青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

3年連続3回目

2020年09月22日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(ミライヘノマド、ヒラク@地鉄市内線富山駅前電停)

秋分の日近辺の3連休は、一昨年、去年と富山に行っておりました。んで、今年はどうすべかなあと思っていたのですが、西日本方面かつ日本海側の方が天気が良いという事なのでまた富山に行ってしまいました。3年連続3回目の秋の富山です。折角行くなら季節を変えた方が見える風景も違うでしょうに・・・という気がしないでもないのだが、まあ出掛けやすい時期とそうでもない時期とイロイロありますからねえ。今回も自宅からクルマで片道350km、毎度安定の安房峠経由でしたが、島々から安房峠を抜けて平湯から神岡、そして富山の大沢野(笹津)までコンビニは神岡町にヤマザキデイリー一軒だけ、あとはひったすら漆黒の闇に包まれながら山の中を走るのが結構辛いルートです(笑)。どっかにもう一個くらいなんか街っぽい場所は欲しい。

んで、去年の秋の富山から何が変わりましたか・・・と問われると、これですよね。壁を背にして行き止まりだった地鉄市内線の富山駅前電停が向こう側にパックリと開け、何とも見通しの良い姿に。今年の3月、富山駅北口に乗り入れていた富山ライトレールと南側の地鉄市内線の結節が完了。それに伴い、富山ライトレールは解散し富山市内のLRT事業は地鉄に一本化されました。北側ホームに停車中の地鉄市内線車両「CENTRAM」、行先案内表示に燦然と輝く「岩瀬浜」の表示に、富山の市内交通の悲願だった南北統一の達成を見る。

今回は一泊する時間は取れなかったもんで、沿線にゲバ立てながらじっくり腰を据えて回るというよりも適当に乗り撮り楽しみながら美味しいところが拾えれば、というわりかしなノープラン。そして、このコロナ禍の中でどこも鉄道会社は厳しいでしょう・・・という事で、いつもの観光列車フリーきっぷ(1,500円)ではなく、全線乗れる1日フリーきっぷ(2,600円)を買っていくばくかの収益に貢献してみる。富山にクルマで来て大して乗りもせずに写真ばかり撮影しているのも申し訳ないかんね。

ワイ「すいません、1日フリーきっぷ下さい」
駅員「恐れ入ります。県民の方ですか?」
ワイ「いんや、違うよ。なんかあんの?」
駅員「いやー、申し訳ないです!富山県民の方ならいまフリーパス半額なんですよ!」

・・・えっ!?そうなの!?だったらシラ切って「富山県民です!」って言っとけばよかったわ(コラコラw)。ってか2,600円が1,300円になるのは凄いな。凄いんだけど、この施策はどんくらいの富山県民に浸透してるんだろう(HP見ても書いてなかったし・・・)。それにしてもわざわざ駅員の方もご丁寧なことだ。言わなきゃ分からん事だし、そもそもこっちは苦しいところの収益の足しにでもなれば、という気持ちで買おうとしただけだしね。という事で富山県民の皆さん休みがあるなら地鉄乗りに行った方がいいですよ。フリーきっぷ1,300円とか、電鉄富山と岩峅寺を往復するだけでモトが取れます。

コメント
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