一人前の大人になる為に

日々の出来事を正直に見栄を張らずに。職務上の立場を悪用した同僚に内容を監視されているので、きっかけを待って消えます。

ラーメン富士丸神谷本店

2021年03月19日 20時00分00秒 | ラーメン富士丸

12月中旬の日曜日のことです。渋谷でコーヒー飲料に関する市場調査に参加しました。

 

内容は新発売される缶コーヒーのデザインを見ての感想を、アンケート用紙やタブレット端末を使って簡単に答えるだけで所要時間は15分程。謝礼として商品券を受け取って終了。割りの良いアルバイトですね。

 

久しぶりに渋谷まで来たので、円山町付近を散策。以前、20年以上前に発生した所謂「東電OL殺人事件」に大きな興味を持ち、この辺りに存在した殺害現場となったアパートの部屋を訪れたことがあります。この日はそのアパートまで辿り着くことは出来ませんでしたが、それから15年程経って、おぼろげながらも見覚えのある周囲の風景はすっかり様変わりして当時の面影はなし。少し寂しい気持ちになりましたが、アパートは現存しているようなので、今度は周辺の地図を用意してまた訪れたいです。

 

渋谷を後にすると都内数か所を散策し、15時頃に店頭へ到着しました。そして先頭の椅子に座って数分後には2番目のお客さんが。その後の状況は、17時時点では15人が、17時30分には23人が行列を形成し、17時47分に開店した際には37人が入店を待っていました。尚、真冬のような寒さの為、ブルブルと震えながらその時を待つこととなりましたので、これからの時期は、しっかりとした防寒対策が必要なことを痛感させられました。

 

尚、開店直後持帰り希望の方が来店し、以前と同様その方の分を優先して調理した為、着席から配膳まで20分以上を要しました。このシステム、未だに釈然としません。

 

国産ブタメン大盛り、大蒜多め+野菜+ブタかす入りアブラ。

 

野菜や豚や大蒜がバランス良く配置されて。

 

落ち着いた盛付に思いました。

 

野菜を取り除くと姿を現した麺は3分程の茹で時間。

 

丼の縁から顔を覗かせた部分は、乾燥していることで、ボソッとした感触がより強まっていました。

 

茹で鍋への投入直前に、店主さんが力いっぱい捩りを加えることで強い縮れが与えられています。

 

スープと絡んで表面は滑らかに、そして食感はソフトに変化しました。今まで、食べ始めとその途中で麺の性質はあまり変異することはなかったように記憶していたのですが、今日は繊細な一面を垣間見せてくれました。

 

良いことがありそうです。いや、あって欲しい。

 

キャベツもやし共にぐったりとした茹で加減で、甘みが最大限に引き出された野菜。気が付くとほぼ全てを食べ切ってしまう寸前だったので、慌ててお椀と大蒜の小皿に乗るだけ乗せて。

 

厚く切られていることもあって、大きく顎を使って噛むとギュッと旨味が弾け出した豚。

 

醤油の刺激強めのタレがたっぷりと染みて、繊維に沿ってスーッと避けていった豚。

 

プルップルの、歯が入ると液体となったアブラが飛び散る脂身も備えて。ブタかす入りアブラのお椀に浮かぶ液体油が背徳感を高めてくれます。

 

張りのある肉質でジュワーッと口の中にその味を浸透させていった豚。

 

箸で持ち上げると、そしてそっと歯を添えると簡単に解れてくれた豚。

 

液体油の層の厚さは目立つものとは言えないスープ。

 

豚や油によって深い奥行きが生まれ、一口目から甘さを強く覚える円やかさ全開の、ポタさすら感じる仕上がり。二口目以降、塩味が徐々に追い付いて来て、最終的に甘味がやや勝ったあまじょっぱい表情を見せていました。

 

カリッとしてツンッとした辛味の大蒜。小皿は豚や野菜の避難先としても重宝します。

 

量と味付けの両面から余裕を持って約18分程で完食。退店時、店外のその行列は53人に膨らんでいたことが示すように、相変わらず大人気。次のお客さん達の分のラーメンを提供するのに忙しい店主さんと助手さんにお礼を言い、帰路に就きました。

 



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