私は昨年の3.11以後
世界がすっかり変わってしまった
改めて考えると
何が変わったって
怒涛のようにいろいろなことが明らかになって来た感じがする
地震というのも
これまでいっぱいあったけれど
震度6強というのも
あの長さも
驚天動地だったので
地球が 本当に どっしりした大地ではない
というのが 実感
安定的な立地感というのはもう失われてしまった
政治についても 心のどこかに
楽天的なものはあって
みんなで理想を追い求めれば
世の中はだんだんよくなる気もしていたし
政治家だって意見は違っても
その人なりに正義を求めていると
心の底では 信じたい気もしていたのだが
もう
本当に絶望的にダメ
それは結局 そういう人しか選べない
(人材がないということも含めて)
それは 自分自身の限界
人間て そんな程度の生き物だと思い知った
それなりに生きて死んでいく運命だな
しょんぼりしている
ものがどういう風にあるのか
どういう風に対応できるのか
段々訳が分かってくれば
段々うまくいくということは
ないのだということが分かった
かなり えらいこったなのだ
だから暫定的に 仮説を立て やってみて 検証するしかない
地震も原発事故も
訳が分からないので 今まで考えたこともないことを考え
これまではかかわりを持たないような人の意見にもいっぱい接して
なんと知らなかったことが多いことか
地震と原発事故で
国土は破壊されたり汚染されたけれど
それ以上に
多くの人が 皆知らなかったことに気が付いてしまったり
考えるようになった
もしかすると
これが事故の一番大きい変化だったかもしれない
例えばよ
日本の社会の中のムラ構造について
こんなに人口に膾炙したこと なかったんじゃ?
私はこれまで
陰謀論 って知らなかったけれど
ここまで勘ぐるか? という陰謀論に
ずいぶん接した
ということは
そういう人もごまんと 出現したということだ
今
国民は かなり
なめられて状態に置かれているとは思うけれど
一方で
こんなになめられているということが
かなりの人に知られちゃった ということもある
3.11後
やはり世界は変わってしまった