子育てをする娘たち、孫たちをお世話するなかで、さまざまなことを考えさせられます。先日、毎日新聞「時論フォーラム」にて、ジャーナリストの森 健さんが少子化対策について、持ちたいと思う環境にというテーマで、書かれていましたので、一部を紹介します。(以下の画像は、私の研修用でつくった画像データです)
現在、国会では、子どもが増えないのは経済的な不安要素が大きいという観点が予算議論の出発点としている。だが、年間80万人弱まで減少し、「社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際」というこの少子化か、児童手当の増額程度で改善するのだろうか。
フランスの対策には女性の就業支援やひとり親対策など多様な施策があるが、複数の研究によると、もっとも有効だったのは。非婚カップルや事実婚など婚外子への差別の解消だったとされる。1970年に6.8%たった同国の婚外子は2006年には50パーセントを超えた。
一方、日本は20年でも2.4%に過ぎない。言うまでもなく両国は婚姻制度や宗教など社会的背景も異なる。だが「瀬戸際」の意識で「異次元」の対策をするのであれば、子どもを持ちたいと思える社会環境まで考慮すべきではないのか。より踏み込んだ議論が待たれる。 森 健(ジェーナリスト)
一方、日本は20年でも2.4%に過ぎない。言うまでもなく両国は婚姻制度や宗教など社会的背景も異なる。だが「瀬戸際」の意識で「異次元」の対策をするのであれば、子どもを持ちたいと思える社会環境まで考慮すべきではないのか。より踏み込んだ議論が待たれる。 森 健(ジェーナリスト)