2024年07月28日(日)
『山野歩』
<ささやまの森公園>
<清閑な樹林帯は僕の独り占め>
[コースタイム]
[我が家] 8:35 → 10:34 [ささやまの森公園] → [ささやまの森・活動拠点]11:20 → [湖岸の散策路・入口] 11:45 → (湖岸の散策路) → 13:13 [隠し田] → 13:40 [ハンノキ観察デッキ] 14:40 → (アカマツ林の散策路) → 15:42 [炭焼小屋] → 15:50 [オオムラサキ飼育ケージ] → [水車小屋] → 16:05 [ささやまの森・活動拠点]
◆所要時間:4時間45分
<園内の四分の一くらいしか歩けなかった>
本来なら、昨日より車中1泊、山小屋2泊で白山に行っている筈であった。併しだ、行けなかった。
それは、上さんが良い顔をしなかったのと、自身の身体能力に自信がなかったからだ。
腰痛で山頂を踏めなかった2年前の白山山行。
登頂を諦め、白山室堂よりの下山時、案内によると、登山口まで3時間とのことであったが、
腰が痛くて、それに18時間も要し、白山室堂を朝6時にスタートして、夕方より雨が降り始めたなか、登山口着23時47分という、
上さん始め、娘にもたいへん心配をかけた初めての白山山行は、一生忘れられない山行となった。
そんななか、先月の10日にネットで見た“珍しい「3府県境」あり!
山頂からの「大パノラマ」&「古代ご神体岩」 絶景の「深山」登山レポ”という記事を思い出した。
深山という山は以前から知っていて、一度は上ってみたいと思っていた。
また今日は、僕が自由に使える一日ゆえ、“ささやまの森公園”という処より入山できるようだし、
しっかりとした駐車場もあるようだし、公共交通機関利用では日帰りは難しいというところで、車を走らせた。
ささやまの森公園の活動拠点施設で頂戴した園内マップには、地図の右端に、「至深山(790.5m)(約2時間)」と書かれている。
さて、僕の脚では3~4時間はかかるだろう、さすれば、往復に6~8時間は要するに違いない。
すると下山時刻が19時が廻ってしまうゆえ、ちょっと無理があるのではと思考し、思い出したのが、
ネットの「見どころいっぱい、兵庫県立ささやまの森公園」という記述であった。
そこで今日は一日、“ささやまの森公園”を楽しもうと決める。
頂戴した園内マップを見て、左端の“湖岸の散策路”から歩き始めるが、“ハンノキ林”へと向かう道は、
マップには“なだらか”と書かれているのだが、僕にとってはけっしてそうではなかった。
「観察デッキからの眺めが楽しめます」と園内マップに記されている処の椅子に腰掛け、お昼にして1時間休憩する。
眼前の池の向う岸にスーッと立ちあがる樹木が、ハンノキなのだろうと思いつつ、“ハンノキ林の自然”という解説板を見ながら、
その景観を1時間楽しむが、その後の行程は、僕にとっては更に厳しいものとなった。
上り道になると、度々立ち止まり、杖に身体を預け、これから進む道を茫然と眺めることが多くなった。
園内の散策路を歩き始めたときには、園内の全行程を歩くつもりであったのだが、結果として、その四分の一くらいしか歩けなかったのではないだろうか。
またその間、誰にも会うこともなく、清閑な“ささやまの森公園”は僕の独り占めであった。
活動拠点施設へと戻り、「今日歩いたのは樹林帯のみゆえ、草花に出合うことが殆どなく、仕方がないよなと思うのですが、
掲示してある写真のような花々は、何処に行けば見られるのでしょうか」と尋ねると、
事務所の方が「鹿の食害で少なくなってしまった」「日が暮れるとこの辺りまで、鹿がやって来る」などとおっしゃったのだ。
椅子に坐り休憩していると、男性職員の方が、花が付いている樹木の枝を持って来てくださったので、カメラに収める。
しかしその名称が分からないので尋ねると、図鑑で調べてくださり、“クサギ”であることが判明する。
ところで、山中もしんどくてたいへんだったが、帰路、車の運転をするときも至極たいへんだった。
運転中に、脚にこむら返りが4度も生じ、その度に車を止められる処を懸命に探し、車から降りて直立姿勢で脚を伸ばし、慌てて芍薬甘草湯を服用すると、暫時治まり始めるのだ。治まったなら道上を暫くの間歩かねばならなかった。
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