としおかから次に向かったのはここ。千住大橋駅に降り立つ計画もまたも電車を乗り間違え、北千住駅から徒歩で向かうことに。12時40分を過ぎた頃店頭に到着すると行列は22人。そして行列に加わる前に食券を購入しその最後尾へ。13時13分に店主さんにより閉店が宣告された後の13時45分頃に入店し、その10分後にラーメンが配膳されました。
小ラーメン、大蒜脂ラー油。
お客さんの状況によって調整しているということなのでしょう、今回はじっくりと9分間鍋の中を泳いでいた麺。
液体油をふんだんに絡め取って艶やかな表面はニュルンッとしてヌチャっとした触感。また、小麦由来と思われる香りも僅かに。
茹で加減に加えて、絡んだ液体油の作用によりさらに軟らかさが際立っています。これぞ「デロ麺」と言える状態も、最深部でコシを感じることで「過ぎる」ということはありません。
ラー油を溶いたスープをたっぷりと絡ませて。
もやしが主たる野菜はシャキ感が残り、麺と一緒に口に運ぶと食感の対比が楽しめました。
豚は2つ。
鮪のトロとも表現したい赤身は箸を絡めると頼りなさげに崩れました。
脂身がサシとして満遍なく存在する、溢れるほどの旨味を含む豚。豚増しすれば良かったなぁと。
大きめに刻まれた大蒜はたっぷりと。噛み締めると強めの辛みが解き放たれました。
液体油によって醤油の色合いが薄められ白濁した様子のスープ。
特に意識することなくレンゲを差し入れると、層がくっきり2つに分断された様子が。ピンボケしている訳ではありません、念の為。
ラー油を溶くとその辛味と液体油の存在感がそれ以外を凌駕し、塩味や甘味を感じ取り難く変化するも、その合間に豚の旨味が恥ずかしそうに顔を覗かせていました。
脂をお願いすると、寸胴から液体油主体のものが野菜の上に注がれました。
8分程で完食。3度目にして、麺スープ共に実食前のイメージに最も合致した一杯を。ただ、決して過剰ということはなく長所の範囲内に留まっていました。現在の時間での営業が続くと次回訪問は随分と先になってしまいそうですが、また必ずと誓って退店しました。
3店目として小岩店を、そして締めには立石と計画していたのですが、お腹と相談しこのまま帰路に就くことに。少しはお利口さんになったようです。しかし、この数日後、やっぱり無理してでも行っておくべきだったと悔いることに。
お陰でニンニクの漢字初めてしったよ