2月最初の土曜日のことです。いろいろあって出立が遅れ、到着は宣告済を覚悟しなければならない14時44分に。そのまま、55人目として続くも、まだ余裕がありそうな気配だったので、一旦列を離れて。そして、14時58分に再び列に戻り53番目に接続。その直後、15時丁度に閉店となったことを列整理中の遅番助手さんに教えていただくと、いつもの宣告人役の方と、少し遅れて訪れた常連さんが後方に続きました。そして、前方では4人が離脱するとともに、確認出来ただけでも9人が肩を落として帰っていった17時46分に入店し、17時59分にラストひとつ前のロットにてラーメンが配膳されました。
大豚、大蒜脂+生卵+ネギ。
麺丼。
3分間隔で2回に分けて茹で始められた麺は、都合5分経った頃に硬めリクエスト1杯分が取り出された後、申し訳程度に一掴み分が追加され、それから約3分経ってから、3分強を要して4人分が麺上げされました。
水分を多めに抱え込んでふっくらとした食感。にゅるっとした喉越しで軟らかく思いました。
途中、卓上の粗挽き唐辛子と白胡椒を。
丼の縁に残る位に、たっぷりとグルが振りかけられました。
固形脂。
今にも流れ出しそうな背脂にカラメが足されて。ぷるるんっと揺れる大きなものも。
野菜丼。
そのままでも仄かに甘みを感じた、シャキッとした仕上がりの野菜。
ザクッねっとりいう具合の脂身と、しなやかな肉質の赤身。
程良くサシの入った赤身の周囲には、タレの味が染みた脂身。
箸で持ち上げると、厚みあってもゆらゆらと動き、容易に折り畳むことが出来る軟らかさの豚。
茶色みの強い赤身部分は、やや歯応え強く。
時間の経過とともにとろりとした舌触りに変化した脂身と、ゴツッとした口当たりの赤身。
容器の中で醤油ダレに漬けられていたであろう、荒々しい表面の豚。
数度咀嚼すると、あっという間に粉々に。
乳化度高めのスープは、脂が全体に深く回ったことで醤油の風味を大きく上回って甘さが先行し、豚由来の豊かな味わいも加わった複合的な旨味がはっきりと伝わってきました。ここしばらく、閉店間際の時間帯はこの傾向なのですが、今後も続いて欲しいです。
ツンツンとした辛さだった大蒜。
ネギ。
辛みが抜けて、シャキッとした歯応えが残っていました。
器は有効活用しましたが、生卵自体は今回も余らせてしまいました。
およそ17分で完食し、賄いを食べる店主さんと助手さんにご挨拶し退店しました。
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