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前日(20日)先発(スターター)岩隈久志(防御率3.04)が5回5失点でKOされながらも、【9回表】に勝ち越して、「7対5」でカンザスシティ・ロイヤルズ(アメリカン・リーグ中地区2位)に勝利したシアトル・マリナーズ(アメリカン・リーグ西地区3位)。
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翌日(21日)は投手戦になって、「1対1」の同点で迎えた【9回表】2-OUTから6番カイル・シーガー(打率.253)がセンターオーヴァーのダブル(二塁打)で出塁! ここで一塁側ダッグアウトからネド・ヨースト監督が出てきて、マウンド上の左腕ジェーソン・バルガス(防御率3.07)に交代を告げたが、バルガスが続投を志願! 2012年まで在籍したシアトルに対する《意地》もあったのだろうか? 監督がその《男気》に応えて続投。
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しかし、7番ステフェン・ロメロ(打率.204)に内野安打を許し、2-OUT一塁三塁にされて、8番ダスティン・アクリー(打率.233)にライト線にヒットを許し、力尽きた《男気》……「2対1」。
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2012年にはシアトルで14勝11敗(防御率3.81)を挙げ、左腕エースの座に君臨していたバルガス。しかし、打線を補強したいシアトルの“トレード下手”の術策に嵌り、ロサンゼルス・エンジェルスに放出された。
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代わりにシアトルに行ったケンドリー・モラレス(現ミネソタ・ツインズ)が活躍すれば、シアトル市民も(バルガス本人も)納得するのだろうが、2013年のオフにFA(フリーエージェント)を宣言して、シアトルを去ったモラレス。左腕エースを失い、代わりに獲った大砲にも1年で去られ、“トレード下手”のキャリアを積み重ねた(だけの)シアトル。……この負の連鎖はいつ終わりを告げるのだろう?
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岩隈、ロイヤルズ戦で今季ワーストに並ぶ5失点…(MLB.jp)
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著者:岩隈 久志ワニブックス(2013-04-20)
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