症状が出て陽性なのに自宅待機が200名以上!
埼玉県では新型コロナウイルスの感染者(PCR検査をしてもらえるほど症状が出て陽性と判明した人)が200名以上も自宅待機しているとのこと。比較的軽症とのことで自宅待機となった方もPCR検査を受けられるほど症状が出ているのですから、いつ重症化するのかわかりません。運が悪いと自宅待機中に急激に悪化して・・・・・という事態もありえます。そのときの責任は誰がとるのでしょうか?記者会見の様子をTVで見ていて残念に思いました。
それにこれらひとりひとりの自宅待機となった感染者から家族が感染し、その感染した家族が食品スーパー等に食料品の買い出しに外出したりすると、ますます感染を広げる可能性があります。だから、本来は陽性反応の感染者を隔離病棟で手厚く治療すべきなのにそれが出来ないことがまた新たな感染者を爆発的に増やす原因となっています。
県はこうなることが予想していたのに事前に動いていなかったのでしょうか。最近になってアパホテル(さいたま新都心)を借りて、軽症者を収容する云々が発表しましたが、遅すぎます。予想ではまだまだ感染者が増えるのにどうするんでしょうか?
PCR検査を受けるハードルを上げて、出来るだけ検査しない方向で運営しても、見かけ上の感染者数を押さえるだけです。実際はその何倍もの感染者がいることを隠しているだけです。県民の健康と生命を守ることにはなりません。(やっていることがお隣の大陸の国のようです。)本当の意味で県民の健康と生命を守る政策をトップダウンでどんどん実行するべきではないでしょうか?
批判しているだけでは事態は良い方向に進まないので以下の提案をします。
「大宮駐屯地には自衛隊の化学防疫対策専門部隊があって、防疫の専門知識と装備を持ち、訓練をうけた隊員が控えていて、県民の命を救うために災害派遣の命令が出るのを待っているのです。所沢には防衛医科大学校があり、医官の養成だけでなく防疫の研究を専門的にしています。県は災害派遣を要請し、自衛隊(防衛省)の協力を仰ぐべきです。その結果、専門知識のある防疫援助活動により医療従事者の疲弊と感染が避けられ、医療崩壊をなんとか防げるかもしれません。そして、その自衛隊の災害派遣を目の当たりにして、のんびりしていた県民も現在埼玉県が重大な局面を迎えていることに気づき、外出を控えると思います。今じゃないでしょうとか言っているよりもはるかに効果的だと思います。」
知事は元民主党員ですので本音では災害派遣要請をしたくないのかもしれません。神戸の震災のときの村山政権を思い出します。今こうしている間にも感染がどんどん拡大しています。ニューヨークのように手遅れになってからでは・・・・自己の政治的信条に拘泥せずに自衛隊の災害派遣を今決断するべきです。
「今じゃないでしょう!」なんて言っている場合ではありません。今がその非常時ですから。