司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

過誤登記防止委員会

2014-01-08 00:30:16 | 司法書士(改正不動産登記法等)
 民事月報平成25年9月号によれば,横浜地方法務局に「過誤登記防止委員会」が設置されているそうだ(^^)。


 「平成25年度の職権更正率については,0.08%以下とすることを目標としている」

※ 存外に,低い数字である。司法書士の補正率は??

 「最近の過誤登記事案(簡易更正)を見ると,氏名,住所に関連する更正が全体的に多い傾向が見受けられ・・・全更正件数に占める割合は48.3%と約半数となっています」

※ 半分が氏名,住所の誤りである。「暗数」もあると思われるので,司法書士が登記完了後にチェックする場合も,特に入念にすべきということとなろう。

【再発防止策】
「調査担当者は,記入担当者が誤記しやすい文字を○で囲み,記入担当者に注意を促す(コメントは必要に応じて記入する。)」

「記入担当者は,自分で記入したものであっても誤りがあるかもしれないといった意識をもって慎重に確認作業を行う」

「校合担当者は,自分が最終決裁権者であることを強く意識し,添付情報の確認だけでなく,記入内容の確認も励行する」

【POINT】
「常に「次の人が間違えないようにすること,やりやすいようにすること」を念頭に置き,人任せにせず責任をもって事務処理を行う」
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