先日、市役所に書類を届けに行った時のこと。
駐車場に車を止めて、ドアを開けようとしたところ、強い風でドア・・・。
危ない
とドアを押えたが、想像を絶する力で引っ張られ、となりの車のドアにドーン
とぶつかった。
経験したことのない力と衝突音。隣に止めてあるエスティマを見ると、おおきなキズがあった。
あ・・・やっちゃった。しかもメタリック塗装。
申し訳ないという気持ちより、10万はかかるよな・・・という気持ちが正直な気持ちだった。どうしよう・・。まずは持ち主が帰ってくるのを待った。
知り合いの方で庁舎からでてきた。あっ、もしかしたら・・。声をかけてみようと思った。それは以前エスティマに乗車されているのをみたことがあったからだ。
私「お久しぶりです。つかぬ事をお聞きしますが今日、白のエスティマ、乗って来ていません?」
知人「私は違うわ。どうかしたの」
私「強風に煽られて、となりのエスティマにぶつけました」
知人「私もデパートで経験があるわ。大変ですね。持ち主を待ってもこなかったので、お詫びと連絡先をメモして帰りました」
私「そうだったんですね。ありがとうございます」
持ち主が来るまで1時間は待とうと決めた。しかし、その1時間の長かったこと。嫌なことばかり考えた。車の持ち主の怒り。修理代金のこと。修理会社への手配をしながら、おどおどしている自分の弱さを感じた。
そして午後1時、お昼の時間も終わった。昼からの約束もあり、エスティマのフロントガラスとワイパーの間に、お詫び、そして1時間待ったこと、私の連絡先を書いたメモを挟んだ。そしてナンバープレートをカメラで撮影し、次の場所へと向かった。
それから5時間後、携帯から通話中に2度程、続けて着信音を感じた。
2回の着歴の間隔から、車の一件であることは、容易に想像できた。怖い人だったらどうしよう
・・。
気持ちを切り替えて、電話した。
持ち主のAさんは60歳の男性で、市役所に仕事で来ていた方。お詫びをすると「いいんですよ。逃げずに、よく連絡されましたね」と話して下さった。その後、修理の話。Aさんについてお聞きした。
修理については、Aさんが車の点検をお願いする会社に出すことになった。
以前、前の車に急ブレーキが踏まれ、擦った際、10万以上の代金を請求されたことがあった。知らない工場に修理に出すことは怖いと感じてはいたが、ぶつけられた上、遠い工場まで運ばされる被害者の気持ちはどうかを考えると、無理強いはできなかった。
会社に帰って、仲間と上司に報告。
「Aさんなら知っているよ」上司の知人だった。世の中狭い。
翌日、Aさんから電話。「最初見積もりをお願いした会社が高かったので、別の板金工場に出すことになりました。その工場から連絡があると思います」との連絡。その後、工場に連絡して、修理代金を聞いた。話によると、最初の工場で10万以上かかったので、こちらの工場に持ち込んだとのことだった。工場の方も、いろいろと工夫してこれだけはどうしてもかかりますと話された。
原因をよく考えたみた。強風ではあるものの、原因は川風ではなかったのか。川風は季節を通して強く吹く、それをまともに受けたことでないか。
川沿いにある市庁舎と駐車場は、川風を受けやすい。川を背にして、ドアを開けると船が帆を張った状態となる。逆側に止めると、川風の影響を受けにくいのではないか。ここを思いつかなかったと反省。
宮崎北警察が推奨しているスマート駐車を思い出した。みんな実行しているのに、私は徹底して実行していなかった。今日からは徹底させよう
。10万までの負担はなかったが、高い勉強代金と気持ちを切り替えた。以下は記事。
宮崎県宮崎北署がスマート駐車を普及啓発
~駐車場へのバック駐車で交通事故を防止~
宮崎県宮崎北署は、管内の昨年中の全交通事故(7,770件)のうち約4分の1(約2,000件)を占める駐車場内の交通事故を防ぐため、「駐車枠にはバックで駐車し、前進で安全に発進する」という「スマート駐車(後退駐車)」の普及啓発運動を始めた。運動開始式(写真)には、宮崎市などの自治体をはじめ、市内の経済団体(商工会議所)や行政機関(土木事務所)らが参加し、官民合同で「スマート駐車」を行うよう市民に呼び掛けた。( 2013年10月29日 日刊警察新聞より)
最近、寒くなってきただけでなく、風も強くなっています。ご注意ください。