又一つ舞の名手と言われた人が亡くなった。”山村楽正”
私は幼い頃より楽正さんの前割(鬘の形)に着流しの男舞にあこがれ、隠れフアンだった。残念ながらそれを口にすることはなかったのだが~(よくお会いしていたのに)
我が師匠との(若津也)相舞をうっとりと拝見していたのをおもいだす。
昨年12月に亡くなり、今月に告別式が行われ大勢の弔問客の中には、桂米朝さん、文楽の住太夫さん、テープの永六輔さん、舞関係の方々などの偲ぶ声に涙が~。
三味線を弾いて教えてくださる方が少なくなった昨今(もう、居ないといってもいいかな)、式場には艶やかな声の弾き語り『山村舞』、『滝ずくし』、そして『雪』が静かに流れいっそう悲しみが増した。合掌