野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ミルウォーキー・ブリュワーズ【2007】戦力分析

2007-02-16 19:24:46 | Milwaukee Brewers
【スターター】ジェフ・スーパン 
ベン・シーツ クリス・カプアーノ
デーヴ・ブッシュ クラウディオ・ヴァルガス
【セットアップ】フランシスコ・コルデロ 
マット・ワイス ブライアン・シャウス 
【クローザー】デリック・ターンボウ

 大家友和(トロント・ブルージェイズ)の抜けたミルウォーキー・ブリュワーズだが、代わりに≪世界一≫セントルイス・カーディナルスのスターター(先発)FAジェフ・スーパンを獲得。一気にエースの座に定着するだろう。万年「エース」候補に挙げられながら、期待に応えられなかったシーツは出し抜かれて、いい気はしないだろう。しかし≪強力≫な投手陣が出来上がった。

1番セカンド リッキー・ウィークス (トニー・グラファニーノ)
2番ショート J.J.ハーディ 
3番ファースト プリンス・フィルダー
4番センター ビル・ホール (ブラディー・クラーク)
5番レフト コリー・ハート (ケヴィン・メンチ)
6番ライト ジェフ・ジェンキンス (ゲーブ・グロス)
7番キャッチャー ジョニー・エストラーダ (ダミアン・ミラー)
8番サード コリー・コスキー (クレイグ・カウンセル)

 打線の補強はキャッチャーのエストラーダぐらいしかないが、プリンスとホールを中心にいい打線。そして、まだいたのか? ベテラン・ジェンキンスに代わって、そろそろグロスやトニー・グウィン辺りがライトのポジションを奪いたいところだ。ジェンキンスは、野茂英雄(元シカゴ・ホワイトソックス3A)がミルウォーキーで投げていた頃からの生え抜き。 
 今シーズンは大家が抜けたことで、日本でミルウォーキーの試合を見る機会は激減するだろう。「元阪神」のセシル・フィルダーの息子=プリンスの巨体を今年も拝みたいのだが。

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J.スーパン、ミルウォーキーへ(24日)

2006-12-31 19:21:38 | Milwaukee Brewers
 セントルイス・カーディナルスのワールドシリーズ制覇に大いに貢献したスターター(先発)右腕ジェフ・スーパン(31)が、大家友和(FA)の抜けたミルウォーキー・ブリュワーズへ。ミルウォーキーは大きな戦力を手に入れた。今シーズンもナショナル・リーグ・セントラル(中地区)の4位に躍進(?)。来シーズンこそは優勝争いに参画するつもりだろう。

 気になるのは、その大家と、スーパンを失ったセントルイス。大家は未だに所属チームが決まらず、セントルイスもスターターの5人のうち(何と!)4人が抜けて、来シーズンを戦える見通しがまるで立っていない。脂の乗り切ったスターターが揃っていたからこそ、世界一になれたのだが、そのスターターが揃っていなくってしまって、「名将」トニー・ラルーサ監督は苦りきっていることだろう。来シーズンの開幕までに、ウォルト・ジョケッティGMの“マジック”は炸裂するか!? 

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B.ホール、ブリュワーズのMVPに(31日ミルウォーキー)

2006-11-01 21:26:22 | Milwaukee Brewers
 CSスカパー!が毎回、大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)の先発試合を放送してくれたので、ミルウォーキーのことにはすっかり詳しくなった。中でも内野手で35ホーマー(85打点)をかっ飛ばしたビル・ホール(26歳)は、私のお気に入りの選手の一人だったが、チーム内の≪MVP≫に選ばれる公算大、らしい。『イオン日米野球2006』でもオールスターメンバーに選出され来日中。明日(2日)からの試合が楽しみ、だ。絶対お奨め(イチ押し)の選手!! 

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大家、7回3失点で4敗目…(3日・ミラーパーク)

2006-09-07 21:40:19 | Milwaukee Brewers
 この日は(ユニフォームが)オールドスタイルのミルウォーキー・ブリュワーズ。昔、江夏豊さんがメジャーリーグに挑戦したとき、身に付けていたのが、このユニフォームだ。それを身に付けた、大家友和(4勝3敗・防御率4.40)が先発(スターター)。現在9連敗中のミルウォーキー。大家が止められるか? 地元ミラー・パークにフロリダ・マーリンズを迎えた、3連戦のGAME-3。

 初回、先頭の(元ボストン・レッドソックスの“プロスペクト”)ハンリー・ラミレスに初球(80MPH)を狙われ、レフト線に運ばれるが、ファウル! ロケーションのいい大家だけにファースト・ストライクを狙ってくる。その後、際どい球を見送られて、「3-2」の後、勝負球のスライダーを引っ張られ(今度こそ)3塁線を破られるダブル(2塁打)!! いきなり0-OUT2塁のピンチを強いられる。
 さすがにナショナル・リーグのワイルドカード争いの渦中にいるフロリダは≪強い≫。2番ダン・アグラは(サクリファイス)バント(した打球)を自分の右足で蹴ってしまい、1-OUT。3番「大物」ミゲル・カブレラの打席(の初球)にラミレスが走って、「3盗」成功!! キャッチャーの送球は正確で速かったが、これは完全に大家が「盗まれた」。ここでカブレラがセンター前にヒットを放って、簡単にフロリダが先制!

【2回裏】は先頭のコディー・ロスを2球でセカンドフライ。7番(元シアトル・マリナーズの正捕手)ミゲル・オリヴォを初球を打たせて、キャッチャーファウルフライ。この回は簡単に終わるかと思われたが、8番アルフレド・アメザガに2球目(82MPH)を打たれ、センター前ヒット! しかし、ここは9番ピッチャーのスコット・オルセンを見逃し三振に仕留めた。

【3回表】先頭のラミレスに警戒して、「2-0」にして、3球目の甘いスライダー(80MPH)を叩かれ、レフト前ヒット! またしてもリードオフを許す展開。2番「初回のミスを取り返したい」アグラだったが、いい当たりのセカンドライナー!! 3番「大物」カブレラもライトフライに打ち取り、2-OUT。4番ジョシュ・ウィリンガムも高めの速球(85MPH)でファーストファウルフライを打ち上げさせて、ラミレスを1塁に釘付け。

【4回表】先頭の(元ニューヨーク・メッツの“プロスペクト”)マイク・ジェイコブスをアウトサイド低目の速球(87MPH)で見逃し三振! 6番ロスも初球を打たせて、悔しい呻き声も出させて、ショートフライ。7番オリヴォも3球目を打たせて、レフトフライに打ち取って、快調な大家。ピッチングが軌道に乗って来た。

【5回表】先頭のアメザガに「3-2」まで粘られるが、セカンドゴロ。9番「ここまで1対0の投手戦を演じている相手」オルセンも初球を打ち上げさせて、ファーストファウルフライ。1番「問題の」ラミレスを3球目のインサイドの速球(85MPH)で詰まらせ、ショートファウルフライ。危なげなし!! 

【6回表】先頭のアグラをショートゴロに打ち取ったが、三遊間の真ん中に飛んで、1塁はセーフ。3番の「大物」にはまたしても、打ち上げさせて、センターフライ。4番ウィリンガムもライトフライ、5番ジェイコブスも初球を打たせて、ファーストゴロに打ち取って、この回も問題なし!!

 問題の【7回表】がやって来た。先頭のロスをセンターフライに打ち取り、マウンド上でグラヴをクルクル振る大家、余裕の態度。この回は下位打線から。「問題」はなかったハズなのだが……7番「伏兵」オリヴォに3塁線を破られ、破綻はここから始まる。
 しかし8番アメザガをショートフライに打ち取り、窮地は脱したかに見えたが、9番ピッチャーのオルセンに1,2塁間を破られ、痛恨の2失点目!! さらに「問題の」1番ラミレスにも3塁線を破られ、「0対3」!

 大家は【7回表】を投げきったが、3失点。味方の援護が届かず、【8回表】にはお定まりのリリーフ陣の炎上で、7失点!! その裏、打線も3点は返したものの、これぞ、まさしく“焼け石に水”。「3対10」でミルウォーキーは敗れて、泥沼の10連敗!! 大家にも4敗目が付いて、つまらない週末になった。

大家、7回3失点の好投も打線沈黙で4敗目 (MAJOR.jp)

大家、オズワルトと対決!(29日・ミニッツメイドパーク)

2006-09-02 22:00:35 | Milwaukee Brewers
 今回の大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)は相手(スターター)が「悪い」。ヒューストン・アストロズの「エース」ロイ・オズワルト(10勝8敗・防御率3.23)。しかも「敵地」ミニニッツメイド・パークで「苦戦」は必至だ。
 初回いきなり先頭のウィリー・タヴェラスに初球をデッドボール(ヒット・バイ・ピッチ)を当ててしまい、どうなることかと思ったが、牽制(ピックオフ)で刺して、1-OUT(お見事!)。2番マイク・ラム、3番クレイグ・ビジオをレフトフライに打ち取って、3人で終わらせた。

 しかし、先制を許したのは大家。【2回裏】4番ランス・バークマンをセンターフライ、5番オーブリー・ハフをセカンドゴロ、大物二人を簡単に打ち取って、順調そのものに見えたが、8月「絶好調」(打率.388)の伏兵ルーク・スコットに「1-1」からの3球目のスライダー(85MPH)が真ん中に甘く入り、ライトスタンドに運ばれ、「0対1」。

【6回裏】には1-OUT後、2番ラムを「0-2」に追い込みながら、スライダー(80MPH)を三遊間に巧く流し打たれ、内野安打。ここで3番に入った「2,909安打」のベテラン・ビジオに対し、初球で仰け反らせ、2球目にフォーク(スプリッター)で空振らせ、3球目でファウルを打たせて、「1-2」。ここまでの攻めは完璧だったが、4球目のスライダー(84MPH)がど真ん中に入ってしまった! 大家もその瞬間、右手で腰の辺りをポンと叩いて、悔しがった。ベテランに2ランを浴びて、「0対3」リードを拡げられた。

 反撃したミルウォーキー。【7回表】先頭の4番ビル・ホールが左中間フェンス直撃のダブル(2塁打)で出塁。5番ゲーブ・グロスも1塁線を抜いて、連続ダブルで「1対3」。グロスはランニングの際、左の太腿(ハムストリング)を痛めて、退場。(代走はケヴィン・メンチ!)
 6番コーリー・ハートもライト線に落として、3連続ダブルで「2対3」1点差! 7番デヴィット・ベルのショートゴロの間にハートが3塁に達して、8番マイク・リヴェラがレフトに大飛球を放って、「3対3」遂に同点! 

 大家に「負け」が無くなって、【7回裏】途中まで投げて3失点で降板。5勝目はならなかったが、「大エース」オズワルト相手に堂々渡り合った。試合は結局【8回裏】にリリーフ投手陣が打ち込まれて、一挙7点を失って、「3対10」で敗れた。

大家勝敗つかず タベラスは連続試合安打止まる (MAJOR.jp)

大家、アウトカウントを間違える!(18日・ミラーパーク)

2006-08-25 01:29:52 | Milwaukee Brewers
 先発(スターター)の大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)が前回(13日)に続いて、初回を無失点で切り抜けた後、【1回裏】先頭のコーリー・ハートが右中間を破って、2番トニー・グラファニーノが“ヒット・バイ・ピッチ”(死球)。大家の投げる試合には「必ず」打つ3番プリンス・フィルダーがライトライナーに倒れた後、4番ゲーブ・グロスが1,2塁間を破って、1点を先制!

 しかし味方(打線)が先制してくれた直後、大家は失点してしまう。【2回表】先頭のルーク・スコットに右中間を抜かれ、6番(タンパベイ・デヴィルレイズから移籍)オーブリー・ハフにもライトの頭上を越され、グランドルール・ダブル(エンタイトル・ツーベース)!! これで「1対1」同点にされ、尚0-OUT2塁で、7番アダム・エヴェレットをショートゴロ、8番エリック・マンソンを空振り三振に仕留め、9番(ピッチャーの)ブランドン・バッキーもピッチャーゴロに打ち取ったが、何故かホームに送球しようとした大家! OUTカウントを完全に間違えている! 更に3塁に悪送球して、3塁ランナーが労せずして還って、「1対2」逆転を許してしまう……こんなことをしていては……

 ミルウォーキーは【4回裏】6番ビル・ホールが右中間スタンドに放り込んで(第27号)「2対2」同点!! 試合を振り出しに戻した。大家の“ボーンヘッド”を打ち消して見せた。
 そして【9回裏】ミルウォーキーは2-OUT1,2塁のチャンスを作り、大家の投げる試合には「必ず」打つ、3番プリンスがライトへサヨナラ(ウォークオフ)タイムリーヒットを放って、「3対2」! ヒューストン・アストロズとの4連戦、1勝1敗のタイに戻した。
 久しぶりに先発の大家が試合を作って(クオリティー・スタート)、(自身のボーンヘッドが原因で)勝ち投手にはなれなかったけれども、チームの勝利に貢献した。次は今日(24日)コロラド・ロッキーズ戦に先発。(注目の)松井稼頭央との対戦はあるか? 

大家、7回2失点の好投も白星つかず (MAJOR.jp)

大家、5回3失点…(13日・ターナーフィールド)

2006-08-19 20:14:37 | Milwaukee Brewers
 2試合続けて、初回に大量失点していた大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)。今回はどうか? 13日のアトランタ・ブレーヴス戦。初回いきなり先頭のマーカス・ジャイルズに左中間を抜かれ、0-OUT2塁。またか! しかし2番エドガー・レンテリアがバント失敗で、助かった! 3番チッパー・ジョーンズもピッチャーゴロに打ち取り、2-OUT。4番アンドリュー・ジョーンズはショートライナー! ショートの好守に助けられ、今回は初回に無失点!

【2回裏】先頭のブライアン・マッキャンをファーストゴロ、6番ジェフ・フランコーアをショートゴロ、これもショートストップのビル・ホールの好守! 7番アダム・ラローチェもセンターフライを打ち上げさせて、3者凡退。大家「本来」の打たせて取るピッチングが機能している。ここまでは……

【3回裏】先頭のマット・ダイエズも「0-2」に追い込んで、3球目の外に外したスライダーを巧く右に流し打たれ、0-OUT1塁。思わぬ形で出塁を許す。9番ティム・ハドソンが送って、1-OUT2塁。ここで1番ジャイルズを89MPHの速球で詰まらせ、ライトフライに打ち取って、2-OUT。
 ピンチ脱出かと思われたが、2番「かつて野茂英雄が苦手にしていた」レンテリア、3番「野茂英雄と新人王を争った」チッパーを歩かせ、2-OUT満塁。「主砲」アンドリューも歩かせてしまい、押し出し! 更に続く5番マッキャンにセカンドの横を抜かれ、3点目を奪われた! 痛恨の3連続フォアボール(ウォーク)!! 警戒しすぎたか……? 

【4回裏】先頭のラローチェはセカンドゴロに打ち取ったものの、8番ダイエズにセンターオヴァー! フェンス直撃のダブル(2塁打)を浴び、1-OUT2塁。しかし9番ハドソンをセカンドフライ、1番ジャイルズを「1-2」からインサイドにシュート(86MPH)をズバッと決めて、見逃し三振! 

【5回裏】先頭のレンテリアをライトファウルフライ、3番チッパーをファーストゴロ。この回は簡単に3人で終わるか、と思われたが、4番アンドリューがレフトに大飛球! フェンスに達するヒットを浴びるが、打球が速すぎて、アンドリューが2塁手前でタッチOUT! 
【6回表】ミルウォーキーは1点を返して、尚2-OUT3塁のチャンスを迎えて、9番の大家に代打を送って、結局、大家は5イニングスを投げて降板。【7回表】に3点を挙げて、「4対4」同点に追いついて、大家の負けはなくなったが、その裏リリーフ陣が打たれて、「4対7」ミルウォーキーは敗れた。勝てない大家……

大家、5回3失点も勝敗つかず (MAJOR.jp)

大家、初回に5失点…(8日・ミラーパーク)

2006-08-15 22:50:32 | Milwaukee Brewers
 初回に5失点の大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)。前回(2日)も初回に4失点だから、2戦連続なのだが、今回は簡単に2-OUTを取った。今回は上々の(無難な)滑り出しに思えたのだが……しかし3番にいたのが、キャッチャーのマイケル・バレット。モントリオール・エクスポズ時代、大家の球を受けていた旧友、だ。これが徒を成したか?
 2球目の86MPHを狙われ、右中間を破られた! これが事の始まり……4番アラミス・ラミレスにセンター前に運ばれ、まず1失点。5番ジャック・ジョーンズに左中間に放り込まれ(第18号)3失点。ここで抑えておけば良かったのだが、6番マット・ムートンにレフト前に運ばれ、7番ジョン・メーブリーにライトポール際に2ラン(第4号)を叩き込まれ、計5失点。最悪の立ち上がり!!

 地元ミルウォーキーも【2回裏】5番ビル・ホールがセンターバックスクリーンに打ち込んで(第25号)健気に1点を返して、【3回裏】にも1番ゲーブ・グロスが右中間スタンドに打ち込んで(第9号)「5対2」。 何とか食い下がるが、大家が堪えきれない。次の失点は【4回表】。
 
 1-OUT後、1番ホアン・ピエールを「1-2」と追い込みながら、スローカーヴに合わせられ、セカンドへの内野安打。この配球には首を傾げざるを得ない。2番「ロサンジェルス・ドジャースから移籍の」シーサー・イズタリスはセカンドゴロに打ち取ったが、ここで迎えるのが3番バレット。初球(88MPH)を狙い打って、センターオヴァー! フェンスに達するダブル(2塁打)!! 大家を知り尽くした男が、大家を攻略して「6対2」。

 ミルウォーキーは【6回裏】にも4番「テキサス・レンジャーズから移籍の」ケヴィン・メンチがウォーク(四球)で出塁して、1-OUT後、6番「生え抜きの」ジェフ・ジェンキンス、7番「フィラデルフィア・フィリーズから移籍の」デヴィット・ベル、8番ダミアン・ミラーが連続ウォーク(四球)を選んで、代打「ベルの加入で煽りを食って、3塁を奪われた」ジェフ・シリーロがピッチャー強襲の内野安打を放って、1点を返して、「6対3」。1点だけだったが……
 
 そういえば、このベルとシリーロは、元シアトル・マリナーズ。シアトルがベルを放出して、シリーロを獲得したのだが、その策が外れて、放出されたベルはサンフランシスコ・ジャイアンツで大活躍! 2002年の優勝に貢献し、メジャーリーグにおけるステータスを獲得した。
 一方シリーロはシアトルで散々な成績に終わり、サンディエゴ・パドレスに放出。そこでも振るわず、古巣ミルウォーキーに戻ってきて、ようやくレギュラーを確保した矢先に、因縁のベルがやって来た。この二人の男の争い、これからも見逃せそうにない。

大家、序盤の大量失点が響き3敗目 (MAJOR.jp)

大家、6回6失点…(2日・クアーズフィールド)

2006-08-07 21:19:50 | Milwaukee Brewers
 初回に4失点の大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)。先頭のジェイミー・キャロル(コロラド・ロッキーズ)にレフト前ヒットを喫し、2番「松井稼頭央のライヴァル」クリント・バームスが送って(サクリファイス・バント)、3番トッド・ヘルトンにライト線を破られ、1点を献上。
 4番マット・ホリデイには死球(ヒット・バイ・ピッチ)を与えて、5番ブラッド・ホープにセンター前ヒットを浴びて、2点目。6番ルイス・ゴンザレスにライト線に落とされ、3点目。7番チュー・フリーマンのショートゴロの間に1点入って、「4対0」。

【2回裏】先頭のダニー・アドインは初球を打たせて、ライトフライに打ち取ったが、9番ピッチャーの「韓国人」金炳賢(ビョンヒョン・キム)にライト前ヒットを浴びる。1番キャロルにもライト線に流し打たれるが、ライトのジェフ・ジェンキンスが飛び込んで、これをキャッチ!! 飛び出していたキムが戻れず、ダブルプレー成立! それにしても、キムは誰かに似ているな、と思っていたが、上原浩治(読売ジャイアンツ)に似ている!? 
 立ち直りを「確定」させたい大家。【3回裏】「松井稼頭央のライヴァル」をサードゴロ。3番ヘルトンをセンターフライ。4番ホリデイをファーストフライ。この回は4分で終わらせた。やっと大家らしいピッチングが戻って来た!
【4回裏】5番ホープを3球三振!! 6番ゴンザレスに初球を打たせてセンターフライ。7番フリーマンもセンターフライ。完全に立ち直った大家。この回は3分で攻撃を終わらせた。

【5回裏】先頭のアドインをショートゴロ。9番キムもセカンドゴロ。1番キャロルにライト前に弾き返されたが、2番「松井稼のライヴァル」を見逃し三振!! (見たか、松井稼?)
【6回裏】先頭のヘルトンをレフトフライに打ち取ったが、4番ホリデイにライト前に流し打たれ、5番ホープにレフト横を破られ、無念……5点目を献上することとなった大家。

【7回裏】先頭のアドインを歩かせたところで、大家は降板。しかし、この後、2番手のベテラン右腕リック・へリングが、2番「松井稼のライヴァル」(しつこい…)にセンター前に落ちるヒットを許して、大家の失点=6点目が入る。そして3番ヘルトンがライトスタンドに(第12号)2ランホームランを叩き込んで、一体何のために出てきたのか、ベテラン・へリング。火消し役が火付け役に転じて、「8対0」絶望的なリードを許す。

【8回表】1番ルーキーのトニー・グウィンJR.のタイムリーヒットで1点を返し、【9回表】には「大家の投げる試合には必ず打つ」3番プリンス・フィルダーがライトスタンドに(第20号)ソロホームランを叩き込んだが、時既に遅し……「8対2」で敗れたミルウォーキー。大家は2敗目(3勝)を喫した。

大家、日韓対決で7回途中KO 今季2敗目 (MAJOR.jp)

大家、5回2失点で勝利が逃げる…(28日・ミラーパーク)

2006-08-01 22:01:46 | Milwaukee Brewers
 大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)復帰第3戦目は前回(23日)と同じくシンシナティ・レッズ戦。久しぶりの「HOME」ミラーパークのマウンドだ。
 しかし「主砲」カルロス・リーの姿はなく、テキサス・レンジャーズへトレードされた。代わりにケヴィン・メンチ、フランシスコ・コルデロ、ランス・ニクスが加入。ミルウォーキーはこの日から新たな戦いを強いられる。

 初回の大家。1番ライアン・フリールをショートゴロ、2番アダム・ダンをファーストフライ、4球で仕留めたが、3番「大物」ケン・グリフィーJR.を「0-2」に追い込みながら、3球目以降アウトサイドを狙った球が3球外れ、「3-2」からフォークを投じたが、これを見送られ、フォアボール(ウォーク)。
 しかし4番エドウィン・エンカルナシオンを早々に「1-2」に追い込んで、最後はアウトサイド低目にスライダーをバシッと決めて、見逃し三振! 右打席で呆然、棒立ちのエンカルナシオン。判定に不服のようだ。

【1回裏】先頭のブラディー・クラークがセンター前ヒットで出塁して、カンザスシティー・ロイヤルズから移籍の2番トニー・グラファニーノのレフトフェンス直撃のダブル(2塁打)で、0-OUT2,3塁。3番ジェフ・シリーロがバットを真っ二つに折りながら、レフト線にダブルを放って、2者生還「2対0」先制! 
 1-OUT後、大家の投げる試合では「必ず」打つ5番プリンス・フィルダーが前進守備の狭い1,2塁間を強烈なラインドライブで抜いて、「3対0」。初回から大家に頼もしい援護点が入る。

【2回表】先頭のスコット・ハッテバーグに(大家にしては珍しい)96MPHの速球をセンター前に弾き返され、0-OUT1塁。6番ブランドン・フィリップスに意表を突くセーフティーバントを3塁前に決められ、0-OUT1,2塁。シンシナティがいかに(相手の)大家をリスペクトしているか、この策で分かる。
 これで動揺したのか、7番ロイス・クレイトンに1球もストライクが入らず、ストレートのフォアボール(ウォーク)で歩かせ、0-OUT満塁! 8番ジェイソン・ラルーを(ファースト・ファウルフライに)討ち取って、1-OUTになるが、9番ピッチャーのエリック・ミルトンに左中間にフライを打ち上げられ、痛恨の1失点。
 1番フリールにも「3-2」になるが、アウトサイド低めにズバッと86MPHを決めて、見逃し三振! フリールは口を歪めて抗議するが、この日の球審はアウトサイドをワイドに採るようだ。

【3回表】先頭のダンをレフトフライ。3番グリフィーにはショート強襲のレフト前ヒットを浴びるが、4番エンカルナシオンを84MPHの速球で空振り三振! 5番ハッテバーグにはインサイドを突いて、見逃し三振! これも微妙な判定。思わずバットを投げ捨てる、ハッテバーグ。連続三振でグリフィーを1塁に釘付けの大家。

【4回表】先頭のフィリップスが初球からセーフティーバントの構え。2球目に3塁前に決めて、サードのシリーロの送球を「大家の投げる試合では……」のファースト(1塁手)プリンスがお手玉して、エラー。7番クレイトンはセンターフライに討ち取って、1-OUT1塁。8番ラルーを歩かせて、9番ミルトンが送って、2-OUT2,3塁。ピンチを迎えるが、1番フリールをサードゴロに打ち取って、事なきを得る。

【5回表】先頭のダンに「3-2」にして、ライト線にダブル(2塁打)を浴びて、0-OUT2塁。3番グリフィーはセカンドゴロに打ち取って、1-OUT3塁。4番エンカルナシオンも平凡なサードゴロに打ち取ったが、ホームへの送球が逸れて、3塁ランナーが生還! 大家にとっては不本意な点の取られ方だ。「3対2」1点差に……この1点が後々まで利いてくることになる……。

 大家は5回限りで降板。【6回表】から2番手ベテランのリック・へリングが上がって、1-OUTを取ったが、9番(ピッチャーの)ミルトンを歩かせ、2-OUT後、2番ダンも歩かせ、3番グリフィーに1塁の頭上を越す、ライト線を転々と転がるダブル(2塁打)を浴び、「3対3」同点に……これで大家の「勝ち」は無くなった! 

【8回表】3番手のマット・ワイスが2-OUTを取ったが、代打クリス・デノーフィアにセンター前ヒットを浴びて、1番「怒った人」フリールがレフトフェンスに達するダブル(2塁打)を放って、「4対3」シンシナティが勝ち越し! 

【9回裏】マウンドに上がったのは、前シアトル・マリナーズの守護神(クローザー)左腕エディー・グアルダード。背番号は「81」。シンシナティに来てからの防御率(ERA)が「1.17」。被打率(OPPONENT AVG)が「.185」。シアトル時代とは見違えるようなピッチングを見せているようだ。
 8番ダミアン・ミラーを歩かせて、代打マイク・リヴェラを空振り三振に斬って取った後、1番クラークにセンター前に弾き返され、1-OUT1,3塁。1塁側ダッグアウトでは、到着したばかりのメンチがユニフォームに着替えて、ナインに挨拶しているところだ。代打の出番はあるか? しかし2番グラファニーノがショートゴロ併殺に倒れて、万事休す! 1点差で敗れた「新生」ミルウォーキー。

大家、5回2失点も4勝目ならず (MAJOR.jp)