神田神保町店を後にし、キッチン南海でカツカレーを食べてから向かうかギリギリまで迷った末、直接伺うことになったこちらは、少し前にテレビで紹介されて知りました。16時から整理券配布ということで、台風の様な風雨の中、雨宿りも含めて1時間歩いて到着。もちろん、こんなに時間を要したのは道に迷ったからで、真っ直ぐ向かえば30分程で着いたのではないかと。
15時40分頃で既に6人が整理券待ちの行列を形成。その列は、16時を僅かに過ぎて配布が始まった段階では30人以上に膨らんでいました。この天候に加えて一人で複数人分を受け取ることも可能ですので、週末は15時台には並び始めた方が間違いないなと思いました。
集合時間まではアジフライの有名なお店の場所を確認。3月下旬に行けるといいな。
17時頃に店頭を確認すると・・・この時点でもがっくりと肩を落として帰っていく人多数。
最初だから、オーソドックスな中華そばと特製肉ご飯にしよう。
17時05分に、整理券配布時私より後方に並んでいたはずの方々が入店したのでそれに続こうとすると、少し店外で待つように指示が。その5分後に整理券を提示して返金を受けた後店内で食券を購入し、店員さんに手渡すと既に席が空いていたにも関わらず、さらにもう一度店外で待つように言い渡されました。そして、数分経ってようやく入店し空いている席の最奥に着席するよう案内されました。
席にはお水やお箸がセットされていました。また、マスクケースやエプロンを借りることも可能でした。店内には白いカバーがかかった椅子が6席用意されており、静かにクラシック音楽のBGMが流れる店内は間接照明と、割烹料理店という感じの高級感あふれる空間です。
このコップのガラス、薄くてとっても飲みやすかったです。
特製中華そば、1,050円。恐らく中華そばは、味玉がなくなってチャーシューは1枚になるのだと。
綺麗に盛り付けられた麺は、1人分づつテボざるで。
ディラム小麦粉が練り込まれているそう、byテレビ。
かなり細いなと思いました。
表面は滑らかでしなやかさと歯応えの強さを合わせ持ち、プツプツッとした食感です。
麺、スープとも単独だと控えめな主張具合に感じましたが、一緒にして食べると相性の良さを覚えました。
低温調理された(byテレビ)チャーシューは2枚。
たっぷりの肉汁を蓄えたバラ肉はしっとり。口に入れると解けるように軟らか。
提供直前に店主さんがミルを挽いて振りかけたスパイス。山椒や胡椒に似た味わいですが、柑橘類の香りと甘さもあったような。
メンマとネギ。ネギはほんのり甘みと粘りを持つ細切りにされた九条ネギ。
メンマは肉厚で抵抗力があり、歯切れが良かったです。
昆布出汁によって味付け(byテレビ)され、淡く色付いた味玉。
味の染み、火の入りの両方が浅めです。
カエシを使っていなくとも(byテレビ)茶色い見た目のスープ。
表面には油滴が浮いていますが、すっきりとした後味ですが、鶏や昆布の旨味が入り混じる複雑な味わい。きっとこれ以外にも動物系や魚介系や植物系と、たくさんの食材が使われているのでしょう。そして、チャーシューの上のスパイスが溶け込むと、奥行きが増したように。
食べ終える頃に提供された、水出しほうじ茶。すっきりとしながら香ばしさと甘さを持っています。
調理を終えた店主さんを含む4人の店員さんに見守られながら13分程かけて完食。コップの水が少なくなると直ぐに補充して下さるように接客も文句なし。この様子だと、ご飯にも拘りを持って提供しているのだろうと期待を膨らませながら、退店しました。
地理的に3件目として岸田屋を考えていたのですが、お腹いっぱいになったことと雨が降り止まないことで、このまま東京駅まで歩いて帰路に就くこととしました。
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