友人Nが母の墓参りに帰ってきた、今日宮崎のホテルに泊まるらしいよ。電話してみて・・と延岡に住む友人から電話があった。
早速、電話をかけて夕食を一緒にとることにした。本来ならお酒でも・・・と声をかけるところだが・・・。
実は、車で2時間程離れた延岡で昨夜12時まで先輩と飲み、今朝早起きして、7時に自宅まで帰ってきたこともあり、飲みにいく元気もなかったからだ。
久しぶりに会うのでじっくり話しをしたいと思い、静かなで落ち着いた料理店で3時間程話した。
その中で、ふと友人が、今日は友達からお前に連絡を取ってもらったが、何故直接電話しなかったんだろうね・・という話しになった。
いろんなことが浮かび、話したがどうも納得していない様子。30分程たったころ、「高校生の時お互い殴りあったよね。俺、今も、意味わかってない」今頃、思い出したの?ひっかかっていたんだ。そうか・・理由を、俺あの時は「お前に対して憎しみの気持ちや後ろめたい気持ちがあったから、就職で県外にいくことで離れ離れになる。友達関係を大切にしたいから、お互いに殴り合うことでその気落ちをリセットして、忘れるつもりだった。新しくやり直したいと思ったんだ」と話した。
俺それ話していなかったかな・・? いずれにせよ35年前の3月のこと・・。友人は私のその話しを聞いて合点がいったようだった。そして、今回気軽に声をかけなかったのは、あの殴り合いの意味がわからなかったことで、気持ち的に尾を引いていたかもしれない。でも遅いけど俺もリセットできた・・と話してくれた。お互いどこか青臭くて、ウブな面をもっている友だから、今もそんな話しができたのではないかと思う。
あの工事現場の中でのことをお互いに鮮明に覚えていた。そうやって35年間自分の中で大切にしてきた思い出だったのだと改めて感じた。今、そんな気持ちを味わっている。
今日は友人の53回目の誕生日だった。