テラスで足を伸ばし、のんびりと借りてきた本を読んでいると、眼の前のローズマリーの葉の上を、なめるようにユラユラとゆるやかに飛ぶハチ。長さは3㎝ほどでしょうか、細長い腹部を水平に、長い脚をだらんと垂らして飛ぶ様子が特徴的です。
何かを探しているようで、なかなかとまりませんが、ようやくとまったので近づくとこれまでとはうってかわった素早さで飛び去ります。こういうこことを何度か繰り返して、何とか数枚の写真を撮りました。
後で『ハチハンドブック』で写真を見ていくと、似た写真がありました。コンボウアメバチです。ハナアブなどに詳しいNさんに写真を見てもらうと、コンボウアメバチの仲間だが、コンボウアメバチそのものではなく種類はわからないとのこと。
ウェブサイトで見つけた『Information station of Parasitoido wasps/コンボウアメバチ亜科Anomaloninae Viereck,1918』には、詳しく書かれていました。「小型から大型のヒメバチ。…(形態の記載は専門的で頭がくらくらします)…。鱗翅目(大半の種)と鞘翅目(Anomalonなど)に内部寄生する飼い殺し型寄生蜂。産卵は幼虫に対して行い、羽脱は常に蛹から行う。…一部チビアメバチ亜科やアメバチ亜科に似た種がいるが、顕微鏡下できちんと形質を確認すれば混同することは無い。」
私のような素人が写真で種名を判断することなど、とてもできない相手でした。
《バジルの葉にとまったコンボウアメバチの仲間 2020/10/29》
《ブルーベリーの葉にとまったコンボウアメバチの仲間 2020/10/29》
※ 市立図書館から10月31日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
早寝の私に「秋の夜長」はあまり影響はありませんが、やはり「読書の秋」。欲張って妻と二人分の借り出し限度(本と雑誌併せて一人10冊まで、2週間)いっぱいの20冊近くを借り出しているので、期限内に読み切れない本も出てきてしまいます。頑張って読まなくては…⁉
1 『カブトムシ山に帰る』(山口進著)
2 『昆虫少年記』(柏原精一著)
3 『脱皮コレクション』(岡島秀治監修)
4 『里山のヤママユーヤママユが紡ぐ緑の宝物ー』(新開孝著)
5 『中華一筋のべっぴん絶品料理』(鈴木邦彦著)
6 『しょうがの料理』(有元葉子著)
7 『般若心経(NHK100分de名著ブックス)』(佐々木閑著)
8 『雑貨の終わり』(三品輝起著)
9 『知的経験のすすめ』(開高健著)
10 『ベスト・エッセイ2020』(日本文芸家協会編)
11 『ベスト・エッセイ2018』(日本文芸家協会編)
《市立図書館から10月31日(土曜日)に借りだしてきた本》