日が暮れてきたので、休んでいたテラスから部屋に入ろうとして、雪虫が1匹、窓のサッシにとまっているのに気づきました。
この虫について、ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/雪虫』(2020/11/13)には、次のように書いてありました。「雪虫とは、アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)のうち、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称。体長5mm前後の全身が、綿で包まれたようになる。この虫の呼び名としては、他に綿虫、、雪蛍、東京地域のオオワタや…、シロコババ、…がある他、ユキンコ、しろばんばといった俗称もある。小説『しろばんば』のタイトルは、この虫に由来する。具体的な種としては、トドノネオオワタムシなどが代表的な存在である。…秋になって越冬する前などに、羽を持つ成虫が生まれ、…この時の羽を持つ成虫が、蝋物質を身にまとって飛ぶ姿が、雪を思わせる。アブラムシの飛ぶ力は弱く、風になびいて流れるので、なおさらに雪を思わせる。…北海道や東北地方では、初雪の降る少し前に出現すると感じられることが多いため、冬の訪れを告げる風物詩ともなっている。…俳句では、冬の季語。同じ「雪虫」と呼ばれるセッケイカワゲラは黒い昆虫で、春の季語。」
この雪虫をタイトルにした小説「しろばんば」は、私が若いころに愛読した井上靖の自伝的長編小説で、何度も読み返した覚えがあります。
《窓のサッシにとまっていた雪虫 2020/11/12》
《窓のサッシにとまっていた雪虫 2020/11/12》
《窓のサッシにとまっていた雪虫 2020/11/12》