野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松井稼頭央、すっかり守備の人(21日・シェイスタジアム)

2006-06-08 20:20:00 | New-York Mets
 前日(20日)のサブウェイ(地下鉄)シリーズ第2戦(GAME-2)では、【延長10回裏】マリアーノ・リヴェラからレフト前ヒットを放った松井稼頭央。この日の第3戦(GAME-3)では【3回裏】先頭で第1打席が回ってきたが、平凡なサードファウルフライ。前日のレフト前ヒットのイメージだったか?

 先制点はニューヨーク・ヤンキース。【4回表】デレック・ジーターが三遊間を抜いて、2点を先取。しかしその裏ニューヨーク・メッツは一発攻勢で逆転に成功。カルロス・デルガド(15号3ラン)とデヴィット・ライト(6号ソロ)の連続ホームランで「4対2」。松井の第2打席はその【4回裏】に回ってきたが、1-OUT1塁で平凡なセカンドゴロを打って、併殺(ダブルプレー)。一気呵成のムードを萎ませる効果的な(?)バッティングだった。

 しかし守備では魅せる。【5回表】1-OUT1塁でセンターに抜けようかという当たり(グラウンダー)にスルスルとフレームインしてきて、バックハンドで追いついて、グラブから右手に早業で移して、ショートストップ・ホゼ・レイエスにトス。レイエスから1塁に転送されて、ダブルプレー成立! 見事なプレーだった。守備ではいいのだが……すっかり守備の人、松井稼頭央。

 第3打席は【6回裏】2-OUT2塁のチャンスで巡って来たが、いい当たりのショートゴロ。一瞬、地元シェイスタジアムの観衆(56,205人)も沸いたが、一瞬だった。これも前日のレフト前ヒットのイメージだったのかもしれないが、ジーターへの正面の打球だった。
 この日は3打数ノーヒット。これでバッティングのいいライヴァルが現れたら「危うし」だな、と思っていたが、(後日)本当に現れたようだ。それは思わぬところから、思わぬ選手が……

松井稼3の0も守備で魅せる メッツ接戦制す (MAJOR.JP)

松井稼頭央、同点タイムリー!(19日・シェイスタジアム)

2006-05-31 21:07:29 | New-York Mets
 松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)のいない“サブウェイ(地下鉄)シリーズ”。第1戦(GAME-1)はヤンキースが初回にいきなり4点を先制して、先発(スターター)は、ランディー・ジョンソン。ヤンキースの楽勝か、と思われたが、その裏メッツも3番カルロス・ベルトランの3ラン(11号)で1点差に迫って、サブウェイ対決。地下鉄同士が激突している!?

 松井稼頭央は初回の守備で、0-OUT1,2塁、4番アレックス・ロドリゲスが3塁線を破ったが、急造レフトのホゼ・ヴァレンティンの2塁への送球が短かったにも拘らず、身体をダイヴさせて、A-RODにタッチして、OUT。微妙なタイミングだったが、松井の身体を投げ出すプレーが塁審の心を動かした。これでチャンスの芽を一つ摘んだのだが、4失点。

 初回に回ってきた第1打席では、初球を打って、レフトライナー。これはいい当たりだった。この日は7番に入った松井。左腕ジョンソンが相手だから、右打席に入って、メッツの対「左腕」用のシフトに入る。
 第3打席は【3回裏】に回ってきたが、ジョンソンのスライダー(85MPH)をセンターに打ち返して、これもいい当たりだったが、センターフライ。

 試合はヤンキースが【3回表】に1点を付け加えるが、その裏メッツも6番・ザビアー・ネイディの2ラン(9号)で「5対5」同点。典型的な“シーソーゲーム”の展開。しかし、一方のスターターが、268勝のジョンソンだけに彼の苦悩は深い……
【4回表】ヤンキースがすぐさま勝ち越すが、【5回裏】1-OUT1塁で、ホームランを打った6番ネイディがセカンドゴロに倒れて、本人ガッカリ。2-OUT2塁になるが、ここで『燃えろドラゴン!』のテーマ曲。「1-2」に追い込まれるが、粘って「3-2」にして、ジョンソンのスライダー(87MPH)を捉えて、三遊間を破るレフト前ヒット! 「6対6」価値ある同点タイムリー、だ。

 最終の第4打席は【8回裏】先頭打者でドラッグバントを試みたが、ピッチャー正面に転がってしまい、地元シェイスタジアムの観衆(56,289人)からは少々不満のブーイング。依然「5対5」の同点。均衡を破る為にも、何とか出塁しようという意欲。その試みは良かったのだが……こういうのを巧く決めて見せれば、地元ファンの信頼も得られるのだろうが……。

 試合は【9回裏】ヤンキースの守護神マリアーノ・リヴェラから、2番ポール・ロデューカがダブル(2塁打)を放ち出塁し、5番「勝負強い」デヴィット・ライトがセンター・オヴァーを放って、ウォークオフ(サヨナラ勝ち)! 究極のシーソーゲームをメッツがモノにした。実力伯仲の両チーム。ひょっとしたら、秋にこの対戦が見られるかもしれない。

松井稼、ジョンソンから値千金の同点打 (MAJOR.jp)

松井稼頭央、一人蚊帳の外からの脱出!(10日・シチズンズ・バンクパーク)

2006-05-25 21:08:08 | New-York Mets
 再びROADに出たニューヨーク・メッツは「2位」フィラデルフィア・フィリーズと「首位攻防」3連戦(5月9日~11日)。緒戦を「4対5」で落とした「首位」メッツは左腕エース、トム・グラヴィンを立てて、必勝を期す。
 初回2点を先行した後、その裏1-OUT後、2番チェイス・アトリーを歩かせるが、3番アーロン・ロワンドをショートゴロ。(ショート・ストップの)ホゼ・レイエスのトスを素手(ベア・ハンド)で受け取った(セカンド)松井稼頭央がチャージ(スライディング)を巧みに避けながら1塁へ送球して、ゲッツー! 見事なプレーだった。

 その松井。【2回表】0-OUT1塁で第1打席が回ってきて、ここはウォーク(四球)を選んで、9番グラヴィンのサクリファイス(犠牲)バントで2,3塁。1番レイエスは倒れたものの、2番ポール・ロデューカがライト線にダブル(2塁打)を放って、2者還って「4対0」。メッツは「2番」ロデューカが効いている。マイク・ピアッツア(サンディエゴ・パドレス)がいなくなった代わりに「いい」キャッチャーを手に入れた。

【3回表】メッツはさらに2点を追加して、松井の第2打席。0-OUT2,3塁のチャンスだったが、ここで浅いセンターフライに倒れて、犠牲フライも打てない稼頭央! この後、9番ピッチャーのグラヴィンが、左「対」左をモノともせずに、左中間を深々と破るダブルを放って、2点追加。さらに1番レイエスがレフトスタンドに2ランホームランを放って、「10対0」。圧倒的なメッツ!

【4回表】早くも第3打席が回ってきたが、あえなく平凡なセカンドゴロ。ここまで「0-2」。スターティング(先発)メンバーの中で唯一人ヒットがない。
【5回表】先頭のグラヴィンがピッチャー強襲、ゴロで抜けるセンター前ヒット! このバッティングが松井に欲しい。打率(AVG).320。これも松井に分けてあげて欲しいが……この後、3番カルロス・ベルトランがセンターオーヴァーの快打(ダブル)を放って、「12対2」。

【6回表】1-OUT1塁で第4打席。初対面のピッチャーにヘルメットを脱いで、律儀にお辞儀していたが、その甲斐なく(?)あえなくボテボテのセカンドゴロに倒れて、ゲッツーこそ防いだが、未だ唯一人ノーヒットが続く松井。律儀な性格はいいが、その性格が禍して、生存競争の激しいメジャーリーグでは適応し切れていないのかもしれない(?)。

 そして巡ってきた第5打席【9回表】フィラデルフィアの“モップアップ”(敗戦処理要員)のフリオ・サンタナからライト前へクリーンヒット! 松井独特の撫ぜるようなスウィングだったが、これでようやく、一人蚊帳の外からの脱出。蚊帳の内に分け入って、2番ロデューカの浅いセンターフライで還って来て、13点目のHOMEを踏んだ。「13対4」メッツ快勝の日。

松井稼、6試合連続ヒット メッツ17安打で圧勝 (MAJOR.jp)

松井稼頭央、好守で貢献!(5日・シェイスタジアム)

2006-05-23 21:56:20 | New-York Mets
 ニューヨーク・メッツが「宿敵」アトランタ・ブレーヴスをHOMEに迎えた3-GAME SeriesのGAME-1。初回に先制を許すものの、その裏3番カルロス・ベルトランがライトスタンドにソロホームラン(6号)! 久々にベルトランの気持ちのいい一撃を見た。
 ダッグアウトに戻って、祝福される彼を見ながら、2004年オフシーズンの争奪戦で、もしニューヨーク・ヤンキースがベルトラン獲得に成功していれば、ジョニー・デーモンは長髪を切ることなく、あのままボストンに残留したかもしれない。人の縁は奇なり、と思った。

 その後「2対2」の同点。【6回表】アトランタが1-OUT1塁でジェフ・フランコーアが盗塁! キャッチャー「弱肩」ポール・ロデューカの送球は3塁側に大きく逸れるが、素早く捕球して左腕でタッチするセカンド松井稼頭央。間一髪「OUT」の判定。松井を指差して、賞賛するロデューカ。
 微妙なタイミングで、「OUT」を宣告されたフランコーアも苦笑いしていたが、とにかく松井のプレーが良かった。タッチしたグラブを高々と掲げて、あの大きな目で自信たっぷりに球審を見た松井。VTRで見れば、フランコーアのタッチの方が速く見える。これは松井の『演技賞』モノ。日本での10年のキャリアは伊達ではない、ことを証明した。

【6回表】に2点を勝ち越したアトランタが【7回表】にも2点を追加して「6対2」。尚も1-OUT2,3塁でブライアン・ジョーダンの放った打球は前進守備のセカンドの横! 松井が横っ飛びで追いついて、いい判断で2塁ランナーを追いつめ、3塁手に送球。3塁手がホームに送球して、3塁ランナーを封殺。これもいいプレーだった。素晴らしい、松井稼頭央

【7回裏】ニューヨークもベルトラン、4番カルロス・デルガドのタイムリー、6番クリフ・フロイドのタイムリーで「6対5」1点差。さらに7番ザビアー・ネイディーが敬遠された後、1-OUT満塁で打席には8番・松井。痺れる場面、だ。
 プレッシャーの掛かる場面だ。しかし松井は地元ファン(47,720人)の期待に応えて、センター前ヒット! 「6対6」同点に追いついて、試合は延長戦へ突入。もし、松井の一本が無ければ、ニューヨークは敗退していたかもしれない。

【延長11回表】アトランタは伏兵ウィルソン・ベテミットのソロホームランで1点を勝ち越すが、その裏ニューヨークも6番フロイドの一撃(HR)で再度追いつき、【延長14回裏】5番デヴィット・ライトのウォーク・オフ(サヨナラ)ダブル(2塁打)で「8対7」の勝利。
 時計は12時を回り、スタジアムの電光掲示板には「GOOD MORNING FUNS!」。【延長14回】4時間47分の死闘を制したニューヨークは、着々とチャンピオンチームの覇道を歩もうとしている。その中で好守にチームに貢献している松井。素晴らしい! の一語だ。

松井稼が貴重な同点打、メッツ14回の激闘制す (MAJOR.jp)

松井稼頭央へのブーイングが止む日(2日・シェイスタジアム)

2006-05-22 00:13:55 | New-York Mets
 メジャーリーグに復帰して、10試合。幸運なことに(?)AWAYゲームが続いていたが、5月1日のワシントン・ナショナルズ戦からHOMEシェイ・スタジアムへ。3年目の松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)の真価が問われ、試練が始まる。1日の緒戦を「2打数1安打」2塁打(ダブル)1本を放ち、いい流れで迎えた2日のGAME-2。

【3回裏】の第1打席で初球を打って、ファーストライナー。【5回裏】の第2打席では空振り三振。ここで耳を澄ますと、軽くブーイングが聴こえたような……【6回表】の守備でも平凡なセカンドゴロを1塁への送球がホーム側へ逸れて、あわやの場面も……一瞬、顔が凍りつく松井のUPが現地放送局【SNY】に撮られる。

【7回裏】の第3打席でも、2-OUT1塁で平凡なセカンドフライに倒れ、印象が良くない松井。その直前に「ボールorストライク」の判定を巡り、ウィリー・ランドルフ監督が退場になっているだけに、スタンドにもダッグアウトにも失望感が拡がった。
 しかし【8回表】の守備でピッチャー強襲のセンター前に抜けようか、という当たりに(逆シングルで)追いつき、ジャンピングスローで1塁に刺したプレーは見事だった。現地【SNY】も「トラフィック・プレー!」と絶賛していた。こういうプレーを積み重ねて、徐々に松井は地元ニューヨークの観客の信頼を勝ち得ていけるだろう。

松井稼、新人左腕に苦戦 無安打で途中交代 (MAJOR.jp)

松井稼頭央、初盗塁!(28日・ターナーフィールド)

2006-05-17 22:03:59 | New-York Mets
 ペドロ・マルティネス(ニューヨーク・メッツ)とジョン・スモルツ(アトランタ・ブレーヴス)のメジャーリーグを代表する右腕の投げ合いは、初回から「好調」「首位」メッツが攻勢に立って、「3対0」でリード。【6回裏】アトランタの「主砲」チッパー・ジョーンズの2ランで1点差に詰め寄られるものの、【9回表】に追加点を挙げて、「5対2」最後はクローザー、ビリー・ワグナーが締め括った。

 7番セカンドでスタメン出場した松井稼頭央は【2回表】の第1打席でスモルツのスライダー(88MPH)に詰まりながらも、ライト前に落として、【4回表】の第2打席でもスモルツのスプリットフィンガーファストボール(89MPH)を掬い上げて、センター前ヒット!
 現地のTV(SNY)の解説者も「今日のスモルツのスプリッターは非常に厄介だろう」とコメントしていた。そのスプリッターを打った松井。しかも「1-2」と追い込まれていた。さすが! と唸らされるバッティング。この後、今シーズン初盗塁も決めて、乗りに乗っている。

【6回表】の第3打席ではサードゴロ、ボテボテの当たり、サードが捕れば1塁は微妙なタイミングだったが、これをピッチャーのスモルツが捕って、半身になりながら、1塁へ矢のような送球! 間一髪でOUTになって、松井はヒットを1本(内野安打)損した。さすがはメジャーの一流投手!

 メジャーリーグに復帰して1週間……松井は「首位」を行くチームのセカンドのレギュラーに定着して、安定したプレーを続けている。これでライヴァルの若手アンダーソン・ヘルナンデスが(DLから)戻ってきても、ポジションを渡すことはない、だろう。
 そして、またしても噂されているトレード話(ロスアンジェルス・エンジェルス?)も進展することはないだろう。メジャーでもなかなかセカンド・ベースマンは「人材難」。松井が現状でも可能性でも「群」を抜いているだろう。もう直ぐニューヨーク・ヤンキースとのサブウェイ対決だが……今年は「一人マツイ」。

松井稼、7戦連続安打に初盗塁 メッツ3連勝 (MAJOR.jp)

松井稼頭央の帰ってきた日(20日・ペトコパーク)

2006-05-08 20:18:40 | New-York Mets
 松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)が帰ってきた日。4月20日、サンディエゴ・パドレス戦。場所はペトコ・パーク。あの『WBC』(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝戦が行われた会場だ。そこが復帰戦の舞台。サンディエゴの「1対0」で迎えた【3回裏】松井の今シーズン第1打席は巡って来た。

「2-1」からの4球目だった。マウンド上には、サンディエゴのエース、『WBC』でもUSA代表のスターター(先発)を務めたジェイク・ピーヴィー。インサイド低目の89MPH、これを振り抜いて、打球はライトフェンスを直撃! 右中間方向に転々と転がる間に松井は既に2塁ベースを蹴っている! どよめくスタンド。驚くべき俊足だ。さすがに3塁を回ったところでは、脚が縺れそうになったが、キャッチャーのマイク・ピアッツアのブロックの間に左足を突き刺して、ホームイン! ランニング(インサイド・ザ・パーク)ホームランだ! 

 3塁側ダッグアウトでは、デヴィット・ライトが指を3本指し示して、これが松井の3年連続開幕戦(初打席)ホームランであることを同僚のポール・ロデューカに確認している。そのダッグアウトに笑顔で帰還する松井。こんな笑顔の松井を見るのは久しぶり、だ。笑顔が弾けている。これが復帰第1戦。大きなアピールになった。今後の爆発を予感させる快挙だった。

 試合は【3回裏】にサンディエゴが勝ち越して、「2対1」で推移していたが、【8回表】47歳の超ベテラン、代打フリオ・フランコがライトスタンドに起死回生の逆転2ランホームランを放って、「3対2」。メジャーリーグ最高齢ホームランの新記録が出た。ダッグアウトに還って、今度は松井に両肩を揉まれて祝福されていたが、その目は潤んでいるように見えた……この試合には二人の男のドラマがあった。

松井稼ランニングHR! 3年連続初打席アーチ (MAJOR.jp)

ホセ・リマ、ニューヨークへ行く(14日)

2006-02-15 18:53:19 | New-York Mets
「絶対」優勝を目指すニューヨーク・メッツが、スターターの5番手に若手のアーロン・ヘイルマンを抜擢するのは腑に落ちない、と思っていたのだが、案の定、ベテラン(33歳)のホセ・リマ(前カンザスシティー・ロイヤルズ)を獲得。ヘイルマンと競わせるようだ。勿論、日本人・入来祐作にもチャンスはあるが、入来はブルペン(中継ぎ)で起用される公算が高い、と思う。

 リマは2004年にロサンジェルス・ドジャースで13勝(5敗)の成績を挙げて、チームのポストシーズン進出に大いに貢献した。その印象が「濃い」。ダッグアウトの前に出て、チームの士気を鼓舞する役割も担っていた。試合前には得意の美声を披露することもあった。
 メッツは(比較的)大人しい選手が揃っていて、チームを引っ張るリーダー的存在がいなかっただけに、リマの獲得は大ヒットだと思う。日本人的には、今シーズンも地元(シェイスタジアム)でブーイングを浴びるであろう、松井稼頭央をダッグアウト内で慰めてやって欲しい、と思う。

入来に強敵? メッツが新たな先発5番手候補を獲得(MAJOR.jp)

ニューヨーク・メッツ【2006】戦力分析

2006-01-29 19:57:57 | New-York Mets
【スターター】ペドロ・マルティネス スティーヴ・トラクセル
トム・グラヴィン ヴィクター・ザンブラーノ アーロン・ヘイルマン
【セットアッパー】チャド・ブラッドフォード デイオナー・サンチェス
ホルヘ・フリオ ホアン・パディーヤ ロイス・リング 入来祐作 
【クローザー】ビリー・ワグナー

 公私共に問題のあった【スターター】クリス・ベンソンを放出し、若手のヘイルマンを5人目に抜擢。ヘイルマンに問題が生じれば、入来の昇格もありえるだろう。
【セットアッパー】にはロサンジェルス・ドジャースからサンチェス、ボストン・レッドソックスからブラッドフォードを獲得。さらにベンソンと交換でフリオも獲得し、万全に見えるが、左腕がリング一人。これでは心許ない。【クローザー】は左腕“ビリー・ザ・キッド”の獲得でこちらは万全。

1番ショート ホゼ・レイエス
2番キャッチャー ポール・ロデューカ (ラモン・カストロ)
3番センター カルロス・ベルトラン
4番ファースト カルロス・デルガド
5番レフト クリフ・フロイド
6番サード デヴィット・ライト
7番ライト ヴィクター・デイアス (ハヴィアー・ネイデイ)
8番セカンド 松井稼頭央 (ブレッド・ブーン)
DH(交流戦) フリオ・フランコ (ホゼ・ヴァレンティン)

 強力打線の完成! 4番にデルガドが座り、長年の懸案だった「4番」の不在が解消される。2番にロデューカを置かない場合は、ベルトランが2番に上がり、3番フロイド、5番ライトもありえるだろう。勿論、松井稼頭央が2番に入る可能性もあるが……
 今シーズンはベテラン、ブーン(元シアトル・マリナーズ)との競争になりそうだ。スプリング・トレーニング中に敗れれば、放出もありえるし、松井が勝てば、ブーンが「守備固め」要員になるかもしれない。
 守備力では定評のあるブーン。松井は守備力を向上させつつ、自慢の足とバッティングでアピールしていかなければ……契約最終年の3年目。今年が最後、だ。

 マイク・ピアッツアやマイク・キャメロンなどの余剰戦力を放出し、陣容を整えたメッツ。このチームは長年、クローザーと4番の不在に泣かされてきたが、それも解消された。今シーズンこそは「宿敵」アトランタ・ブレーヴスを倒して、ポストシーズン進出、ワールドチャンピオンを目指す。

メッツ、期待の新戦力右腕との調停を回避(MAJOR.jp)

入来はメッツ入り(18日)

2006-01-21 21:11:17 | New-York Mets
 ポスティングで入札「0」だったにも拘らず、ニューヨーク・メッツと(しかも)メジャー契約を結べた入来祐作(前・北海道日本ハムファイターズ)。よっぽど幸運なのか、それともメッツに「見境」がないのか? 年俸75万ドル(約8600万円)+最大50万ドル(約5750万円)の出来高。破格の条件だ。お金持ちのメッツだから出せる金額だ。

 韓国人の徐在応をロサンジェルス・ドジャースに放出して、スポット・スターター(谷間の先発)が不足した。セットアッパーのベテラン、速球派のロベルト・ヘルナンデスも放出した。この二人の役回りを入来は期待されているのだろう。

 今シーズンのメッツは「本気」で優勝を狙いに来ているチーム。そんなチームに身を置くことは、入来にとってこれ以上ない「幸運」であり、いい「経験」になるだろう。何しろ、隣りにペドロ・マルティネスやトム・グラヴィンが座っているのだから……!!
 ポストシーズン進出、ワールドシリーズ制覇を目論むチームにどれだけの貢献ができるだろう? そしてニューヨーク(シェイ・スタジアム)の観客の支持を得ることが出来るか!?

入来がメッツ入り メジャー契約でサイン(MAJOR.jp)