先日耳にした話ですが、
開成中学に入学したと聞き、お子さんを公立中学校に進学させたご父兄が
「うちの子だって、中学受験塾に通わせれば、開成に合格出来た。」とおっしゃっていたとのこと。「知らぬが仏」というか・・・「無知は怖い」というか・・・な~んにも知識がないとこんなことを言ってしまうのですね。
世間の人は結果だけ見て、うちの子だって・・・・と思うのでしょうが、合格されたお子さんが過去3~4年間どんなに努力されたかなど想像もつかないのでしょうね。特に中学受験は小学生が勉強するのですから、家庭の強力なバックアップがないとなかなか開成には合格できません。お子様の中学受験を経験された方なら、開成中学に合格するのが如何に大変かよくわかっていらっしゃるので、簡単にこんなことはおっしゃらないですよ。
誰かが受験で成功したと聞き、
「きっとあのお子さんと御父兄も大変な努力をされたのだろう。素晴らしい。」と心から祝福できる人と「きっと陰でうまいことやって、合格したんだろう。うちだって、やれば合格できた。」と努力しようともしないで、嫉妬する人の両方がいますから。
後者の人には何を言っても所詮理解されないと思いますので、世の中そんなものと割り切ったほうが良いと思います。どの世界にも「縁なき衆生」はいますから。