青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

許されてしまう人

2009年04月06日 20時52分50秒 | 日常
昨日、どこもつまらんテレビしかやってないな~とか思いながらポチポチチャンネルを変えてたら、なぎら健壱が東京中の居酒屋を飲み歩きながらただただ酔っぱらっているだけ、と言う素晴らしいテイストの番組がやってたので見入ってしまった。普通、一応公共の電波としてテレビ出演している限りはカメラの前で酔っぱらうと言うのはあんまりあってはいけない事だと思うのだが、この人に限っては酔っぱらっているのが許されている。許されているどころか番組の構成コンセプトと言いある意味番組の制作サイドから酔っぱらう事を要請されているのだ。

これって凄い事ですよね。

逆に言うと、番組の受け手である我々も、シラフのなぎら健壱をどこか物足りないと思って見ているフシもないとは言えない。
いや、むしろ「酔っ払ってこそのなぎら」と言う意識は確実にある訳で。
ここにどうしてなぎら健壱の作り上げた揺るぎないポジショニングと言うものに唸らされてしまうのである(笑)。
ただ居酒屋行って酔っぱらう事なんぞ誰だって出来るのであるが、それが視聴者に対する訴求行為として成立してしまう。
それは、なぎら健壱にだけ許された至高の到達点なのかもしれない(笑)。

「許されてしまう人」。いいですねえ。
何をしても「あいつならしょーがねえや」と言われて許されてしまいたいw
俺は、なぎら健壱になりたい。
コメント
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