七夕の日、都内で2カ月振りの所用を済ませた後に訪れました。小田急線の車窓から確認出来た店前の並びはゼロ。駅に降り立つと真っ直ぐお店に向かい、14時52分に到着するとそのまま入店して食券を購入し、誰もいない店内待ち席へ。その時、調理が行われていましたが、それは助手さんの賄い分だったよう。それから、立て続けに3人が訪れた15時頃麺が鍋に投入され、15時09分にラーメンが配膳されました。なお、丁度ラスロ分の麺上げが終わった15時08分に閉店となりました。
大豚入り、野菜大蒜脂+生卵。
盛付けの様子を見ていると、麺量はこれまでよりも控えめだったように見えました。
約7分間の茹で時間だった麺は、1分強を要して助手さんの分を含めた5つの丼に振り分けられました。その作業が終わると、余ったものと思われる、小さな丼に取り分けられていた麺が、温める目的でか、鍋に投入されていましたので、それを店主さん自身の賄い分としたようです。
平たい形状でぷくりと膨らんで厚みがあり、表面に強い膜が形成されていると勘違いする位にごわっとして。
黒胡椒と唐辛子を。どちらも適量を振るのが難しく。
シャクシャクとした歯触りで、口の中で大きな咀嚼音を響かせていた野菜。
豚。神田神保町店同様、切り分けた一部の豚を、まな板の上で掌で圧し潰すような工程が見受けられました。
ポロポロといくつかの塊に崩れた赤身の外側には、甘めの脂身。
頬張った直後、ヒャッと身が震える位にタレの塩気を覚えた、ギュチッとした豚。
ほぼ赤身で構成されていても、パサつきの無い肉質でしっとりとすら感じました。
暫くの間、スープに沈んでいたことでか、赤身と赤身を繋ぐ脂身の部分で分離してしまっていた豚。
固形物を食べ進めた後に口に含んだからか、僅かにとろみを持ち、たぷたぷとした舌触りをも感じられた、ふくよかな味わいの中に、調和を乱さない程度にヒリっとする程に醤油が効いていたように感じたスープ。食後も、穏やかな余韻が残って。
プレーンな背脂は野菜との相性良く。
少し辛かった大蒜。
生卵を食べたいというよりも、器代として。ただ、実食すると、期待以上に麺やスープとの親和性が高く。
およそ16分で完食し、休憩中の店主さんにご挨拶し帰路に就きました。
店裏の五反田川には七夕飾りが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます