青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

桃色的衝撃

2019年03月16日 17時00分00秒 | 秩父鉄道

(目に突き刺さるピンク@三輪鉱山~影森駅間)

美味しいご当地ラーメンをツルツルと食し(半ライスまで頼み)、腹もくちくなってきたところで再び三輪線に戻る。そろそろ山に行った昼便が戻ってくる頃…と思いつつセッティングしていたら、山を降りて来たのは真っピンクにカラーリングされたデキ504だった。504がピンクになったのは知ってたけど、実物を見るのは初めて。それにしても、のピンク過ぎるピンクである。秩鉄のエラい人もよくゴーサイン出したな、と思わずにいられない。これは目ェ痛くなるワ(笑)。

 

ヤマを降りて来たピンク鉱石貨物、影森の駅構内で発車待ちのところを何カットか。影森折り返しで留置されている東急の8500こと7000系と。近年になって影森から先は乗客減のため減車減便が図られてしまい、日中はもっぱら東急8090系改造の7800系2連が運用の中心。以前は影森から先も30~40分おきくらいだったと思うのだが、現在では影森止まりの増加によって1時間~1時間20分間隔くらいになってしまった。秩父から奥の過疎化、という事なのだろうけど、少々寂しいものが。

 

普通電車の到着を待って、やおら発車して行くデキ鉱石貨。影森の構内にヲキ車の連結器の音が響き渡る。しっかしこのデキ504のピンクは同じピンクでも蛍光塗料でも塗ってるんじゃないかという刺激的な色合いでとにかくバカっ派手だなあ。夜とか武川の機関区に留置してたらこのカマだけボーッと発光してそう…。また秩父クオリティでやたらピカピカに磨き上げてるもんだから余計に目に刺さる色合い(笑)。少し前にトヨタがピンクのクラウン出して度肝を抜きましたけど、あのピンクよりもさらにアピール度が強いよ。この手の色を身に纏えるのは、宇都宮の名手・内田利雄くらいのもんだろ。内田も今は浦和の乗り役だから、デキ504と埼玉二大ピンクコンビ結成か。って公営競馬マニアしか分からんな。


桃色的衝撃の去った影森の駅。改めて、この影森の駅の佇まいと言うのは実にいいものだ。山が迫る広い構内、貨物の着発線付きのヤード、鉱山へ続く専用線と、慎ましやかな旅客ホームには木造の上屋。シーサスで終わってる安全側線も渋いし、駅に隣接する昭和電工秩父事業所の小さな荷役設備跡とか、今でも貨物扱いがあったらコキ3車くらいの小貨物が熊タから走っていたのかなと妄想。化成品コンテナとか載ってて、小さいフォークリフトがちょこまか動いていたりしていたかもしれないね。
コメント
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