「○○道」。日本には、そんな歴史のある文化がある。その文化について考える機会に遭遇したので、そのことを書いてみたい。
知人の息子さんが剣道七段の昇段試験に挑み、合格したという。この試験には、全国から多くの受験者が参加。その中には、著名大会の優勝者もいたらしい。 しかし、その優勝者もこの試験には落ちたという。
知人にその理由を聞くと、剣道の勝ち方をしてないからだという。その理由を尋ねたところ、知人はこう答えた。「剣道は真剣勝負、瞬きする間に勝負が決まる。剣と剣が対峙して、一瞬の閃き、精神と精神のぶつかり合いが、勝負を左右する。それが基本。勝つための剣道、相手に油断をさせて勝つたという勝ち方では、試験をパスすることはできない。剣道への姿勢と基本が重要であり、目先のテクニックだけでは勝てない」と話してくれた。
一方、受験者は、どのように剣道を捉えているのか。
剣の道を、精神と技で究めようとするものだけに、段位を与えるという考え方に、剣道の奥の深さをみたように思う。また、真摯な剣への姿勢や、その瞬間のために、数百倍、数千倍の時間を費やして、道を究めようとする生き方に、大切な何かに気付かされたように思う。
10月15日(日)日之影町見立地区にある英国館へと嫁と義母、そして義母の友人達を連れて出掛けた。英国は、国の登録有形文化財。宮崎市から車で3時30分の場所にある。
紅葉の美しいこの季節。英国館の庭から眼下を望む。
見立鉱山は昭和44年に閉山。 現在、英国館は日之影町の所有になっており、入場料300円にて入館できる。
喫茶室
英国館で使用されていたテーブルやイスをはじめ、英国のカントリー風の家具や置物でコーディネートされた喫茶室。
見立鉱山は、寛永8年(1627年)の大吹鉱山発見から約350年もの間、見立地区は鉱山とともに歩んだといわれている。大正末期から第2次世界大戦の直前まで、見立鉱山の経営・採掘は、ハンス・ ハンター氏の手に委ねられ、英国の鉱山技術導入とともに技師たちが招かれた。
当時の町並の様子を紹介したミニチュア。
彼らの宿舎、そして大切なお客様のための迎賓館として建てられたのが、上記の長屋風の建物で英国館(見立鉱山倶楽部)。
日本建築と洋風建築をひとつにした独特の様式は、現存する数少ない貴重な建物のひとつになっており、平成13年国の登録有形文化財に指定された。
さて、90年程前。遠くヨーロッパの彼方から、ここ宮崎の日之影町までビジネスをするために、やってきたハンス・ ハンター氏と家族。
技師や技師の家族。延岡市から車で90分以上かかるこの地での苦労が忍ばれる。
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午後2時、曲がり角が多く、離合にも苦労しながらドライブ。昼食と休憩を兼ねて北方のやな場へ。
一方、森林浴と美しい紅葉にパワーをもらった一日。
地下鉄東梅田駅前にある高速バス乗り場からみた風景。
現在、シニア産業カウンセラー育成講座を受講のため、大阪や東京、名古屋、福岡など、いろんな都市をまわっている。
主に飛行機だが、フェリーや高速バスを使っている。今回は、高速バスで大阪梅田から、宮崎市まで、移動した。
この場所は関東や東北、九州方面まで数多くのバス路線の起点となっている。
バスのナビと運転手による連携でスムーズな運行ができている。私の乗る宮崎行きのバスは20:05に出発予定。
22:34。兵庫県赤穂市付近。バス内には、数名程度の老若男女が乗車していた。
横3列シートとなっている車内。結構過ごしやすい。
山陽自動車道、福石PA(岡山県備前市)にて、1回だけのトイレ休憩。
7:30。ここは宮崎県田野町。以前東京から大阪へのバスで移動した際は、出発時間が22:00だった。またお酒のせいかぐっすり眠れたが、今回のバスの旅では2時間毎に起きたが、トータルの睡眠時間が長いためか寝不足という意識はない。
8:10。約12時間のバスの旅終了後。バスの到着地、宮交シティから、歩いて知人宅に停めてあるマイカーへと出勤のため急ぐ。
(うろこ雲がきれいな空)
大阪でのシニア産業カウンセラー育成講座は、今年3回目の参加。少しづつ時間の使い方が上手になってきた。研修日前日に大阪へ着いた私は、朝食後母の家から、レポートをまとめるために1キロ先のマックまで歩いた。
早速、テーブルに着くと研修のための資料をまとめる。
昼からは、母と近くの川へ散歩に出かけた。
鳥たちが、獲物を探して川面に漂う。子ども達は河原で遊ぶ。どこか懐かしい風景。
遠くの並ぶツインのホテルは、昨秋母の傘寿祝いの際、家族で宿泊したホテル。
翌日の日曜日午前8時30分。新大阪駅近くになる研修会場へ約1時間。南海電鉄を乗り継いで向かう。
帰りの夜行バスに乗るため梅田駅へ。
田舎者の私でも、少しづつ交通機関の利用の仕方が理解できるようになった。これから、更に大阪の街を楽しみたい。
このところ、毎日忙しい。というのも、いくつかのプロジェクトを抱えているからだ。秋はイベントが多いのは毎年のこと。しかし、今年度は、産業カウンセラー協会のシニア講座を受講しており、いつもの年の倍以上の負荷がかかっている。特にシニア講座は、事前学習として課題図書の熟読と提出課題の作成。研修後はまとめ、そして課題レポート(3000文字程度)提出と、非常に中身の濃い内容となっている。
その仕事(タスク)を列記してみた。
- 受講中の研修レポート作成と事前学習・準備(10月1本、11月2本、12月1本)
- 同窓会の記念誌作成(11月発行予定、最終確認中)
- 産業カウンセラー協会 12月の交流会イベントの企画運営、ならびに災害ボランティア活動
- 宮崎「橋の日」実行委員会 活動30周年記念イベント企画準備
- その他(ライブや来年1月の集いの企画準備、定期広報誌の準備等)
(気分転換にマックで学習することも楽しい)
こんなに重なったのも、久しぶり。いくら気持ちが焦ってみても、動いただけしか片付かない。研修のための勉強も、プロジェクトの準備も、50分サイクルで集中しながら、飽きたら次のプロジェクトというように、タスクを回しながら、楽しくやるしかないね。やって当たり前のことばかりなので、当面、そのご褒美は達成感ということか。
最近、聞き間違いや言い間違い。加齢によるミスも目立つ。あーやだやだ。衰えていく自分と闘うしかないね。
10月17日20時発、関西国際空港行き。旅行の目的は、研修。17日は、大阪に住む母の家に泊まることになっている。
出発日、空港から歩いて5分の場所に住む先輩の自宅駐車場に車を停めてもらうことになり、午後6時に立ち寄った。話も弾み、受付30分前までに、搭乗手続きができるよう席を立った。
しかし、空港カウンターに着いたのは受付30分前を5分過ぎた時間。係員は不在。隣の他社カウンターに聞いてみたところ、毎日19時30分には、全員帰るとのこと。他に方法はないかと尋ねてみたところ、これまでに時間を過ぎて乗便できた人はいないという。初めてのことで頭が真っ白になった。
遠く聞こえる搭乗をアナウンスする声。人影まばらな受付ロビー。急に肩にかけたバッグが重たく感じはじめた。同じように乗り遅れたビジネスマンらしき人が、同じく隣のカウンターの方に相談している様子。
さぁ・・どうする。初めての経験。イスに座って、どうするべきか考えて見た。冷静になれ・・・と心でつぶやく。研修は翌々日であり、明日の出発でも間に合う。しかし、大阪で到着を待つ母。出発を送ってくれた家族の顔が浮かぶ。恥ずかしい思いでいっぱいだったが、仕方のないこと。
飛行機は今日の最終便。他の手段も考えたが、時間はもう遅い。今日の出発は諦めた。こんな気持ちで翌日の手配は厳しいと思い、長女に電話し、翌日の空いた便を探してもらい、予約することにした。そして出発は翌日10時と決まった。代金は28,800円。結構高い授業料についた。でも研修日ではなく、本当によかった。こんなことがあると、もう二度ミスはしないと思う。しかし、あ~恥ずかしい♪