私立小学校受験当日の服装はほとんどの方がいわゆる「お受験ルック」です。無論私立小学校側では入学試験日の服装については「自由」としていたり、「運動の試験があるので動きやすい服装」程度しか指定していません。だから、入試当日の服装について志望校に問い合わせると上記の「自由」とか「動きやすい服装」としか答えません。
しかし、実際当日行って見ると判で押したように男の子は紺の半ズボンに白のポロシャツ、女の子は紺のキュロットスカートに白のポロシャツです。そして付き添いの御父母様はほとんどがダーク系のスーツです。
なぜでしょうか?
長年の慣行・伝統?それともお受験ルックを専門に販売している某業者の作戦?
沿革・理由はともあれ、そういう中に我が家は「人間の価値は中身で決まる。服装等の見た目は関係ない。それに学校側が自由と言っているのだから、子どもに何を着せようが、親が何を着ていこうが自由である。」として、受験者本人がピンクのTシャツにショートパンツ、御父母様がTシャツにジーンズ、サンダル履き等で行ったらどうでしょうか?
まず、お子様本人が可哀想ですね。自分だけピンク、周りはほとんどが紺か黒。普通の幼児であれば自分だけ服装が違うことに気づき、かなり動揺しますね。それで、落ち着いて受験できず、それが原因で不合格になるかもしれません。
親はポリシーがあって、敢えてそうしているのだからそれはそれでいいのでしょう?
しかし、そのような服装で入試当日行くこと自体が常識外れの親=モンスターペアレントと誤解されるかもしれません。誤解されれば、そのつけは子どもの不合格という形でかえってきます。
こういう親は不合格にされた後、学校にこんな電話をしがちとのこと。「うちが服装について電話したとき、学校は服装は自由で動きやすい服装なら何でも良いと言ったのに、来てみたらほとんどの子が紺か黒。おかげでうちの子は動揺して実力を出せなかった。どうしてくれるのだ?」
自らが情報収集をせずに、学校がこれこれこう言ったからといって責任転嫁。そして、不合格になったらクレーム電話。ポリシーがあってそういう常識外れの服装で行ったのだから、その結果の不利益は他者のせいにするのではなく自らが負うべきです。
そういうことが理解できない非常識な御父母様とそのお子様なので不合格になるのだと思います。
結局、どういう場面でも、親の「人間力」が「子どもの幸せ」を創り出すのです。