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30日できれいな字が書けるペン字練習帳(その後)

2018年09月19日 06時00分19秒 | ひとりごと



美しい文字で書かれた手紙や文章をいただくと、とても良い気持ちになる。一方、自分の書いた文字があまりにもひどく手で書くことがおっくうになる。また、書いた文字にモチベーションが下がるということもある。そんな思いを解決してくれそうな本に出合った。それは2016年2月、立ち寄った書店で見つけた1冊「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」(宝島社)。

本のコピーにある「ありがとうございます」をきれいな字で伝えたい。更に、本文にある「私たちが日常書く文章の70%くらいはひらがなで占めています」のキャッチコピーに惹きかれた。
そうか、ひらがなは全部で46文字。ここをしっかり押さえるだけでも、改善できるのは・・とかすかな望みを抱いた。



まずは、ここから着手すれば、キレイな文字に魅せることができるのはと考え、本の購入を決めた。



じっくり眺めてみると、一文字一文字の美しさに気がついた。「あ」の文字にしても、線の傾き具合や文字を止める位置の違いで、こんなにも美しく見えるのかと再認識。普段何気なく書いている文字。改めて、美的な形に惚れ惚れとした。



後は、練習あるのみ。

あれから、2年。意識して文字の形、ハネや止め、などを意識して見て、書くようになった。まだ納得できる段階ではないが、キレイに書いた文字に元気づけられることがある。そして、他にも気づいた点がある。自身の状態が文字に可視化されるということ。字が荒れている時は、疲れている時の目安になる。そんな時は、休むに限る。



じっくり文字を眺めてみると、教科書っぽくて、味のある文字とはいえないが、それは次の課題としてとっておこう。


台風のパワー、木々をなぎ倒す

2018年09月16日 04時33分30秒 | のほほん日記

2018年9月6日 大阪府堺市にて。



その光景を初めて見た時、植樹の植替かと目を疑った。何しろ木の根元からひっくり返されていたからだ。重機をつかわないと、こんなにもキレイに根元が見るようにならないのではないか、まさか風の力でこのようになるとは、信じられなかった。しかし、それは台風によるものだと地元堺市の方から聞いて、台風による風の強さを再認識した。

今回の台風では関西空港が台風の被害を受け宮崎からの行きは使えず、帰りは何とか飛行機は飛べたものの、バスを使っての移動だった。おまけに空港までの臨時バスが出る「りんくうタウン駅」に通じる南海電鉄で事故が出発3時間前に起き、全路線で運休となり、一時は帰りを諦めかけたというオマケのついた旅だった。また今回、関西空港が使えないことで、ホテルの宿泊客が激減したように感じた。それもそのはず、梅田などでは観光客が8割減とのことだった。

改めて台風被害の大きさを感じた旅だった。北海道も含め、関西。一日も早い復旧を祈っている。そして、いつ起きるかわからない災害に備え 日頃の準備、意識も高めておく必要がある。


ひと手間かける、コミニュケーション!

2018年09月08日 07時32分19秒 | ひとりごと

現在、定例セミナーの講師をしている。毎回対象者は同じであるが、事例を加えたり、新聞やテレビ、企業への取材などから得た情報を必要に応じて追加している。そのためか、セミナーアンケート結果は概ね良好である。

しかし、先月からセミナーでの話し方にいくつかの違和感を感じ始め、セミナーでの自分の声を録音した。その中で気づいたのは、話の一文が長いことだった。更によい表現方法はないかと、代替案を書き起こしたことで更に気づきを得ることができた。端的に伝える言葉、表現方法の工夫が無限にできるということだ。異なる世代に表現する言葉、特定の業種や世代に伝える言葉。言葉をもっと大切に使おうと。

セミナーに限らず、お客さま、関係者へちょっとした話し方の工夫で、コミニュケーションも改善され、それが結果的にさまざまな成果に繋がる。そのひと手間が大切ではないだろうか。


お前はまだあの女を抱いているのか。

2018年09月01日 20時17分26秒 | 気になる○○

NHK,100分で名著「河合隼雄」より

著書「ユング心理学と仏教」では、禅僧の物語でしめくくられている。

二人の僧が 旅に出て、川に行き当たった。橋も船もなく 渡るためには川へ入らなければならない。
そこに、美しい女性が 向こう岸に渡れず困っていた。すぐに 一人の僧が彼女を抱いてその川を渡った。そして、向こう岸で彼らは別れた。

しばらく歩いていると一人の僧が 口を開いた。「お前は僧として あの若い女性を抱いてよかったのかと俺は考え続けてきた。あの女性が助けを必要としていたのは明らかにしてもだ」。
もう一人の僧は答えた。「確かに 俺はあの女を抱いて 川を渡った。そして、川を渡った後で彼女をそこに置いてきた。しかし、お前はまだあの女を抱いているのか」と。

このエピソードは 河合のクライアントに対する姿勢を示している。必要な時には 全身全霊で向き合いそのあとは 一切執着しない。こうした関係を非個人的関係と呼び河合は それを理想とし目指した。
河合は この僧の姿から風のイメージを連想したという。

河合 隼雄(かわい はやお、1928年6月23日 - 2007年7月19日)
日本の心理学者・心理療法家・元文化庁長官。
京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。