350年以上前、宮崎を襲った地震を先人たちが50年ごとに記念碑をつくり、地元では長くその教訓を語り継いでいます。
この地震は、もっとも被害に大きかった地域の名前をとって、とんところ地震ともよばれています。
5年前、この地震について紹介するための私が事務局を務める、宮崎「橋の日」実行委員会で企画・製作しました。私たちの住む宮崎県では、南海トラフ地震への備えが必要なことから、広く告知するために県へ寄贈しました。
その後、県より協働して、制作しましょうという連絡があり、増刷、PR方法や活用方法を検討しました。翌年3月、完成した紙芝居と紙芝居DVDを、県内の230の小学校へ宮崎県教育委員会を通じて、寄贈しました。
あれから5年の歳月が過ぎ、南海トラフへの備えを風化させないため、今年1月から改めて内容を検討し、絵本形式に取りまとめて、今年中の完成を目指して準備を進めています。
個人でできること、組織でできること、さまざまですが、気づいた人達が自分にできることを精一杯する。「橋の日」活動では、目に見える橋だけではなく、目に見えない「こころ」の架け橋や、「いのちを守るための」橋渡し活動になればと考えています。