直前時期になって調子を落とすお子さんがいます。
入試がいよいよ近づき、お子さんも子どもなりにプレッシャーを感じています。
「だめだったらどうしよう？」いろいろ考えてしまうお子様もいます。
なかには入学試験という現実から逃げたくなってしまうお子様もいます。
どうすれば良いのでしょうか？
合格するためにずっとやってきたのに、その本人に簡単に諦められても困ります。
しかし、だからといって叱ってばかりではお子様は萎縮するばかりです。
「いままでずっと頑張ってきたのに・・・」、とか「ここで踏みとどまらないでどうする！」
と叱咤激励してもあまり効果がありません。
同じ幼児と言っても、個人差があるので全ての方には当てはまりませんが・・・・
直前期は勉強ももちろん大切ですが、もっと大切にするべきなのはお子様との対話です。
今お子様がなにを考え、どう思っているのか、叱らずにお子様の話をしっかり聞いてあげて下さい。
親がビックリするようなことを思っているかもしれません。
「あ～そうだったのか。そんなこと、心配していたんだ。」とか「あなたはそんなこと気にしなくてよいのに・・・」とかお子様のお話を聞いているうちに涙が出てくるようなこともあります。
入試直前のプレッシャーのかかる時期だからこそ、親がお子様のお話を十分聞いてあげた上で、その話に対応して、お子様自身が試験を楽しみにするようにもっていってあげて下さい。そうすると、当日お子様は持てる力を十二分に発揮すると思います。
こういうお子様の心のケアは御父母様しかできないものです。だから、他人任せにせず御父母様自身が大切なお子様のために先手先手で行うべきなのです。
