2011年、涙…（16日・ミラーパーク）

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　フランシスコ・ロドリゲス（ミルウォーキー・ブリュワーズ）は【8回表】から登板したが、先頭打者にライト前ヒットを浴び、サクリファイス（犠牲）バントで1-OUT二塁にされた後、2番打者を見逃し三振に仕留め、迎えるは3番「主砲」アルバート・プフォルス（セントルイス・カーディナルス）。ここで得意のスライダーをレフト前に運ばれ、「12対6」追加点を奪われた“K-ROD”。

　一方、斎藤隆は【6回表】からマウンドに上がり、先頭打者をショート・ライナーに打ち取り、3番プフォルスとの対決。「2-2」と追い込んで、内側（インサイド）から曲げてくるスライダー（“イン・スラ”）で見逃し三振！　4番ランス・バークマンを同じくスライダー（“タテ・スラ”）で平凡なレフトフライに打ち取り、簡単に3-OUTチェンジ。
　ダッグアウトに向かう斎藤は（何故か）目頭を抑えていた。天に顔を向けて、“落ちてくるもの”を防ごうとしていた。この時点で「11対6」のビハインド。ミルウォーキーの敗戦（チャンピオンシップ・シリーズ敗退）は決定的。……終わろうとしている、2011年シーズンへの惜別（哀惜）の≪涙≫だったか。

斎藤ブ軍、ＰＯ７戦連続無失点も涙の終戦 （SANSPO.COM）

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