外でしっかり働き、妻子が安心して暮らせるように生計をたてることは言うまでもないと思います。父親としての役割って?と言われても、何となく自然に父親になって、父親をやっているという方もいらっしゃると思います。しかし、我が子に対する影響力という点では母親に次いで大きいものです。だから、「なんとなくなった父親」から「意識してなったあるべき父親」に進化しましょう。
そこであるべき父親像の提案ですが、
1)子供、妻、家族から尊敬される父親
全方位で尊敬されるのは難しいとしても、「これだけは妻も子供も尊敬している。」というものを意識して作りましょう。これは自分が一番得意としていることを元にして良いのです。例えば、周囲の人達を勇気づけたり、活気づけたり、やる気を出させること得意であれば、周囲の人をEnergizeすることについて尊敬されれば良いです。また、何があっても負けない、くじけない、いつも前向きに努力する人であれば、「うちのお父さんは強い心がすごい。」と尊敬されれば良いです。何でも良いから、ご自分の強所を家族から尊敬されるように持っていくと良いです。
「そんなこと3~6歳の子供にはわからないし、伝わらない。」だから無理・・・ではありません。奥様がご主人のいないときに父親の尊敬出来る点を子供にたびたび話せば良いのです。ポイントは父親自身がいないときに他の家族が父親を素晴らしい人だと子供に話すことです。これを父親自身が直接お子様に言ってしまうと、「自慢して・・・」となって逆効果になります。ちなみに、母親のことは奥様がいらっしゃらないところで父親がお子様の前で褒めればいいのです。ご両親でお互いに相手のいないときにお子様に対して褒め合うのです。つまり、作戦でやるのです。これは目的をもった行動習慣にするのです。
なぜ、親は子供から尊敬されることが必要でしょうか?
以前も話しましたが、子供ははっきりしていて、自分が尊敬出来ない人のいうことには従わないからです。逆に尊敬している人のことは素直に聞き、アドバイスに従うからです。
だから、親が尊敬されていない「友達親子」の家庭だとうまくいっているときは良いのでしょうが、いざ、お子様が人生の岐路に立ち、悪い方向を選択しようとしたとき、お子様は親のアドバイスに耳を貸さず、勝手なことをします。友達親子状態だと子供は親のことを対等に考えているので急に親として発言しても従うはずがないからです。こうなってからでは遅いのです。
是非、「家族から尊敬される父親」-意識してやってみて下さい。父親自身が考え方や行動習慣を変えれば、奥様もお子様も必ず変わりますよ。
あるべき父親像の2)以降はまた後日じっくり話します。