありました。
「ヤマハハコと聞いて花のイメージが直ぐに浮かぶ方は、山登りが好きな方ではないでしょうか」
「山登りとまでは言わなくても、山が好きでハイキングに行くような方は、もしかしたらよく見かけているかも分かりません」
「高山植物の一つで、ちょっと高い所に咲く花、ヤマハハコは、白いコロッとした花で、
そんなに目立つ花ではないのですが、とても密やかに咲きます」
「その雰囲気で、もしかしたら花言葉が純情になったのではないでしょうか」
「町中でそうしょっちゅう見る花ではないのですが、
ドライフラワーにして、ヤマハハコを使っていらっしゃる方も結構いらっしゃいますので、あれかと、写真を見て思われるかも分かりません」
「白い花弁のように見えるのが総苞片と言われるもので、ほんとうの花は、白い花弁に見えるものの真ん中にある、黄色い部分が花です」
「小さな花がたくさん固まって咲いているということですが、葉っぱは細くて、兎も角きゃしゃな感じの、
そして結構背が高くなる花で、ハハコグサというのは、黄色い花なので、ハハコグサとはちょっと違うんですが、
似た感じで、山にあるハハコというところで、ヤマハハコというふうになったようです」
「高山植物なので、山に生えているのは当然かと思うんですが、河原で見るカワラハハコというのがあって、
ヤマハハコよりはちょっと早く、8月から10月くらいに咲きます」
「これがまた可愛らしい花で、よく似てます」「白い総苞片に黄色い花があって、葉っぱも細いというところはそっくりです」
「そのカワラハハコにヤマハハコ、両方とも白い総苞片と、真ん中に黄色い花があり、そしてそれがたくさん付いて華やかさを出している」
「その学名を見ると、ギリシャ語で真珠という意味がある学名が付いているということで、
黄色い花が見える前に、ちょっとふっくらと、まん丸に見えるような蕾が真珠に見えるんで、真珠という意味の学名が付いたんだそうです」
「コロッとした蕾、そして咲いてくると、真ん中の黄色い部分が見えてくるヤマハハコ、
詳しく言うとホソバヤマハハコというのもあるんだそうですし、様々な似たような種類があるんだそうですが、
道端にあるハハコグサとの違いは、お花が黄色いハハコグサに、周りが白くて、真ん中だけ黄色いのがヤマハハコです」などと。
この見出し画像の[ヤマハハコ]は、2002年08月17日に、涸沢より上高地へと下山するときに撮影したものです。
当時の山日記に次の記述がありました。
「入山時には見落としていたのだろう。キク科の花の群落が路傍に広がる。黄花の甲斐宝香、白花の山母子も然り。
これらの花達には謝らねばならない。折角出迎えてくれているのに知らぬ顔して通り過ぎてしまって…」
「明神を過ぎて暫くで、サカハチチョウに出合う。ゆったりと羽を広げて見送ってくれた」などと。
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