実は英語科でも国語力(読解力+記述力)が大切です。
読解力+記述力というのは説明的文章なら一読するだけで筆者の主張や説明内容が理解でき、それを要約して自分の言葉で書く力です。文学的文章なら、登場人物の心情変化や作者の感動の中心が理解でき、それを自分の言葉で書く力です。
大学受験の英文解釈というと「英語を日本語にする。」のだから、単語、熟語、慣用句の知識に読解に必要な構文を見抜く力(解釈につかう文法力)があればいいと思いがちです。それは最低限の実力(英語の入口)で、偏差値の高い大学の英文解釈問題ではそれだけではほとんど得点できません。
英文解釈とは英語の長文を読み、筆者の主張や思想、説明内容、あるいは感動したことを理解し、それを要約して、「日本語として自然な表現」で、自分の言葉をつかい記述するものです。ですから、たとえ流暢に英語を話せても、国語力が乏しく、文化を理解できないと難関大学の入試(英文解釈)では得点できないのです。
だから、まず、国語力、幅広い教養を身につけることが大切です。