原発再稼働反対の方々はどうして反対するのでしょうか?万が一の放射能汚染が怖いからでしょうか?核のゴミ問題からでしょうか?それとも・・・・?
反対するのは個人の自由として、足りない電力はどこから調達するのでしょうか?代案を示さずに「ただ反対!とにかく反対!」では国民生活が成り立たないと思います。
日本は島国なのでEU諸国のように隣国から購入するというわけにはいきません。安定せずコストの高い風力発電・太陽光発電を増やしても限りがあるし、狭い国土の森林を伐採して太陽光発電所を設置したためにかえって自然環境破壊となっています。火力発電所を増設すると今度は二酸化炭素の排出量が大幅に増え、地球温暖化*防止に逆行します。そうなると結局第3の新エネルギーが開発されるまでの過渡期として、ここ数十年は今の原子力発電を活用するしかないと思います。(*地球温暖化とその原因が二酸化炭素であること自体に疑問ありとする説もある。)
その証拠に世界の趨勢は原子力発電所の増設に向かっています。脱原発の先駆者だったドイツは足りない電力をフランスの原子力発電所から購入しています。ドイツのやってきたことは一国理想主義で意味がなくお手本にはなりません。「いい人に思われたくて現実を無視した理想論を説き、実行したが、結局その後始末を他者に負わせているだけという人」のようです。
加えて、安全保障の面からも原子力発電所再稼働は必要です。
我が国固有の国土が外国勢力に侵略された場合は自衛のための戦争状態になります。そのときはおそらく中東からのシーレーンは侵略国からの攻撃(空爆または潜水艦攻撃)にさらされます。我が国の国土が侵略されなくても、「台湾有事」の際にも同盟国以外の国から攻撃されるかもしれません。すると中東からの原油がストップし、石油をつかう火力に頼っていては発電も出来なくなります。発電できなければ、電気自動車も電池切れのままで充電できず、無用の長物となります。そういう万が一の事態に備える意味でも原子力発電を拡充するべきなのです。太平洋戦争に我が国が追い込まれた間接的な要因も石油輸入を止められたことが大きいです。ここは歴史に学び、同じ轍を踏まないことです。
原子力発電所再稼働については代替案のない理想論をたたかわせるのではなく、国民生活(生命・財産)を守るために現実主義路線をとるべきです。
しがない塾教師の私も「普通の国民」としてそう思います。