「電力需要の割に発電量が足りず、このままでは大規模停電(ブラックアウト)が起こり、電気に頼っている現代社会は大混乱になり、場合によっては国民の生命・財産が失われるかもしれない。」
だから、「節電を企業、国民にお願いしたい。」こう言われると「やむを得ないかも」と思ってしまいがちです。
あの東北の震災後の「計画節電」、憶えていますか?東京電力の電力が足りないので、東京電力管轄の地域を分けて、地域ごとに順に停電にしていく「計画節電」です。あのときは本当に大変でした。停電している時間帯は仕事にならなかったです。夜間はローソクの灯りの下寒さに凍えていました。それに国道17号など幹線道路の信号機までが停電で止まったので主な交差点のほとんどに早朝から警察官が出て、手信号で交通整理をされていました。大変なご苦労でした。
大規模停電であの大混乱が再現するかと思うと、節電もしかたがない。と思いがちです。
しかし、この夏の猛暑で節電ぐらいでは乗り切れず大規模停電となるかもしれません。そうなると冷房がつかえず、多くの国民が熱中症等で亡くなったりします。
当然そうなる前に発電量を増やすべきですが、太陽光発電や風力発電は発電量が天候に左右されるし、それだけでは全然足りません。頼みの綱の火力発電所は老朽化していてフル稼働が出来ない。水力発電も急には増やせませんし、揚水発電をしても足りません。
結局、今すぐ効果的に手をうてるのが原子力発電です。すぐに再稼働の準備をするべきです。今後30年内に起こるかどうか不明の大震災を理由に原子力発電所の再稼働を認めないのは明らかに間違っています。起きるかどうかわからない確率の低い災害による原発のリスクよりも大規模停電により失われるであろう国民の生命・財産を護るべきでしょう。
たしかに、原子力発電で発生する核のゴミ等の問題もゼロではありません。しかし、私達「普通の国民」はそれよりも明日の仕事と家族の命が大切なのです。
それに、こう何もかも値上げとなっていて、原油高から電力料金まで上がっています。だから、大多数の国民は大規模停電や計画節電になるくらいなら、原発再稼働に賛成だと思います。
せっかく、持っているのにそれを有効活用せず、社会を大混乱させてしまうのは愚の骨頂です。