2020年3月4日、念願である会社を立ち上げた。しかし、コロナ禍で予定のセミナーも中止、営業に回ることもできない時期が続いた。徐々に回復しているものの先は見通せない・・・。
この苦境を打破するため、オンラインでセミナーができないかと模索していた。オンラインであれば、開催場所や移動の手間を省くことができ、困っている人にさまざまなサービスを提供できる・・・そう考えていた。
昨年の4月19日偶然に知人のフェイスブックで、
ライブ講師実践会の存在を知った。このグループでは、講師や士業、ビジネスリーダーといった、人前で話す・教える機会のあるメンバーが、お互いが協力しあい、その技術を磨き合って いることを知り、同会が発行する無料メールを申し込んだ。
講師のネタ帳365と銘打ったメールマガジンは、日々の記念日紹介とエピソード、テラさんから、私にとって必要な情報が毎日届けられる。
それから9ヶ月後の1月17日の朝、下記のメール記事が目に飛び込んできた。
【無料個別コンサルティング 2名募集】
あなたの研修プログラムを、磨き上げるために
私、寺沢の個別コンサルティングを受けませんか?
(略)
条件4,オンラインを、主に考えていること
これだ!
千載一遇チャンスかも・・・。即、「会員登録をしていませんが、早速入会手続きをしますので、応募させてください。 これまで自己流でセミナーをデザインしてきましたが、どこかのタイミングで見直すべきと考えており、千載一遇の機会を得たと感じています。 」と、このセミナーに賭ける思い添えて申し込んだ。
しかし、多くのメール会員の中、私が選ばれるか、会員対象なので選ばれると会員となり、会費もかかる。全国の会員から私の能力を見られるので恥ずかしい・・、セミナーちゃんとついていけるか・・・との思いがよぎった。
しかし、なんとかなる!とポジティブに考えることとした。何故なら、いろいろと考えてきたけれど、目の前の案内はオンライン化を確実に進める方法だと確信したからだ。
後日、実践会代表のテラさんこと寺沢代表から、モデルとして参加してくださいとの連絡をいただいた。3,000名以上のメール会員の中から、2人のモデル参加者のうちのひとりに選ばれるなんて・・。信じられない気持ちでいっぱいだった。それから即、入会をした。後日談で、かなりの人が応募していたとのことを知った。
毎月第1日曜日は、「ブルーミングコース」今回の企画のためにつくられたコーナーだ。実践会代表のテラさんによる3回にわたるオンラインコンサルティング。2月~4月のブルーミングコースでは、内容についてテラさんや会員から的確なアドバイスいただき、何度も何度も書き直した。
また、この機会を活かそうと、パソコンの高速化だけでなく、オンライン用の一眼レフカメラや表示画面をボタンひとつで切り替えるスイッチャー、音声をクリアで重厚なものにするためのマイクと音声ミキサーを購入、使用法も併せて学んだ。かなりの出費だったが、このセミナーに賭ける思いは強い。
そして研修前の4月13日、オンラインセミナーの案内を実践会のメールなどで告知していただき、最終的に45名の方にお申込みいただいた。
22日の当日まで、原稿の書き直しの繰り返し。また、数日前から早朝覚醒、3時に起床して眠れなかった日が続いた。緊張は意識してないけれど、身体は正直なんだと思った。
いよいよ当日。緊張で前半は、スライドを読み上げるだけになった場面もあったが、90分の講演が無事終了。オンライン用の機材もつかいこなることができた。
その後、セミナーに参加された方約20名にオンライン上に残っていただき、アドバイスやお褒めの言葉をいただいた。また、後日メールによるアンケートでは、感謝しても感謝しきれないアドバイスを届いた。
改めて、今回のオンラインセミナー準備の過程や参加された皆さんからのフィードバックによって、頑張ろうという気持ちがもりもりと湧いて、6月からオンラインセミナーを本格的にスタートする決意が固まった。
振り返ってみると、チャンスは突然訪れるものだが、それは日頃から気持ちをあたためておかないとチャンスを発見できない、また強い思いを維持しておかければいざという時、つながらない。
このように偶然をチャンスに変える必要な 行動・思考パターンがあるといわれている。それは、好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、リスクテイキングの5つ。
これは私の事例であるが、偶然はきっとどこにでも転がっていて、それをチャンスにするための方法が上記の5つだと、実感した出来事である。
最後に、今回の「偶然をチャンスに変える」のテーマでブログを書くことになったのは、受講者であるKさんから「偶然をチャンスに変える思考や行動についての具体例やエピソードをもっと聞きたいと」との声がきっかけとである。これまでのことを振り返る大切な機会を得た、Kさんに感謝している。
長~い文章(約2,000字)を最後までお読みいただきありがとうございました。