[オーム岩]より琵琶湖を望む
2017年10月08日(日)
『比良山系』
<リトル比良>
『所要時間:8時間57分』
[コースタイム]
◆[北小松駅]8:20→8:43[登山口]→9:40[涼峠]→10:30[寒風峠]10:40→11:49[鵜川越]→12:20[岩阿(いわ)沙利山(じゃりやま)]12:45→13:40[鳥越峰出合]13:45→[オーム岩]→14:44[鳥越]→15:06[岳山]15:15→16:05[白坂]→16:55[音羽(大炊神社)]→17:17[近江高島駅]
<けっしてリトルではなかった>
一昨日から昨日にかけての降雨ゆえ、トレッキング靴を履いてきて正解であった。
[涼峠]を過ぎて[寒風峠]へと辿る道と、[岳山]を過ぎて[音羽]へと向かう道で、道が一部川と化し運動靴では厳しいところが続いた。
また、靴擦れ対応補修の結果を見たいということもあり、トレッキング靴でやって来た。
その[寒風峠]へと向かう湿地帯の傍を流れる小川で魚釣りに興じる年配の方に出合った。
「小さいけど、イワナがいる」「下の方にはアマゴがいる」「この歳になると、沢登りはできない」と、髭を生やしたその方はおっしゃった。
[鳥越峰出合]を過ぎて暫くでやって来た[オウム岩]、そこには二つの大岩があり、
[オウム岩]とは如何なる理由で名付けられたのだろうかと岩下まで下りて見上げたりしてみたが分からない。
大岩上からの眺めはなかなかのもので、眼前に透明感のある琵琶湖が拡がった。
[岳山]への上りで脚が攣り始め、“シャクヤクカンゾウトウ”を一袋服用すると、幸いそれ以降攣ることはなかった。
[岳山]裏の岩中に観音様が鎮座する祠があり、[石造観音三尊・元嶽岩屋観音]という札があり、孫三人の健康と安全を祈願する。
今日は花に出合えそうにもないと思い始めていたとき、もう少しで[鵜川越]かなという処で[リンドウ]が現れた。
次は、[鳥越峰出合]を過ぎて暫くのところで嬉しい二度目の出合いがあり、その総数は15輪くらいだったろうか。
それより10分ぐらい後に[オケラ]が2輪出現した。
昭文社に書かれていた「岳山から音羽への下りに気を付けることである。最後の長い下り道は予想以上に疲れる。
ザレ場や礫のごろごろしている部分もあるので、足をくじかないよう注意して歩こう。」という文章に納得しながら下山することとなった。
下降路は足元がほんとうに悪く、こけないように注意しつつ至極ゆっくりと歩き続けた。一部ではシダが覆って足下が見えないところもあった。
僕にとってここは、けっしてリトルではなかった。