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今日よりちょっといい、明日にしませんか

「大学生とこれからの地域づくりを考える意見交換会」に参加

2025年02月19日 05時40分42秒 | まちを良くする活動



2月10日(月)「大学生とこれからの地域づくりを考える意見交換会」が開催され,参加しました。
昨年11月に開催した全国大会にて、運営スタッフとして参加した学生の学びや気づきや感想、地域の課題などを共有してもらいながら、若い世代の視点で地域づくりについてアイデアなどを提案してもらいました。
これから、地域づくりの活動を継続していくためには、若者の参画は不可欠です。また、次年度以降も地域づくりと大学生との連携が継続される予定で、そのキックオフのイベントとしての今回の意見交換会でした。



話し合いの内容を、グラフィックレコーディングでまとめてもらいました!
学生の発言からは、次のようなポイントが浮かび上がりました。
  • 「地域と若者がつながる(参加や協力する)ためのヒント」
  • 「大人が気をつかいながら活動している様子は大変そうだけれど、楽しそうでもある」
  • 「さまざまな視点があることを再確認できた」
  • 「学生への説明が不足していた」
  • 「活動に携わる私たち自身のアップデートの大切さ」
そして、最後のまとめでは…



まずは、自分が住んでいる地域を好きになることが出発点です。地域での活動は、異世代間交流にもつながります。まずは「ひとり一役」として、あいさつをする、ゴミを拾う、地域の食材を購入する、郷土芸能を観に行くなど、地域の行事に参加してみましょう。こうした活動を通じて、地域がより身近な存在となります。
この過程で、心が磨かれ、自信や誇りを育んでいくのではないでしょうか。

一方で、活動している人たちの輪に入りづらいという課題もあります。この問題をどのように解決するかが、今、私たちに求められています。

全国研修交流会 宮崎大会を終えて

2024年12月29日 07時40分39秒 | まちを良くする活動
第40回地域づくり団体全国研修交流会 宮崎大会が11月1日(金)より3日(土)まで、県内外の参加者、スタッフを合わせて約300名にて開催しました。

参加対象者は、全国の地域づくり団体関係者、行政関係者、地域づくりに関心がある方などです。

主催は、地域づくり団体全国協議会、第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会実行委員会、宮崎県地域づくりネットワーク協議会。(パンフレットはこちら)私は、県内8分科会のうち、第5分科会(宮崎地域)の担当を務め、無事成功裡に終えることができました。



これまで45年間、仕事の合間を縫って、さまざまな活動をおこなっていますが、よく頑張ってこれたなと思っています。周囲からは、そんなことができる暇があっていいねとか言われたり、自分自身も仕事で精一杯なのに・・と挫折しそうな時期もありました。しかし、これまで学んだきたことを発信できる機会を得たことは、これまでの活動へのご褒美かも知れません。

本大会では、宮崎地域の景色や歴史、食文化などの魅力をつたえるべく、青島地区をメインにプログラムを作成。約2年間の準備を経て、実施しました。
記録写真を通して、大会の3日間を振り返りたいと思います。

11月1日(金)、1日目は、全体交流会を18:00より宮崎市内のザ・メイビア宮崎にておこないました。地酒や郷土料理、地元芸能でおもてなしをしました。



参加者による集合写真。


11月2日(土)2日目
本日から、県内8会場に分かれて各分科会に参加いただきました。当分科会は第5分科会で、参加者、運営スタッフを含め約50名にておこないました。

宮崎市は神話をまちづくりに活かしています。祝詞(のりと)のなかには「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」と詠まれている、宮崎市の阿波岐原のみそぎ池、江田神社を見学しました。



しかし、朝から大雨・・どうなることかと心配しましたが、1時間後雨は上がりました。良かった~♪



次に向かったのは、浦島太郎が辿り着き祀られたという伝説のある野島神社。神社境内は、国の天然記念物に指定されている「アコウ」の樹で覆われ、バナナの木も自生するなど自然豊かです。



神社の紹介・地域づくりのお話では、野島地区(約100世帯)は70代が若手と呼ばれる程、高齢化が進んでおり、同地域の活性化を進めるため、地域で竹灯籠をつかった行事や米づくりに始まる農業体験などをおこなっています。
また、野島神楽を参加者のため、特別に舞っていただきました。

お話のなかで、河野さんは神社経営、地域経営を担っており、発想力の豊かさ、行動力などの人間的な魅力を感じました。



午前のプログラムを終え、昼食タイム。神社から約50メートル先にある日南水産にて海鮮丼を準備しました。



新鮮で美味しいとの声をいただきました。



午後からは、「海幸彦」と「山幸彦」の舞台となった青島神社の長友宮司より、「青島地域活性化と未来」と題して、お話を伺いました。


地区での活動は、ごみ拾いからスタート。キャンドルナイトなど多数のイベントも実施するなどの取り組みをおこないました。その後、大手広告代理店によるまちづくりが始まりましたが、途中で、「コーヒー」「助成金」による街づくりから脱却しなければ、街はよくならないと気付き新たな活動に取り組みました。


民間手法を取り入れ、若者のスタートアップの場所として場の提供をすることで、サーフィン移住などによる若者の流入が増え、青島ビーチパークなど、さまざまな地域づくりが進んできました。

課題としては、国内・海外資本の流入にて、地域の土地単価が5倍に高騰、商工会34社の会員の高齢化。特に、商工業者については、事業承継への中間組織づくりが必要だと考えており、解決のカギはITを利用した技術革新であると、具体的なイメージについてもお話いただいた。

約1時間のお話のあと、青島地域のまち歩きと3つの体験プログラムに参加いただきました。



周囲1.5kmほどの小さな青島は、島そのものがパワースポットと言われています。豊かな自然に恵まれ、ビロウジュをはじめとする亜熱帯性植物も多く茂り南国の雰囲気が漂います。島の中央に位置する青島神社は縁結びにご利益があると大人気!
島を取り囲む有名な奇岩「鬼の洗濯板」も見どころです。



青島神社から、宮崎県立青島亜熱帯動植物園、青島ビーチパーク、青島フィッシャーマンズビーチホステル特設会場への向かいます。海の方向には、奇岩「鬼の洗濯岩」が見えます。


3つのグループに分かれてまち歩きを楽しみながら、3つの体験プログラムをおこないましたので、ご紹介します。まずは、うずら車の絵付け体験。



1200年以上の歴史があると伝わる国富町の郷土玩具「法華(ほけ)岳うずら車」。法華嶽薬師寺の建立が起源ともされる、イヌタラと呼ばれる木などを使った玩具。

2023年、町にひとりしかいない法華岳うずら車の製作者が75歳を迎え、「うずら車を次の世代に残したい」との思いを受け止め、その跡を継ぎたいと昨年から、地域の若者が活動を開始。本イベントに参加いただきました。

続いては、地域のお宝再発見かるたの体験です。



かるたを制作したのは、私が所属する宮崎地域づくりネットワーク協議会 宮崎・東諸県ブロック。約30のまちづくり活動団体が所属しています。コロナ禍の2021年~22年は、「地域のお宝再発見「かるた」を企画・制作しました。

 この企画は、「こどもの笑顔に力をもらえるよね」そんなメンバーのひとことから、スタートしました。地域の魅力を再発見できる風景で、かつ子どもの写り込んでいる写真の公募、選定、読み札の言葉選びなどを通して、一番、地域の魅力を再発見したのは、私達かも知れません。

続いては、とんところ地震の紙芝居上演体験。



江戸時代前期に日向灘で発生した「外所(とんところ)地震」はマグニチュード(M)8級の巨大地震。外所地震は発生年から「1662年日向灘地震」とも呼ばれています。

この地震について、宮崎「橋の日」実行委員会では、この地震について調査・研究。2014年、県民の防災意識向上のための取り組みに活用していただくよう、とんところ地震をテーマにした紙芝居と DVD を制作、県教育委員会を通じて、県内小学校へ寄贈しました。また、宮崎県防災士ネットワーク宮崎支部と協働して上演活動を続けており、これらの活動について、両団体より活動紹介もおこなっていただきました。

16時30分から、「青島から始まる私の挑戦とこれからの思い」とのテーマで、スタッフの一員でもある宮崎大学地域資源創成学部 3年生 天畠響希さん「(大分県佐伯市出身) から、お話を伺いました。


大学での授業で青島地域を学ぶ過程で、『青島を盛り上げたい』という思いから宮崎大学の学生1年生が立ち上がり、始まったのがこの青島学生プロジェクトです。 その過程で地域の方と交流し、現在では実施したプログラムが地域の新しい行事に育っていること、学生から見た青島地域の魅力についてお話いただきました。詳細は、こちらから

その後、ひと休みしたのち、交流会を地元料理店「鬼扇」にておこないました。たくさんの観光客はもちろん、キャンプシーズンには、プロ野球の選手なども訪れる有名人気店。壁一面に、選手のサインや写真が飾ってあります!


新鮮な刺身や地鶏のたたき(肉質は柔らかさの中にも適度な歯ごたえがあり、噛めば噛むほどに旨みが広がります)、めひかりの天ぷら(メヒカリは、主に日本各地の海で捕れる魚で、小型ながらも身が脂っぽく独特の風味があります。特に天ぷらにするとその美味しさが引き立ちます)。

また、チキン南蛮、みやざき牛、冷や汁(「冷や汁」は魚のすり身に味噌やゴマを混ぜてだし汁や水で伸ばし、輪切りにしたきゅうり、豆腐、大葉などを加えてご飯にかけて食べる宮崎県の郷土料理です)などを楽しんでいただきました。また、参加者より地元のお酒を持ち込んでいただき、全国のお酒も堪能しました。



2日目の最後のプログラムは、午後8時15分より青島神社本宮を巡るナイトイベント&オカリナ演奏をおこないました。



普段は日暮れとともに閉門するため、 夜間には入場することができない青島神社に特別に入場することができました。このプログラムは、宮崎大学地域資源創成学部 3年生 天畠響希さんに企画したものです。



演奏は、アコースティックライブで一緒に活動しているN-Oneさん。ふるさとんなどの3曲程演奏いただきましたが、心に染みました。演奏に涙される方もいました。青島神社からの星空もキレイでした!


その後、宮崎市内のフルーツカフェに出かけたメンバー、ホテル内で26時まで交流したメンバーなど、青島の夜を楽しんでいただきました。

11月3日(日)3日目
宮崎県立青島亜熱帯動植物園にて、7時より希望者によるヨガ体験にてスタートしました。


インストラクターは、横山香澄さん。ヨガを通じて人々の心が安定し、誰もが生きやすい世の中を造りたいという思いで活動を続けています。横山さんは、当ブロックの会員です。

食事のあと、宮崎キネマ館に向かいます。同館は、特定非営利活動(NPO)法人が運営する映画館として、日本で最初に誕生した映画館 です。


理事長より、1995年より開催している“宮崎映画祭”を企画・運営し、宮崎映画祭実行委員会のメンバーが中心となって、宮崎県内で18番目となる特定非営利活動(NPO)法人“宮崎文化本舗”を設立し、2000年10月3日に宮崎県からの認証を正式に受けました。宮崎文化本舗さんには、県央地区のさまざま活動団体の支援のほか、災害時には宮崎市内の災害支援拠点として、全国の被災地支援を支えています。


 みやざきアートセンター(アートセンタービル3~6F)は展示スペースや小規模ホールなどを備えており、市民が気軽に利用できる「まちなか」の活動拠点として、宮崎市中心市街地活性化のシンボルになることを目指しています。

運営は、指定管理者みやざき文化村(特定非営利活動法人 宮崎文化本舗+特定非営利活動法人 みやざき子ども文化センター)が行っています。みやざき文化村では、より多くの方に日常的に文化・芸術に親しんでいただけるよう、さまざまなジャンルの展示・イベントを企画しています。

続いて、宮崎県庁へと向かいました。


宮崎県庁本館は、現役の県庁・本庁舎としては日本で4番目に古い。(国登録有形文化財に指定)
 この宮崎県庁見学ツアーは、県庁を新たな観光資源として活用するため2007年より始まりました。
 観光目的で宮崎県庁を訪れた県内外からの観光客に対して、県庁の隠れた魅力をより深く知ってもらうため、ボランティアガイドがその成り立ちや魅力を解説しながら案内するツアーとなっています。

お昼を挟んで、最終プログラム全体会。各分科会の開催結果の報告を通じて、全体での情報共有・意見交換を行いました。来年開催予定の栃木県の紹介など、会を締めくくる楽しい時間となりました。



2年間にわたる準備を経て、多くのプログラムを無事に実施できました。参加者の皆様には宮崎地域の魅力を存分に楽しんでいただけたと思います。一方で、時間に余裕のないスケジュールであったことも反省点として挙げられます。
私自身、この大会を通じて多くのエネルギーをいただき、活動へのモチベーションをさらに高めることができました。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

いよいよ1週間後!

2024年10月26日 11時07分11秒 | まちを良くする活動
11月1日から、所属する宮崎県地域づくりネットワーク協議会で、「 第40回 地域づくり団体全国研修交流会 宮崎大会」を開催します。

私が責任者として担当するのは、第5分科会で「 行政や地元住民、移住者、学生 さまざま人が参加するまちづくり」と題して、2日間、さまざまなプログラムを準備しています。台風も近づいてきていますので、ちょっと心配です。

2年前から準備していたのですが、まだまだやることが多く、最後まで気が抜けません。下記の当日のプログラム。



PRビデオ撮影

2024年06月19日 08時12分09秒 | まちを良くする活動
この日を待っていました!1ヶ月ぶり晴れた6月16日(日)、地域づくり団体全国研修大会 宮崎大会、宮崎・東諸県ブロックが担当する分科会のビデオ撮影をおこないました。

宮崎大学3年のTさんとともに、iPhoneにて市内8会場にて、撮影。撮影用の古代衣装にて、移動しましたので「神楽」とか「よさこいダンスチーム」ですかと話しかけられたり、単なる変な人達という奇異の目で見られたり、一方、観光客に撮影されたりと、恥ずかしながらも貴重な経験をしました。



写真は、宮崎県庁です。



県庁前の楠並木通りでは、第一、第三日曜日に開催されている「いっちゃが宮崎 楠並木朝市」が開かれていました。



撮影も午前中には終了し、撮影のお礼に青島屋のステーキ丼をごちそうしました。
ステーキ200g程度のお肉が入っており、焼き加減も程よいレアー。また、食べたいです。他にも、チキン南蛮の青島ライス、ハンバーグの青島バークなども、肉が美味しいと評判です。



その後、生パインジュースのお店へ移動。このお店は、青島のカフェで、パイナップル倉庫をリノベーションしてできた、海辺の小さなブックカフェ。パインをそのまま搾った天然果汁です。美味しいですよ!

いよいよ、これから編集作業です。

全国大会へ向けて(近況)

2024年06月14日 05時08分52秒 | まちを良くする活動
11月1日から3日まで、宮崎県内で第40回地域づくり団体全国研修交流会 宮崎大会を開催します。

今回は、実行委員会を青島にて開催。大会へ向けての準備について協議しました。その後、交流会会場として利用する青島神社や亜熱帯動植物園などを見学しました。



パンフレットも完成し、いよいよ募集開始です。
今回の大会を通して、宮崎が更に元気になれるよう準備していきたいと思います。


青島地域まちづくり推進委員会の事務局のYさんが現地見学の際、歩きながらゴミ拾いをされていました。素晴らしいと思いました。クリキンディのお話を思い出しました。具体的な小さな積み重ねが大切だと思います。



災害支援ボランティア活動からの学び

2024年03月10日 06時18分01秒 | まちを良くする活動
東日本大震災後、産業カウンセラー有資格者として何ができるか、所属する産業カウンセラー協会宮崎地域災害ボランティア会議の仲間とともに考え行動してきました。

その過程で防災士の資格取得や2016年熊本地震後の災害ボランティア、同県会員約400名への安否確認、所属する会での年2回の研修会の実施など、10年間の活動から、学んだことを共有できたらと、先日、大分地域の会員向けに研修会にてお話させていただきました。下記は当日のプログラム。

5月には、保健師を対象として研修会に呼ばれており、準備をしています。
南海トラフ地震の発生確率は、30年で70%~80%でいつ発生してもおかしくない状況です。
まずは自分の命を守ること、日頃から何ができるか参加者同士で考え、理解を深め、専門職としての実践力につなげる機会にしたいと思います。



地域づくり団体研修情報交換会in宮崎

2024年02月24日 05時36分33秒 | まちを良くする活動
全国大会が本年11月1日~3日に、宮崎市で開催されます。その前のプレイベントとして、地域づくり団体全国協議会(東京)が大会の機運を高めようと「地域づくり団体研修情報交換会in宮崎」を1月31日(水曜日)宮崎市の宮崎キネマ館にて開催され、オンラインを含め、県内外から約150名が参加しました。

内容は、講演やトークセッションを通じて本県の活動や特徴などを紹介しました。トークセッションで私は、宮崎・東諸県ブロックの代表として、自身の活動(宮崎「橋の日」実行委員会)での経験談や地域づくりに対する思いなどをお伝えしました。

その他、私達ブロックの受け持つ、分科会では、メイン会場となる青島についてのポイントなども紹介。参加を呼びかけました。









(主なポイント)
・3社巡り(江田神社、青島神社、野島神社)および、神話とまちづくり
・青島地区の地域づくりを学ぶ(青島の地域づくりを担う方の講演と青島まちあるき)
・大学生によるまちづくり(発表と体験イベント)
・地域を支えるNPO団体の紹介(NPO宮崎文化本舗)
・その他、ヨガ体験(スピリチュアルな場で体感)など

研修で4日間、島根県へ。出雲大社ほか、神楽も堪能(1日目)

2023年11月26日 06時09分46秒 | まちを良くする活動


私の所属する宮崎県地域づくりネットワーク協議会では、来年の宮崎県で開催する第40回地域づくり団体研修交流会の視察を兼ねて、11月9日(木)~14日(日)までの4日間、宮崎県の各市町村の地域づくり団体のメンバー22名が参加。

宮崎県から島根県まで伊丹空港を経由して到着。会場が島根県内の8会場に分散するため、前泊し、全員で出雲大社を見学しました。


長い下り参道を歩きました。平日のため、人影もまばらでした。この日は天気が良く、紅葉も楽しみました。


松の参道を抜けると、見えてきました。出雲大社本殿。


出雲大社は、島根県出雲市にある神社で、国内最古の歴史を持つと言われ、神々の縁結びのパワースポットとして知られています。


出雲大社の八足門(やっそくもん)は、出雲大社の拝殿への入り口にあたります。この門は8本の柱が特徴で、他の神社の門とは異なる独自の構造を持っているとのこと。通常の神社の鳥居が2本の柱で構成されているのに対し、八足門はその倍の柱数を有していますのが特徴といわれています。


隣接する古代出雲歴史博物館に立ち寄りました。


古代出雲の歴史や文化を展示され、博物館では精巧な模型や貴重な遺物が展示されています。


特別展では、加茂岩倉遺跡出土銅鐸39個を見ることができました。一度に39個も埋められていたという銅鐸。謎が深まりますね。国の重要文化財から国宝へと格上げすることになったとのことです。


門前町を散策。以前は、門前町の入口に駐車場があり、この門前町も賑わっていましたが、現在駐車場は、出雲大社に隣接する場所に変わり賑わいに陰りがでているとのことでした。

長い距離を歩き出雲大社にたどり着き、また、本殿まで歩く。その時間や労力を考えると駐車場は、出雲大社に隣接する場所がベストです。しかし、門前町との共栄を考えると課題が見えてきます。ここが地域づくりの難しいところです。


メンバーが揃うのは、本日と最終日だけです。そこで、宮崎県チームの懇親会をおこないました。


海の幸を堪能しました。


ズワイガニを居酒屋で食べるのは初めて。皆さん盛り上がりました。


夜は更けて、12時過ぎに締めのラーメン。空港に朝7時に集合でしたので、ちょっと疲れました。明日は、会場である浜田市へ。


地域(世界農業遺産 高千穂郷・椎葉山)の魅力を伝えるために

2023年11月05日 04時55分00秒 | まちを良くする活動
所属する宮崎県地域づくりネットワーク協議会では、魅力ある地域づくりをおこなうため、約200の団体が県内で活動しています。私は、宮崎「橋の日」実行委員会に所属して活動おり、併せて県内8ブロックのひとつ宮崎・東諸県ブロックのブロック長として、地域のとりまとめをおこなっています。

来年、23年ぶりに宮崎県で全国大会が開催されるため、3年前から準備してきました。地域づくり全国大会に向けた最終調整を兼ねたイベントを県内で開催しています。私のブロックでは、12月16日(土)~12月17日(日)にて、青島を会場に、地域の魅力を発信する予定です。

今回は、世界農業遺産 高千穂郷・椎葉山地域でテーマ「ここだけの食と時」に参加してきました。

ここでしか味わえない食材です。

かっぽどりやかっぽ飯など高千穂に来なければ食べらない食事を堪能しました。

いよいよ来週は、島根県に視察とPRに伺う予定です。来年の宮崎大会のプレゼンテーションや打ち合わせもおこないましたよ。

高千穂郷・椎葉山は 高千穂は神々の里として全国的に有名になりましたが、今回はあえて観光地ではない、高千穂郷のありのままの暮らしを感じることが出来るフットパスコースを歩きました。

ゲストはシンガポールのALT

2023年06月04日 10時44分35秒 | まちを良くする活動


私が所属する宮崎県青年国際交流機構の総会が、10日に開催され出席しました。この会は、総務庁青年の船や東南アジア青年の船など、海外派遣事業に参加した当時の若者が、下船後、地域の国際交流を支援するために組織されたものです。現在、80名の会員がいます。

私も今年がちょうと下船して40年ということで感慨深いものがありました。総会では昨年度の活動報告や本年度の活動について審議。承認されました。
年間、12件もの行事を実施し、主に宮崎市在住の外国人、累計で約40名の方々に日本文化を体験していただいたり、子どもたちとの国際交流行事をおこなうなど、活動を続けています。

総会後、シンガポールから今年1月に来日してALTのIさん(女性、20代)から、シンガポールの概要をお聞きしました。正式な国名は、シンガポール共和国。大小60以上が集まった島国から構成されていること。マレー語の「スィンガプラ(Singapura)」を直訳すると「ライオンの町」となるため、Lion Cityの愛称で呼ばれること。1965年マレーシアから独立したこと、面積が宮崎県とほぼ同じで、600万人が暮らしていること、マレー人や中国人が住むなど、多様な人種と言語が存在していることなどをお聞きしました。

趣味は、歌(ジャズ)と作詞。Iさんとは音楽が好きなことが共通していましたので、私の参加するライブにお誘いしました。

懇親会に参加された方は、ほぼ外国語を通じた教育関係で仕事をしている方で、現在の教育について、いろいろな課題や問題点を話してくれました。私自身もキャリア教育に携わることも多いことから、このような機会を大切にしていきたいと再認識したところです。

総会から懇親会まで約4時間が瞬く間に過ぎてしまいました。

大切にしたい「つながり」「リスペクト」

2023年03月26日 06時38分24秒 | まちを良くする活動
3月25日(土)宮崎県地域づくりネットワーク協議会 第3回西諸県ブロック実践塾の地域づくりフォーラムの基調講演者として、お話してきました。

会場には、地域づくり活動の推進者、行政関係者、自治会会長などが参加されていました。私は、「住民と共にある地域づくりの在り方」という演題のもと、60分間の時間をいただき、45年間活動してきた地域づくりの経験や大切にしてきたことをお話しました。

そのひとつをご紹介します。みどりの音楽祭と題した地域づくりイベントでは、子どもたちにも活躍していただきました。たとえば、オープニングイベントのテープカット係やテープを持つ係などです。



第2回では、実行委員の関係者(妊婦さん)にテープカットをしていただき、第3回以降は親子にてテープカットに参加しました。そんな子どもたちも30歳を越え、次の世代を育てています。こんな風に、繋がっていくって素敵なことだと思います。また、大切にしていきたいと考えています。

自主防災組織の活動報告

2023年03月15日 21時34分30秒 | まちを良くする活動

3月11日(土)一般社団法人みやざき公共・協働研究会主催による「多様な主体の連携による地域力向上支援ネットワーク構築事業」報告会が開催されました。

事業の全体報告のあと、地域主体(地域力の強化)による避難生活を支える地域住民の人材育成プログラムとして、宮崎市島山地区、日向市細島地区の皆さんが、南海トラフ災害時に広域避難者を受け入れ、広域で支えるネットワークづくりへの取り組み事例の紹介がありました。

私も、上記島山地区で「とんところ地震」の碑をテーマにした絵本を、同地区に贈呈するため、午後から参加しました。

会では、この事業を進めるため一般社団法人みやざき公共・協働研究会がプログラム開発委員会を立ち上げ、地元の方と協働して、防災計画の立案、多世代間の育成プログラムの作成と研修会の開催、ITを活用した支援員の育成、防災訓練ツールの研究開発などをおこないました。

報告会では、地域のモデルとして参考になるさまざまな実践事例が紹介されました。2つの地域の今後の展望と課題について記載して報告といたします。

・いざという時に自分で持っている知識と技術を実際に行動に移す勇気を持った人たちを増やす。
・地区に根ざしだ防犯活動を計画し継続して実施する。(子供を含めての活動)
・女性がかかわる地区防災。
・高齢者一人暮らしの把握。
・24時間避難が何時でもできるような対策並び方法。
・隣接する施設の開催時の避難方法。
・避難経路の安全確認と危険な個所の整備。
・地区防災計画の周知徹底
・自治会未加入者への対応
・災害時の情報伝達の仕組みづくり
・要支援者の避難と誘導のルール化
・防災と個人情報の取り扱い方
・現状に合った避難訓練の方法 例:昼間は高齢者ばかりがいるのが現状
・行政との連携 1次避難所と2次避難所の指定があいまい
・避難所への道路整備と公園化を行いたい
・日向市のモデル地区になりたい

国境の島「対馬」へ

2022年11月12日 08時19分07秒 | まちを良くする活動
令和4年11月4日(金)~6日(土)まで、第38回地域づくり全国研修交流会長崎大会が開催された。私は、宮崎県地域づくりネットワーク協議会の一員として参加した。

今回が、本大会に参加した目的は3つ。2年後に控えた宮崎大会開催のため、運営を含めた情報収集をすること、長崎県の地域づくりについて学ぶこと、宮崎大会への参加呼びかけである。

4日(金)宮崎を出発したメンバーともに福岡経由、西九州新幹線にて長崎へ。初めての列車で降り立った長崎は、新しい街づくりに向け整備中との印象。長崎市のホームページによると、長崎駅舎(在来線)の開業、西口駅前広場の整備、出島メッセ長崎の開業、西九州新幹線の開業など、新たなにぎわいをつくるために長崎駅の周辺ではさまざまな計画が進行中とのこと。

18時から開催された全体交流会では、主催する長崎地域づくりネットワークの皆さん他関係機関のあたたかいおもてなしを受けた。コロナ禍2年間延期されたなかで培った主催者の力強い思い、一方NHK朝の連続ドラマ「舞いあがれ!」の舞台が長崎になっていること、西九州新幹線の9月開業などによる勢いも感じた。


(写真は、懇談会、美しく迫力のある歌声に魅せられたコーラス)

2日目。参加者は、県内13会場にて行われた各分科会に移動。私は、9分科会に参加するため、7時に長崎県庁前を出発し、博多港経由で対馬市へ。バスと船を乗り継ぎ、13時に厳原港に到着。


(大海原の中、ジェットフォイルは時速80キロで一路、対馬へ)

ここで簡単に私が見聞きした対馬市の3つの印象を伝えたい。韓国から高速船で70分。コロナ前は人口3万人の町に、年間40万人の観光客が来ており、市内のいたるところにハングル文字の案内があった。古代より国境の島として国防上重視され、現在もまた、海上自衛隊の対馬防備隊が置かれている。


(幻想的な雰囲気を醸し出す和多都美神社)

江戸時代、朝鮮通信使は幕府の交渉の窓口として重要な役割を担っており、対馬万松院には、堂内には朝鮮国王から贈られた三具足、徳川将軍の大位牌が並んでいる。


(烏帽子岳より)

昼食は、地元あなご定食。しっかりした歯ごたえで美味しいあなごの刺身、ふわっふわの穴子の天ぷらは絶品。



その後、観光ガイドとともにまち歩き。観光情報館ふれあい処つしま、金石白跡、金石城庭園、万松院など巡った。


(対馬歴史博物館にて)

ガイドの小島さんのエピソードを交えた丁寧な説明は、印象に残っている。


(万松院境内より)

15時30分からは、対馬歴史博物館にて、同市で地域づくりをおこなう5つの団体(対馬観光ガイドの会やんこも、対馬CAPPA、コノソレdaidai、MIT)より活動紹介。県外からの20代~30代の移住者が、商品開発や対馬のブランド品の開発などを担っていることが印象的だった。

18時30分より夕食交流会。全国から地域づくりメンバー16名とともに、豊玉町千尋藻の「海小屋吉栄」にて、海鮮バーベキュー、地元の食材、地酒などが準備され、3時間、飲みお互いの活動について語り合った。


宿泊は、3グループに分かれ、私はメンバー6人と民泊吉栄へ。ご夫婦によるあたたかいおもてなしを受け、民泊ならでは、人と人とのぬくもりを感じた。


(民泊先にて)

朝食後、全体会の会場への移動中、河内酒造を見学。

10時からは、対馬博物館にて全体会へテレビ会議による参加。私たち対馬の活動を含め、全13分科会の報告をビデオやスライドなどを使っておこなった。


昼食は、対馬厳原港フェリーターミナルで、対馬のマグロづくり弁当「トロの華寿司」。
2階のラウンジより、港の風景を見ながら、2日間の旅を振り返った。

その後、行きと同じ船、ジェットフォイル「ヴィーナス」で博多港経由にて空路宮崎へ。
考えてみると、23年前全国大会を宮崎県で開催する際、準備の段階で、2回連続で全国大会に参加したことを思い出した。どの地域でもやはり「人」次第だと改めて感じた。

今回の研修に参加して、全国大会への準備を前倒ししておこなう必要性があること、システマティックな運営形態をつくり上げること、参加者の皆さんにどんな思いや情報を提供できる場をつくれるか。以上が具体的に見えてきた3日間。しっかり準備をしていきたい。

地域づくり全国大会へ向けて、ちょっと一歩前進

2022年10月16日 06時30分50秒 | まちを良くする活動

3年後に開催する宮崎大会(地域づくり団体全国研修交流会)の準備を兼ね、本年度は青島地域での行事を検討しています。

そこで、10月7日(金)午後2時より、野島神社、権禰宜の河野克武さん、午後4時から宮崎市自然休養村センター「このはなの湯」の指定管理者、木花・青島活性化プロジェクトJV、支配人黒木幹夫さんにお会いしました。

野島神社の河野さん

野島神社は、浦島太郎が辿り着き祀られたという伝説のある神社で、青島から南に約8キロにあります。河野さんは、野島神社の権禰宜(ごんねぎ)として、神社のPR活動をおこなっています。

具体的には、御朱印の発行(切り絵で作成されたものなど4種)、神楽(11月23日)の伝承支援、付近がサイクリングの通り道になっていることから、サイクリングスタンドの設置、お守りの販売など、サイクリストを支援する神社としての役割をになっています。

ちなみに、高千穂などの宮崎県北は「夜神楽」、宮崎県南は「昼神楽」と呼ばれています。神社では、300年前から伝わる神楽面をつかっています。 また、野島地区(約100世帯)は70代が若手と呼ばれる程、高齢化が進んでおり、同地域の活性化を進めるため、地域で竹灯籠をつかった行事や米づくりに始まる農業体験などをおこなっています。

この活動は3年半前から毎日、Facebook、インスタグラムに投稿されています。 お話のなかで、神社経営、地域経営をになっており、発想力の豊かさ、行動力など、河野さんの人間的な魅力を感じました。

このはなの湯、支配人黒木さん

一方、宮崎市自然休養村センター「このはなの湯」支配人、黒木さんは、先日、指定管理者として宮崎市へのプレゼンテーションを終えたばかり。資料を拝見させていただきました。 500ページもの分厚い資料には、500項目の改善をおこない、来場数を当初の年間45,000人から、15年間で年平均103,000人と、2.3倍伸ばしてきた実績に裏打ちされた経営戦略を垣間見る思いです。

具体的な取組としては、地元バス会社からの誘致を図るため、車による乗り入れ数を2年間一日も欠かさず統計を取り、データによる提案をおこない、バスの迎え入れができたことなど、さまざまな取組が成果につながっている事例を紹介いただきました。

このはなの湯は、温泉施設として地域の方に喜ばれているだけでなく、コミュニティの場としても機能しています。また、青島各地域の自治会と連携して災害時の避難場所としての機能も果たしています。

そのために日頃から、各自治会と連携して、イベントも開催しています。その一例を挙げると、イベントでの行事は、各自治会がそれぞれのテントを持参し設営まで各自おこなうなど、双方向のコミュニケーションがあることが伺えます。

その他、この地域での存在価値を高めることが住民の幸せにつながると考え、提案活動や青島地域には8つの温泉施設があることから、青島エリアの活性化のたま「青島温泉郷」構想を発信するなど、地域からの提言活動もおこなっています。

両氏とも、地域づくりを進めていく上で、施設経営や地域経営という面からも、多くの気づきやアイデアをいただきました。それは、地域づくりを行政や地域の方々、同業種など、さまざまな方と連携することの大切さです。

これを、全国大会につなげていくか、なんだかワクワクしてきました。 次回は、青島地域センターを訪問。情報収集をおこなう予定です。


国境の島、 海、歴史、神話、風景、グルメ、長崎県対馬市。

2022年09月15日 07時04分13秒 | まちを良くする活動
本年11月4日から3日間、長崎県対馬市へと訪問予定です。所属する地域づくりネットワーク会議にて令和6年に宮崎県で、全国大会を開催します。そのため、現在準備を進めています。

今回の長崎訪問は、大会開催のための情報収集や宮崎大会へのアピールを兼ねて参加します。


対馬までは、対馬から韓国までは最短距離で49.5キロという国境の島。
リアス式海岸、海、歴史、神話、風景、グルメ・・・。魅力いっぱいの対馬市を楽しんでみたいと思います。写真報告は、11月中旬を予定しています。