宮崎市大淀川にかかる鉄橋「大淀川橋梁」が今年で架設101年目を迎える。この橋のことを知ってもらいたいとAさんからの依頼があり、所属する宮崎「橋の日」実行委員会で協議した結果、今年11月に行われる「土木の日」パネル展に大淀川橋梁を紹介するパネル展を開催することになった。
(右がUさん)
さまざまな人脈をたどって、北九州市門司区にある九州鉄道記念館のUさんを訪ねた。Uさんは40年にわたり、鉄道車両のコックとして働きながら、鉄道に関する写真や資料を集めている。もちろん、大淀川橋梁に関する写真も多く所蔵している。今回の企画を説明したところ、こころよく提供いただくことになった。
(九州鉄道記念館 本館)
九州鉄道記念館は、JR門司港駅から徒歩3分。開館は、朝9時から午後5時までで、毎週水曜日は休館日。
入場料は大人300円、中学生以下は150円。4歳未満は無料だ。
この建物は、旧九州鉄道本社社屋として、1891年(明治24年)に建てられた。以降、鉄道院、鉄道省、日本国有鉄道、九州旅客鉄道などへ所有は移った。一貫して九州の鉄道の中枢機能を果たしてきた建物である。
2階建ての建物には、常設展示場の他8つのコーナーで、さまざまな展示や体験ができる。
明治時代から活躍してきた実物の客車を展示。その周囲に当時の乗客や車掌などの人形が配置されている。
常設展示コーナー。奥は企画展示コーナーにて、写真展などを行われている。
レンガづくりの建物は、レトロ感いっぱいだ。
九州の鉄道の歴史を当時の写真などでダイジェストに紹介。また全国で活躍した蒸気機関車の模型や実物資料なども展示されている。
展示場には、この他九州の鉄道大パノラマを体験できるコーナー、運転シュミレーター、鉄道グッズの販売エリアもある。では館外にでかけてみたい。
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蒸気機関車59634。5900形は、D51などが登場するまで、貨物列車牽引機の中心として活躍した列車。非常に使いやすく、性能も良い機関車であったことから、大正生まれの古い機関車であったにも関わらず、国鉄から蒸気機関車が消える最後まで活躍したとのこと。
EF10 35。車両展示場には、この他、7台の車両が展示されている。
初めて見学した鉄道記念館。歴史の重みを感じさせるレンガづくりの建物、そして車両。そして展示物の数々。Uさんの鉄道への熱い想いを聞いた後だったため、より印象深い見学となった。
あと3ヶ月、大淀川橋梁のパネル展を成功させるべく頑張りたい。
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