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今日よりちょっといい、明日にしませんか

仕事のやり方への工夫(WE9)

2021年01月29日 20時41分54秒 | キャリアコンサルタント
ワーク・エンゲイジメントを高めるための方法として、次に紹介するのが、仕事のやり方の工夫についてです。皆さんご存じことばかりですので、再確認の意味でご覧ください。



1,仕事のやり方への工夫
いつも同じ仕事を同じようなやり方でやっているのでは飽きてしまいますし、なかなか成長できません。可能であれば、やり方を変えたり、取り組む姿勢や考え方(リフレーミング)することでマンネリが打破され、やりがいを生み出せる可能性があります。

事務の方であれば、仕事の内容を付箋に書いて目に見えるところに貼って、終わったものから外していく。仕事を見える化する方法などがありますね。

現場の方でしたら、「一時間以内にこれだけの仕事を終わらす」という時間と量の目標を立てるなどして、目標がクリアできれば次の課題を増やし挑戦したり。小さな目標をクリアしていくことで、単純作業にも楽しみややり甲斐を見いだせるように工夫します。また、達人や職人になったつもりでどんどん高い品質の物を素早く生み出していく努力など。自分の「極み」が見えれば、作業に誇りを持つことができるかと思います。

私自身の例で挙げますと、仕事を取り組む時にその仕事が自分にとって「どんな意味や価値があるのか」という視点で、仕事を見直しています。たとえば、新しいジャンルの仕事の依頼があった場合は、1から学ぶ機会を得たという意味でとらえ、その仕事で成果を出すことで、経験と地域ポイントが付き、自分のスキルレベルを上げる価値ある仕事だと、認識します。また、そうあるべきだと言い聞かせる面もあります。

ちょっと無理があるかな・・と思われる面もあるかと思いますが、身につけた知識やスキルは未来の自分を助けてくれると確信しているからです。もちろん、皆さんの思いも環境も違いますので、自分なりにアレンジして考えてみられてはどうでしょうか。

2,周囲の人への工夫
自分を頼りにしてくれる人や認めてくれる人が職場にいれば、「役に立ちたい」「喜んでほしい」といった利他的なモチベーションが湧き上がってきます。ふだんは関わりのない部署と連携して仕事を進めてみたり、同僚とこれまで以上に積極的にコミュニケーションを取ったりすることで、人間関係を豊かなものにしていくことが仕事を創造的なものにしていくことにつながると思います。


「橋」の魅力とは・・

2021年01月23日 07時03分38秒 | 8月4日は「橋の日」記念日!
本年の「橋の日」活動は、今年で34回目。先輩から「事務局を頼む」といわれ30年あまり、気付いたらかなり「橋」の魅力にはまっている自分がいました。

今年はコロナ禍のため、「橋の日」である8(は)月 4(し)日(火)宮崎市の橘橋にて、当会の役員にて橋への献花のみをおこないました。その他下記の活動を実施しました。

1,県内では、串間市、国富町へ「橋の日」立ち上げの支援
2,広報の充実を図るため、「橋の日」幟旗、パンフレットの作成、橋の日グッズ(帽子)やタオルの作成。
3,YouTubeによる動画配信
4,宮崎県内各小学校へ「とんところ地震」絵本寄贈( 300 冊) 
5,情報誌「道路」への寄稿 
6,地域のお宝再発見ツアー in 県南
7,デミーとマツの土木広報大賞 2020 (主催:噂の土木応援チームデミーとマツ、後援:公益社団法人土木学会)において、優秀賞(イベント部門)3 位受賞。

話は変わりますが、私にとっての橋の魅力とは、デザイン性(特にセーヌ川にかかる橋や通潤橋)、橋からの眺望、それぞれの橋の歴史性(日本橋、渡月橋など)、抽象的ですが、こころの架け橋など人をつなぐ橋など。また、この活動を通して、多くの魅力的な人との出会いでした。

来年度は、活動35周年を迎えます。いろんな方に「橋」の大切さや魅力を伝え、「橋」を通して、地域を盛り上げる活動を続けていきたいと思います。



仕事をクリエイトするジョブクラフティング(WE8)

2021年01月19日 08時34分56秒 | キャリアコンサルタント


ワーク・エンゲイジメントを高めるために、私たちができることを考えてみましょう。そのひとつが「ジョブクラフティング」という手法です。

ジョブクラフティングとは、退屈な作業や“やらされ感”のある業務を、自身で考え行動することで“やりがいのあるもの”へ変容させる手法のことです。

「3人の石工」の物語をご存じでしょうか。同じ石工という仕事でも、どう捉えるかによって、仕事に対するモチベーションや幸福感はまるで異なる例をお話します。

むかし、むかしのこと、一人の男が、旅の途上で
石を切り出している場所を通りかかりました。
そこでは、三人の石工が働いていました。
その仕事に興味を持った旅人は、石工に尋ねました。

「あなたは、何をしているのですか?」

1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」→特に目的なし

2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的

3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的。

この中で一番モチベーション高く仕事をしているのは、明らかに3番目の職人です。目的がしっかりしていて、その目的を果たすためにどのような貢献ができるのかを自分で考えるからこそ、より良い仕事をしようとその仕事に積極的に関わる姿勢が生まれます。

たとえば、多くの人が使っている車両のタイアを例に挙げると、タイアは人やモノ、サービスを運んでいます。地球上のいろんな場所で利用されています。飛行機や車、さまざま動力機にはタイアが装着されており、命やモノを運ぶ役割を果たしています。

一見地味で目立たない存在ですが、タイヤがないと、車も飛行機も動けません。タイアをつくっている人の仕事の意義のひとつは、ここにあるのではないかと思います。

このように、目の前の仕事にどんな意味と価値を見出すか、自身で考え行動することで“やりがいのあるものへ変容させることが大切です。

みやざきの女性・高齢者の就業を支援しています。

2021年01月14日 20時23分45秒 | キャリアコンサルタント
私が週2回ほど勤務している、みやざき女性・高齢者就業支援センター(宮崎県委託事業)にて、女性、高齢者を支援するオンラインセミナーと職業相談(オンライン含む)を無料でおこなっています。

コロナ禍のなか、広報手段も限られていますので、こちらでお知らせさせていただきました。宮崎県内で求職中の女性、高齢者(55歳以上)の皆さんに紹介いただければ、ありがたく思います。
https://josei-senior.pref.miyazaki.lg.jp/

ユーチューブにもCMを流しています!
みやざき女性・高齢者就業支援センター2021

ワーク・エンゲイジメントの成果検証(WE7)

2021年01月08日 05時10分16秒 | キャリアコンサルタント


次に、ワーク・エンゲイジメントに取り組んだ企業・団体が、どう変わったのかという点について、次の3つの視点で紹介します。
1、心身の健康との関連、2,仕事・組織に対する態度との関連 3,パフォーマンスの調査報告です。これらは、ワーク・エンゲージメントについて研究されている島津明人 北里大学一般教育部人間教育科学センター教授の著書より一部抜粋しています。

1,心身の健康との関連
健康はもっとも関心の 高いテーマで、生きるための資源のひとつですが、ワーク・エンゲージメントが高いほど、不安、抑うつ、怒りなどの心理的ストレス、身体の不調についてのさまざまな訴えが少ないことが研究により明らかになっています。また、ワーク・エンゲージメントに取り組んだ結果、半年後、 2年後の心理的ストレス反応などの低さにつながることが明らかになっています。  
事例としては、看護師を対象とした調査において、ワーク・エンゲージメントが高いほど、不眠症状や起床時の目覚めにくさ、だるさ、そして日中の眠さが少ないことが報告されています。つまり、いきいきとしているひとは 睡眠の質も高いということです。

2、仕事・組織に対する態度との関連
職場のリーダーは、働いている人が仕事や組織に対して、どのように仕事と向かい合っているかは、大きな関心事です。ワーク・エンゲージメントの高い人は、仕事への満足感や職場・仕事へのかかわり方が高く、離職や転職の意志が低いことが知られている。 データでは、ワーク・エンゲージメントの高い人は、長期的にみても、仕事に満足し、組織への愛着が高く、仕事を辞めにくいと報告されています。

3,パフォーマンスの調査報告
調査によれば 、ワーク・エンゲージメントの高い人は、自己啓発や学習への動機付けが高く、創造的な行動を多く行い、役割行動や役割以外の行動を積極的に行うほか、部下への適切なリーダーシップ行動が多いことが明らかになっています。