4月下旬の土曜日のことです。寝坊したことで乗車した電車が予定より1本遅れて、店頭に到着したのは10時20分過ぎ。この時点で先頭から26番目となり、11時01分に開店した際は45人の行列が形成されていました。また、入店は11時41分で後続には41人がその時を待っていました。
卓上にはホワイトペッパーと唐辛子。以前は券売機の上にカイエンペッパー等が用意されていましたが、この日は見当たらず。
小ラーメン、野菜大蒜脂。6人中2人が、券売機2段目豚入り隣の大ラーメンを購入していました。
茹で時間は10分強だった麺。
ぷっくりとした形状です。
箸からは重量感と、表層に膜が張ったようなハリが伝わってきて、弾力に富んだ特長を持っていました。
隣席からの香りに誘われて。さすがに使い過ぎましたが、相性が良いですね。
キャベツの比率が高くその甘さが際立つ、熱々でややしんなり気味の野菜。
適度に脂身が混じった大きく厚い豚。事前情報が無かったこともあって、その大きさに驚かされました。
腕肉にありがちな、硬い赤身で筋張ったという性状とは程遠い肉質でした。
表層だけでなく、深くまで脂が溶け込んでいると見受けられるスープ。
とろみがあり塩味が強く、さらに脂や豚出汁による旨味が一層濃縮されたようなふくよかな味わい。また、舌の上にはザラつきも残していきました。
時が経つにつれ、ふくらみが増して。
ジャリジャリとした大蒜。
細かく解された豚の存在感が強い甘辛い固形脂。
9分程で完食。退店時にも43人が列を成すのも納得の、数年振り一杯を食べ終え次の目的地へ向かいました。