令和2年最初の営業日のことです。15時30分頃にお店に到着すると既に8人の先客が。ベンチは満席でしたが、普段なら10人利用可能ですので、詰めるようお願いし何とか着席。それでも2分遅れて来店した10人目の方は座ることが出来ませんでした。尚、16時段階で18人、17時段階で39人、18時段階で66人の行列が形成されていました。令和3年の参考までに。そして、18時10分頃に開店となりました。
国産ブタメン、大蒜多め+野菜+ブタかす入りアブラ+大盛り。並び始めてから、3時間10分後のことです。
ピサの斜塔のような傾斜で野菜が盛付けられています。
良く茹でられ、キャベツのホクホクさと添えられた味付き脂の魅力を堪能できる野菜。
麺と絡めて食べたいと思うのですが退避させる場所が限られていることで、その願いが叶わないのが残念です。
やや大きめに切られピリッとした強めの辛味が伝わる大蒜。
遅れて提供された多め分も全て胃の中へ。冷静に考えるとこれだけの量の生大蒜って、普通の人の1年分の摂取量を大幅に超えているのではないかと。
お椀に入った甘い味付けのブタかす入りアブラは、豚の一時避難所として活用すると同時にたっぷりと脂を纏わせた後は麺を移してつけ麺風にして。
大盛にした麺です。
盛り上がった部分は、しっかり揉んでから鍋に投入された効果もあって縮れが強く、表面には凹凸があるのかと思う程の期待どおりのゴワゴワ感と、中心部には良い意味での粉っぽさ、言い換えると小麦粉の伝達力があります。
丼の中でスープに浸ったものを引き出してみると、表面はツルッと歯応えは軟らかく変化していました。
豚は4つ。
整った見た目で、歯を入れるとミシッとした音が聞こえてきそうな赤身と反発力を持ったパンパンな脂身。
やや強めの咀嚼力を必要とされる赤身の回りをタレが良く染みた脂身が覆う豚。
既にその形が崩壊しかけている赤身が大部分を占める豚は、脂身がほとんど見当たらないにも関わらず舌の上でとろける様に非常に軟らかい、今迄に食べたことが無いような不思議な食感でした。
端部分にもしっかりとタレの味が行き渡っています。
最初は強めの抵抗にあうも、適度にサシが入っていることでそれを楽しむことが出来た豚。
豚と調味料による甘さに起因する円やかが前面に出て、醤油の塩気をほとんど感じさせないスープ。残ったアブラを投入するとさらにコクが増します。よく考えると、これだけ控え目な塩気であれだけ強烈な存在感の麺を食べさせるって凄いことだなぁと。
およそ20分を要して完食。完食間際には、店主さんの丼を覗き込む仕草がありましたので時間を掛け過ぎてしまったのかもしれません。店内待ちを含めると開店時よりもさらに伸びたことになる、店外待ちの66人のお客さんを横目に、JR東十条駅へと歩き出しました。
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