我が家の家庭菜園では、今年から、秋冬野菜のキャベツや白菜を植えてみることにしました。これまで試みなかった理由は、①効率がよくない気がする②防虫ネットを張るのが面倒だから、でした。
結果は、想定どおりでした。防虫ネットは張らなかったので、モンシロチョウが絶え間なく飛んできて卵を産んでいき、葉は虫食いの穴だらけです。穴は開いていても無農薬の安全野菜なので、食べるようにしています。
庭の片づけをしていたら、レンガにモンシロチョウの幼虫がとまっており、そばにはその幼虫から抜け出し繭化したアオムシサムライコマユバチの繭がありました。こういう状況を見ると、(孫の使っていた虫取り網で成虫を捕まえ、キャベツについた幼虫は見つけ次第潰しておきながら)チョウの世の中も厳しいものだとつくづく同情してしまいます。
《キャベツについ穴だらけにしているモンシロチョウの幼虫 2018/10/17》
《キャベツについ穴だらけにしているモンシロチョウの幼虫 2018/10/17》
《キャベツについ穴だらけにしているモンシロチョウの幼虫 2018/10/17》
《モンシロチョウの幼虫から抜け出し繭化したアオムシサムライコマユバチの繭 2018/10/18》
※ モンシロチョウの幼虫については、恥ずかしい思い出があります。30年ほど前のこと、子供が小学校にモンシロチョウの幼虫をもっていくことになりました。昆虫には詳しい(と日ごろ大きなことを言っていた)私が、さっそく近くの畑のキャベツから幼虫を採ってきて、自慢げに説明して学校に持っていく用意をしていました。たまたま自宅にやってきた昆虫に詳しい友人に見せたところ、それはモンシロチョウではなく蛾の幼虫だと指摘されました。モンシロチョウの幼虫がキャベツなどアブラナ科の植物の葉を食べることだけ知っていて、実物を知らなかったのです。この1件で父親の「虫博士」としての信頼度は大幅ダウン。これがトラウマとなり、今でもモンシロチョウの幼虫の見分けには、自信がありません。
※ 庭を眺めるテラスのピクニックテーブルに「カリン(花梨)」の実を置いて、熟すのを待っています。いちど「果実酒」や「蜂蜜漬け」にしてみようと思っています。
カリンを置いたそばで、好きなときにコーヒーを飲みながら本を読んだり、空の雲を眺めたり、家庭菜園にやってくる虫たちをみたりしていると、何とも表現のしがたい甘い香りがカリンから漂ってきます。「毎日が日曜日」の特権です。
《ピクニックテーブルの上に置いて熟すのを待っているカリンの実》