今年、「2010年宮崎県「土木の日」パネル展」を業務受託し、約2ケ月間準備を行った。
テーマは「災害復旧に果たす土木の役割」。
河川やダム、港湾や道路など多方面の写真とデータを通じて、被災後に「土木工事」が果たす役割を紹介するパネル展だ。
特に、平成17年の台風における県内の爪痕は深く、地方のインフラ、生活基盤をメンテナンスするという役割は、とても大きかったように思う。普段、現場にかけつけて、当たり前と言われている分野なので、日頃から目に見えないところで頑張っている業者の方や関係者の努力に敬意を払いたい。
一番印象に残っているのは、宮崎県建設業協会資料だ。一文を紹介したい。「目の前で殺処分され横たえた家畜一頭一頭の運搬、床堀りを行う。穴に順番に並べ作業、消毒剤の振りかけ作業、埋め戻し作業までの一連の作業まで、多くの重機が活躍した。家畜の断末魔の鳴き声や屍を目の当たりにしながらの埋却作業で、一人が担当する作業は2~3日が限度であり、食欲もなく食べ物も喉に通らないとの報告もあった。(以上)
今月の29日(月)まで、イオンモール宮崎のウェストコートで開催。週末の27日~28日は、土石流体感3Dシアターが設置されるので、子どもさんにはぜひ体感
してもらいたいものです。