10月の末になっても、穏やかで暖かいに日は、庭にたくさんのフタモンアシナガバチが飛び交っていました。すべて確かめた訳ではありませんが、確認したものはすべて♂でした。
ウェブサイト『都市のスズメバチ/アシナガバチカレンダー』には、月別にアシナガバチの生活の様子が紹介されています。
「9月 …既にオスバチが羽化し、新女王バチも次々羽化しています。8月末から9月初めには営巣活動が終了し、巣には新女王バチ、オスバチ、働きバチが集団で止まっています。暖かな日には巣を離れて飛び回る個体もありますが、大部分はジッと巣に止まったままです。…。」
「10月 活動はまったく停止し、新女王バチ、オスバチ、働きバチは巣の下部に固まってジッとしています。10月下旬以降、朝晩冷え込むようになると、新女王バチは暖かな日を選んで一斉に越冬場所に移動し、巣は空になります。」
「11月 早い場合には10月下旬、遅い場合でも11月下旬には新女王バチは越冬場所に移動し巣は空になります。ただし、巣が軒下などの奥まった場所にある場合には、多数の新女王バチが巣に止まったまま、越冬することがあります。オスバチと働きバチは寒さを迎える頃には全て死亡し、越冬することはありません。」
とまっている♂に別の♂が交尾を試みる光景はあちこちで飽きもせずに繰り返されていますが、♂♀の交尾を見たことはありません。
このとき、テラスの屋根にある、8月下旬にヒメスズメバチに襲われた巣には、数頭の♀の姿だけが見えました。♂が近寄らないところをみると、働きバチなのでしょうか?また、このあたりに飛んでいる♂は、この巣で羽化したものでしょうか?わからないことだらけです。
《陽のあたる野外テーブルに並んでとまるフタモンアシナガバチの♂ 2020/10/31》
《とまっている♂に交尾を試みる♂ 2020/10/31》
《とまっている♂に交尾を試みる♂ 2020/10/31》
《とまっている♂に交尾を試みる♂ 2020/10/31》
《とまっている♂に交尾を試みる♂ 2020/10/31》
《テラスの上のフタモンアシナガバチの巣(♀だけ見えます)2020/10/31》
《テラスの上のフタモンアシナガバチの巣(♀だけ見えます)2020/10/31》