犬と稲刈りの済んだ水田の中の農道を歩いていると、スズメの集団の鳴き声が聞こえてきました。鳴き声は、この日だけでなく、数日前から何回も聞こえてきていたので、どこに群がって鳴いているのか気になっていました。
この日は、散歩の後、声のした方向へ車で移動、小学校の校庭のケヤキなど心当たりを探しましたが、見つかりません。もしや、と思って近づいた送電線鉄塔に、スズメが群がっています。鉄塔のまわりの水田には、刈り取った後に出た二番穂が一面に稔っているので、これを食べていたのでしょうか?でも、私はスズメが二番穂を啄んでいるのを見かけたことがありません。
《鉄塔に群がって鳴いているスズメ 2020/11/13》
《鉄塔に群がって鳴いているスズメ 2020/11/13》
《鉄塔に群がって鳴いているスズメ 2020/11/13》
※ いちど刈り取った後で伸びてくる穂のことを最近では「二番穂」を呼ぶそうです。昔は、こうして再生した稲のことを穭(稲孫)と書いて「ひつじ(ひつち、ひづち)」などと呼んでいました。穭(羊穂、穭稲、穭田)」は晩秋の季語です。
『ひつじ田の案山子もあちらこちらむき』(蕪村)
《二番穂のでた水田 2020/11/06》