一昨日のこと、事務所の玄関に通じる廊下を歩いていたとき、真っ赤な色が行く手の玄関をふさいでいるのに目を奪われた。普段見慣れない鮮明な赤色だったので、目がくらんだようになり、そこに何があるのかすぐには理解できなかった。近づいてみると、ボンネットが突き出したトラックの形をしたいかつい車が、真っ正面の道路にドーンと横付けになっていた。
外気の中にゆらゆら立ちこめる薄陽を受けて、暖かい赤光を放つその車は、何と消防車だった。それなら納得。これだけの赤に塗装する車はやっぱり消防車しかない、とほっとしてまじまじ見ると、その車は日頃からよく目にしている日本のメーカーの有名な車種。赤色はインパクトが強いので大きく見えるのだろうか。残念ながら、また写真を撮り損ねた。(2015.9.2)