いろいろな分野で成功された方の話を聞いたり、その著書を読むことがあり、そのとき毎回思うのは「懸命な努力の末その道で成功した方はみなさん人生について確固たる信念を持っている。」ということです。それは普遍的なものにまで高められ、住む世界がまったく違う者にも当てはまるものです。だから、私は各界で活躍された方の講演会にできるだけ行ったり、その著書を読むようにしています。「一生が学び」「人生我以外皆師」の心です。
相撲の解説者としてだけでなく、いろいろな番組でよく見かける舞の海秀平氏の著書を読みました。書いてあることは舞の海氏が相撲の世界で体験したことが中心ですが、そこでどう考え、どう行動したか?ということが相撲界を越えて一般の方にも当てはまるよう「勝負脳」として書かれています。
本書は「そうだったのか?」という相撲界の内幕を知るというよりも自身の生き方の参考にすると良いと思います。
受験も一種の勝負ですから塾教師の私にとってどのページも参考になりましたが、
私自身が塾生の御父母様にいつも話していることに一脈通じているのが、第2章 困難に立ち向かうための「メンタルコントロール術」です。
相撲ファンでなくても是非ご一読下さい。日本人が古来から受け継いでいる「力強さ」を再認識できるかと思います。
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小よく大を制す! 勝負脳の磨き方 |
舞の海秀平 | |
扶桑社 |